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PLEASE PLEASE ME by 梓みちよ

PCトラブルのため、ご報告が遅れてしまいましたm(__)m
前の記事でとりあげたCD 「FROM LIVERPOOL TO TOKYO」のレポートです。b0036381_123529.jpg

60年代初頭から中盤にかけて活躍した、GSや女性歌手がビートルズをカヴァーした作品集。予想どおり、奇妙なアレンジや訳詞もあり笑えたが、「う~ん」とうなってしまうものもあった。
なかでも、特記すべきは「梓みちよ」だ。


梓みちよといえば、なんといっても「こんにちは赤ちゃん」でしょう。
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というか、それしか知らない。と思って調べたら、「二人でお酒を」の人でもあった。
ああ、あれか。80年代初めだったかな?途中で座り込みながら歌うやつね、うん、カラオケで歌ってる人が結構いたなあ。でももっと年代が上の人だったわ・・・と懐かしく思い出した。
とにかく、梓みちよと言えば私にはそのくらいの知識しかなかった。
その彼女が若かりし頃 「Please Please Me」のカヴァーをしていたのだ。いや、「させられていた」のでしょう、きっと。

この人、1943年生まれだからリアルビートルズ世代。レコードデビューは1963年1月で、「こんにちは赤ちゃん」リリースが10月というから、「Please Please Me」を歌ったときはまだ20歳そこそこの清純派歌手だったに違いない。
そんな人がなぜ?よりによって「Please Please Me」?

ビートルズってのが流行ってるから、これでも歌ってみなさい、と言われたのかもしれないけど、この歌詞の内容・・・ちょっと恥ずかしいでしょ・・・いまどきの女の子ならまだしも、当時の若い娘が「俺がやるみたいに、お前もやってよ」とHを連想させる歌を歌うんですよ。
その歌唱がまた、なんとも優等生的なんです。まず英語の発音がとても上手。アメリカ英語ではなく、Queen’s English的なキレイな英語。そして声は高く、澄んでいる。(「二人でお酒を」の頃は、低い大人の女性の声だったのにね)
その、いかにも清純派的な声で、きちんと譜面に書き起こしたかのような「PleasePlease Me」を、一音一拍間違えることなく歌い上げる「お歌のお稽古」みたいな教科書的歌唱なのだ。ロックとはかけはなれている。Hどころではない。

調べてみると無理もない。梓みちよは、宝塚音楽学校で声楽やバレエをきちんと学んだ人だったのだ。b0036381_1332598.jpg在籍時はトップの成績で、渡辺プロが引き抜き、鳴り物入りでデビューさせたという。「こんにちは赤ちゃん」はリリースして3ヵ月後、その年の暮れにレコード大賞を受賞したそうだ。当時のレコ大の権威ときたら、今の比ではなかったでしょう。この曲がいかに爆発的に売れたか、そして彼女がいかに国民的歌手だったかを物語っているのではないか。
そんな位置にいた梓みちよが、「PleasePlease Me」である。
これもまた、「東京ビートルズ」同様、日本のロック黎明期における珍事といえるのではないだろうか。

このアルバムでは、「ザ・キューピッツ」という女声デュオもちょい笑えた。名前からして「ザ・ピーナッツ」のパクリであるが、やはり双子姉妹らしい。「涙の乗車券」の迷訳を律儀に歌っていた。 尾藤イサオ+内田裕也with寺内タケシとブルー・ジーンズの「アイム・ダウン」はカッコ良かった。(もち、英語)。
中でも出色の出来は、柳ジョージ率いるパワーハウスの「Back In The U.S.S.R」だ。
原曲の形は歌詞以外全く崩れ去り、渋いブルースになっている。全編にフィーチャーされているカッコいいピアノがミッキー吉野と知り、2度びっくり。(だってゴダイゴのおデブってイメージしかなくって・笑)

まあ、なんだかんだ言って日本のロックの歴史をたどる、マニア垂涎の1枚なのかもしれない、と思いました。
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by gbsatomi | 2007-04-12 01:35 | MUSIC


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