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90年代空白地帯(邦楽編) ああT-BOLAN

(しばらくおさぼりをしていました。毎日クリックしてくださった方、すみませんm(__)m)

今日は、自分語りをしてみたいと思います。よろしくおつきあいのほどを。

さて、タイトルの「空白」であるが、何が空白かというと私の人生で、「音楽的に空白だった」ということなのです。(なんか大げさな言い方だけど)
12歳でビートルズに目覚めてからというものの、ひたすら洋楽を聴き続けてきたが、それは1990年でピタっ!と止まってしまった。
1980年、ジョン死去の年から10年間は、私の人生も学生→社会人→主婦→母へ、とめまぐるしく変遷を遂げた時期だった。
80年ごろからからMTVなるものが台頭し、いわゆる洋楽全盛時代というか、後年「産業ロック」という言葉で括られるような音楽も出始め、「音と映像」が当たり前のように結びつく時代となっていった。私も以前ほど特定のアーティストに肩入れすることなく、時代の流れにのった「ヒットチャートもの」を聴くようになっていった。好き嫌いはあったが、まあ、自分の音楽鑑賞史のなかでは最もポリシーのなかった時代と言えるでしょう。

そんななかでただ1つだけあったポリシー。
それは「邦楽を聴かない」ということだった。
80年代に青春を過ごし音楽好きだった人なら、誰でも持ってたと言ってもおかしくないサザンとユーミン。私は借りたことすらなかった。今でこそ「J-POP」という言葉で語られる邦楽ロック&ポップスは、その頃は「ニューミュージック」だった。やはり、なんというかセンスが洋楽に比べて劣っている、と当時は思い込んでいた。この頃例外的に聴いたのが佐野元春と安全地帯くらいかな。久保田利伸が出てきたときは「日本人でこんな歌い方をする人がいるなんて」と驚いたものだったが。まあつまりは洋楽かぶれ、だったんですね。

ところが1990年、そんな生活は一変した。
2月には「ストーンズが来るんだって、最初で最後かも!」と東京ドームに行き、中年のおじ様たちに混じってスタンディングでこぶしを突き上げていたというのに、どうもその頃お腹に赤ちゃんが宿っていたらしく、11月には母となって育児に追われる生活となったのだ。

これはもう、音楽どころの生活ではなかった。
生後2ヶ月くらいは自分の時間など皆無だったが、夜中の授乳がなくなり生活に一定のパターンができると、夜に新聞を読むくらいの余裕はできた。やがて春になり、ベビーカーに子どもを乗せて「公園デビュー」をした。そこで知り合った人たちがやたらとドラマの話をしていた。
ちょうど「101回目のプロポーズ」を放映していた時期で、主題歌の「SAY YES」(チャゲ&飛鳥)がバカ売れしていた。邦楽史上ではこの頃はエポックメーキングな時期だったのではないだろうか。ドラマとの「タイアップ曲」が売れに売れた時代なのだ。

「SAY YES」は、音楽から遠ざかっていた私にたまにはCDでも聴いてみるか、という気になるきっかけを与えてくれた。日本語の音楽というものは育児に疲れている体には、抵抗なくすーっと入ってきたのだ。そしてドラマとのタイアップは次々とメガヒットを生んでいった。見てなくても、つけっぱなしだったテレビで偶然流れてたとか、CMでも流していたりで、それらの曲は自然と耳に入ってきた。

そんな中で唯一琴線を直撃し、「CD聴いてみたい!」と思ったのが
T-BOLANの「離したくはない」(「ホテルウーマン」主題歌)だった。
b0036381_14364150.jpgT-BOLAN?なんだそれ。どう考えてもT-REXとマーク・ボランが浮かぶでしょう。
じゃあグラムロックの系譜を受け継ぐバンドなのかな、と思いきや、彼らはメディア露出が大変少なかった。CDにもはっきりと顔がわかる写真が少なく、同時期に売れ出したB’zと似たようなサウンドでありながら、なんか突っ張った恐い感じのバンドだった。

ボーカルでフロントマンが森友嵐士という、とても本名には思えない名前の人だった。その声はちょっとねちっこくて特に好きではなかったが、彼らの曲はなぜか私のハートに直球ストライクを投げてきた。早速CDを借りて(買ったのではない^^;)いろいろ聴いてみた。
歌詞が好きだの愛してるだの、そんなのばかりでちょっと凡庸だったが、メロディー、サウンドはブルース色の強いロックで、見事にはまってしまった。B’zが売れ線狙いに走った感があるのに比べ、あくまでもマイナーなイメージがこれまた気に入った。
「離したくはない」とか「マリア」「By for now」なんかが有名かも知れないが、私の一番のお気に入りは「Lovin’ you」というバラードだった。

そして私はといえば1993年に次男を出産し、これまた忙しい日々だったが、長男が幼稚園に入った94年くらいからは車でFMを聴くということが多くなった。当時出てきた「シャ乱Q」や「GLAY」なんかはいいねえ、と思ってまたCDを借りて聴いていた。(そういえば王様が「深紫伝説」を出したのもこの頃【95年】でした)
ふと気づいたら車の中が邦楽のカセットだらけだった。
あら、あの「洋楽かぶれ」の私が・・・と自分でも不思議だった。

そういうわけで、人生で稀な「邦楽鑑賞時代」に、一番心に焼きついたT-BOLAN。
しかし、彼らはいつのまにかフェイドアウトしていた。同時に邦楽シーンも「小室時代」になっていった。とりあえずgloveを聴いてみたがイマイチ、というよりイマ2or3という感じだったし、安室奈美恵の1st.の最初の曲の冒頭「Go,Go!」という掛け声を聞いた瞬間、はっきりわかった。「これはお子ちゃまの音楽だ…」私には先天的にNGだった。

それからまた10年がたち、J-POPも爛熟期に入ったというのか、より洗練されてきたように思う。今では高校生と中学生になった息子たちの影響で私は「中年にしてはJ-POPを知ってるおばさん」なのかも知れない。しかしやはりあのT-BOLANほどインパクトの強いバンドには出会えていない。彼らの演奏している姿を見たことがないが、一度見てみたかった。テレビに出ていたのか、それすらも知らない。CDだけで「ちょい惚れ」した、ちょっとミステリアスなバンド。
b0036381_14411784.jpg
それにしても彼らはいったいどこへ行ってしまったのでしょう?最後のほうに出したシングル「愛のために 愛の中で」は、曲名こそアレだが歌詞はちょっと新境地を開いていたし、サウンドもソウルフルでとてもよかったのに。
で、調べてみたら・・・

1995年、ライブツアー『LIVE HEAVEN '94~'95』中に森友が喉を痛め、最終公演(3月26日・大阪厚生年金会館大ホール)はドクターストップがかかるも強行ライブを敢行。そのためもあってか、シングル「Be Myself/Heart of Gold 1996」を境に新曲を発表することなく活動休止状態となる。1999年12月に解散。

となっていた。そうかぁ、ノド痛めそうな声質だったなぁ・・・
それにしても残念である。今では語られることもないバンドだと思うけど、どなたか好きだった方はいらっしゃるでしょうか?
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by gbsatomi | 2006-04-25 14:54 | MUSIC


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