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My First BEATLES

これが、私が生まれて初めて買ったLP、ビートルズの「OLDIES」。b0036381_2351544.jpg
小学校6年のとき、ビートルズに出会って、
お年玉握りしめて初めて買ったときのあの嬉しさは忘れられません。

兄のおさがりのカセットで聞いた赤盤・青盤が、私のビートルズ初体験。
英語もわからない小6の少女がそのすべてにKOされた。
繰り返し聞くうちに「レコードがほしい」と思った。
ビートルズについてほとんど知識がないまま、ある日突然、意を決して買いに行った。場所は当時住んでいた名古屋の、家の最寄駅にあったスーパーのレコード売り場。「ビートルズ」のレコードはいっぱいあった。知らない曲ばかりのレコードも多かった。その中で手にとったのがこの「OLDIES」。だって収録曲見てください。
SideA
She Loves You           
From Me To You
We Can Work It Out       
Help            
Michelle           
Yesterday           
I Feel Fine            
Yellow Submarine

SideB
Can’t Buy Me Love
Bad Boy
Day Tripper
A Hard Day’s Night
Ticket To Ride
Paperback Writer
Eleanor Rigby        
I Want To Hold Your Hand

知ってる曲がほとんどで、子どもの初心者には大喜びだったのだ。

喜びいさんで帰り、ちゃちなレコードプレーヤーに乗せて針を落とす。
当時我が家にはステレオ・・・オーディオセットはなかった。でもその赤いプレーヤーから出た本物のレコードの音は、それまで使ってた旺文社LL用のカセットデッキの数十倍もいい音に聞こえた。それだけで大感激。
イントロともいえないドラムから始まる「She Loves You」ですでにノックアウト。
これでもか、これでもかと怒涛のごとく、ヒットチューンが私を襲う。
英語なんて全く気にならない。サウンドとフィーリングにしてやられた、12才の秋。

ご満悦にすごしていたら、高1の兄が帰宅した。
「こんなの買ったんだよ~」得意満面に見せる私に、
「なんだよー、こんなつまんないの買って」と辛らつな言葉。
「えーっ・・・?」たじろぐ私。
「せっかく買うならもっといいやつ買えばよかったのに」
「飽きるんだよ、こういうやつは」
「お金がもったいないよ」たたみかけるように言われ、半べそ状態。
そこへ母が助け舟を出した。「いいじゃないの、さっちゃんの好きなものを買ったんだから」

後で知ったことだが、兄はこのとき密かに「ABBEY ROAD」「Sgt.Pepper’s Lonely Hearts club Band」「Hey Jude」「2nd Album」を入手していた。ある日、禁断の兄の部屋に入り、棚の上のほうに大事にしまってあったこれらのレコードを発見した。こうして私は「ABBEY ROAD」と遭遇した。早速赤いプレーヤーを持っていき、どきどきしながらかけてみた。それは、「OLDIES」で初期・中期をちょっとかじった者にとって、別世界の次元の音楽だった。このLPの帯の文句は今でも覚えている。「A面の野性味、B面の叙情性。何人も否定し得ぬビートルズの錬金術」(ちょっと違うかな?) なんせすぐに「錬金術」という言葉を辞書で調べたことを覚えているから。

話を戻すと、兄は名盤といわれるものを集めたかったのに、不意打ちで私に「つまらないLP」を買われてしまった。妹もビートルズに興味を持ったのなら、そのお小遣いも使ってコレクションできるではないか、と思ったのだろう。それだけに妹がそのLPに散財したことが許せず、辛らつな言葉を浴びせたに違いない。お金もない、オーディオもない兄妹が、なんとかして集めたかったビートルズのLP。ひとたび話が合うと、結束は固かった。その日から私たちの「ステレオ買って」コールが始まった。

母を説得し、母が父に頼み、いよいよステレオが我が家にやってきたときの感激も忘れられない。今ではありえない、家具調の大きいオーディオ。でもたいていの家は茶褐色に黒いスピーカーだったのに、我が家のはナチュラルな白木にグレーのスピーカーというのが斬新な気がした。パイオニアだったけど型番などは覚えていない。ただただ、その「いい音」に酔いしれた。(今聞けばどんな音なのだろう)
そして兄は「次買うならホワイトアルバムがいいよ」と私に言った。
当時、2枚組で4400円。私はまたまたお小遣いをひねり出して、それを買った。その後は、私のほうが完全にビートルズに染まっていたので、兄に言われなくても、雑誌などで次々調べて、ビートルズコレクションを増やしていった。
そうしていくうち、「OLDIES」がつまらない、と兄が言ったわけもわかってきた。

それからおよそ30年。あるビートルズコピーバンドとの出会いをきっかけに再燃したビートルズ熱。そのコピーバンドが作っていたHPのビートルズ日記(年表)に『1966「OLDIES」リリース。ぼく的にはあまり思い入れのない(この表現だったかどうかわからないけど否定的なもの)アルバム』とあり、またもや私は「やっぱ、あれって『つまらない』アルバムだったんだ・・・」と思ったのです。何か、自分が初めて買ったものは失敗だったような、そんな気が。。。

ただね、一つだけ「あれ買って良かった!」と思ったことがあって。
それはジョンが歌う「Bad Boy」が入ってたこと。
だって1988年に「Past Masters」が発売されるまで、「OLDIES」にしか入ってなかったんだもん。そのボーカルのまたカッコいいこと!初めて聞いたとき、カヴァーだとかそんなことはわからず、でも他の曲と雰囲気が違うということを感じたものだ。
で、子供心にも「Bad Boy」=悪い男の子・・・不良・・・そう、いかにも不良じみたジョンの歌い方が、なんだかまぶしかったことを覚えている。
「Now , Junior , Behave Yourself ! Whoo!」 カッコいい・・・・・
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皆さんのFirst BEATLES、またはビートルズに限らずFirst Albumも教えてくださ~い!
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by gbsatomi | 2005-10-31 23:58 | LOVING JOHN & FAB4

ジョンのお誕生日、そして・・・

日付は変わっちゃったけど、10月9日はジョン・レノンが生きていたら65歳の誕生日だった。b0036381_223876.jpg
私がよく見る複数のブログでこの話題が取り上げられている。そこへ寄せられたコメントなどからまた新しいブログを発見したり、なかには思わず「おっ!ご同輩!」とか「そうそう、そうよね~!」と握手したくなるような書き込みを見つけたりで、ちょっとばかし興奮しております。
で、それらのブログにコメントしようとして、ハッと気づきました。
「人様のところに書くのなら、自分のブログに書いちゃえばいいじゃない」と。

以下、暴論と言われるのを覚悟で。
(だから人様のところに書き込みするのを遠慮したのかも)
ジョンは聖人なの?    違う。
ジョンは愛と平和の人? 違う。
平和運動家?        違う。
「イマジン」は反戦歌?  違う。
ジョンは自分のつくる歌で、世界が平和になるように願ったの?――いや、そんなつもりはなかったでしょう。そのとき瞬間的に、そう思うことはあったかもしれないけど。
でも、ジョンってそんな崇高な理想を高く掲げた人には思えないんだ。

じゃあジョンはどんな人なの?と問われると、私はこう答える。
不良。ロックンローラー。マザコン。その歌声で世界中を魅了した人。ロックンロール歌うとこの上なくカッコいい人。甘えん坊。淋しがり屋。超有名人のわりに無垢。ときに子どもみたいな素直さを持つ。人が傷つくことも平気で言う。無垢さゆえ、作る歌詞は人の心を打つ。言葉はストレートが基本(シニカルな歌詞はヨーコの影響)。そのボーカルはズドーンと、人の脳天を直撃する。生き様そのものがロックンロール。それからそれから……
もう話し出したらキリがないのでやめましょう(笑)b0036381_226557.jpg

以前JLMに行ったとき、中学・高校の教科書でジョンのことが載っているものすべてが展示されていて、その多さに驚いた。たいていは英語の教科書、そして音楽であったが、高校教科書には歴史の分野で載っていたのが複数あって驚いた。なんと「平和運動家」のミュージシャンとして紹介されていたから。
う~ん。それは違うと思うんだけどなぁ・・・・・

「イマジン」もあたかも反戦歌であるとか、そこまでいかなくても理想的な平和の概念を追求した歌であるとか、何かやたらと意味付けして解釈されている向きがある。
でも、私はそうは思えない。だからそういう人たちの議論に入っていけないの。(私ってよほど偏屈なのかしら・・・・・)
ジョンは、基本的に自分のそのときの気持ちを曲にする人だと思うのです。眠いとき、疲れてるとき、落ち込んでるとき、そのものの感情を曲にする。そう、よく言われる「私小説」ふうの曲。だからそれらは、自分のそばにいる身近な人に呼びかけているんじゃないかな。世界中に何かメッセージを発信したいとか、そんな大上段にかまえて曲作る人じゃないって気がするんだなぁ。

例えば「イマジン」はヨーコと語り合ってて、うんそうだね、そうだね、って感じでスラスラっと書いた曲なのでは。まさか後年これが平和運動のシンボルや反戦歌としての取り扱いを受けるとは思ってもみなかったのでは。と、私は思うのです。
だいたい、「想像してごらん」という呼びかけは、ヨーコの著書「グレープフルーツ」に著しく現れている「インストラクションアート」に通じるものがある。一説には、イマジンの歌詞はヨーコ作だともいわれているし・・・
ヨーコは、私に言わせると「自己顕示欲のかたまり」のような人。
アーティストだからね、それで当たり前なんでしょうけど。
今、ヨーコのしていることは、例えば先日の「ジョン・レノンスーパーライブ」。収益を恵まれない国の小学校建設にあてる、ということでそれ自体は慈善事業でいいことだと思う。
でもいかんせん、ジョンの虚像をつくりあげてしまってるのでは?という気がしてならない。過去のスーパーライブを見ていても、ジョンやビートルズのことをまったく知らない若い人には、ジョンがいかに愛と平和を説いた人であったか、そういうことに専心した人であったかという印象を与えてしまうと思う。それはジョンのほんの一部であるのに。

ジョンは可塑性の人だと思う。
それは、容姿の変貌にも著しい。初期の頃(ワルがビートルスーツ着せられて、マッシュルームカットにしたら意外にも上品な顔立ちであった)、サイケ時代、その後ヨーコと一緒になってヒゲもじゃのうっとうしい時代、イマジンのやや短髪ボサボサ時代、「失われた週末」のロン毛パーマ時代、晩年の痩せてすっきりした時代・・・髪型だけでなく、体型・顔つきなど、短い一生の中にこれだけの変貌を遂げた人も珍しいのでは。ポールがいつ、どんなときにもほとんど変わらないことを考えると、それは二人の生き方の違いのようにも思える。まわりの人に影響され、どんどん変わっていくジョンと、自分の信念をしっかり持ち、常にマイペースのポール。
(あ、そうだポールも「Let it be」のころ、ヒゲもじゃだったね。でもあのベビーフェイスに似合わないと気づいたのか、すぐやめたよね)

話を戻すと、つまりジョンは可塑性の人だから、ヤノフ博士のプライマル・スクリーミング療法を受けたときはすべてをさらけ出して「ジョンの魂」を創るし、前衛芸術家ヨーコに影響されると「イマジン」の世界に行っちゃう。(アルバム「イマジン」は名作、といわれているけど、たしかに名曲もあるけど、私は世間で言われているほどあのアルバムを評価していない。だいいち、ジョンの声がひどすぎる。前作に「砂糖をかけた」と言ってるがボーカルは本当に力がない。きっとコカインヘロインのやりすぎをしっかりケアしなかったからでしょう)

そして、私が一番主張したいのは、「失われた週末」時代に作られたアルバム「心の壁 愛の橋(Walls and Bridges)。
b0036381_2281816.gifこのアルバムを好きか嫌いかで、私はジョンファンの性質を分けています。
私は、これ大好き。
ヨーコといる時代には絶対創らないような曲があふれてる。
たしか渋谷陽一さんだったと思うけど「『ジョンの魂』を好きな人は『心の壁 愛の橋』が好きで、『イマジン』を好きな人とは一線を画する」みたいなこと言ってて、我が意を得たり、と思ったものです。
え~っと、このアルバムについてはまたの機会に触れましょう。

なんか、とりとめのない話になってしまいました。
ジョンについての研究は世界中で相当数のものがいろんな形で世に出ているし、この狭い日本の、偶然見聞きしたブログの中でもいろいろ語られている。たいていは高尚な次元で議論している方々で、私のように偏屈な考えは少数派のような気がする。でも、そうやってあーでもない、こーでもない、と語り継がれていくこと自体がスーパースターたる所以なのだ。ジョンのファンである人々が、いろんな説や考えを持っているって楽しいじゃないですか。没後25年たっても決して忘れられない、ジョン・レノン。ありがとう。b0036381_2301717.jpg

そして、私にとって10月9日というのは、敬愛するジョンの誕生日であると同時に、決して忘れられない、悲しい日になってしまった。
2年前の10月9日、母は逝った。
「ママがこの日に逝っちゃったのは、私の人生をジョン・レノンと関連づけるファクターを作ってくれるためなの?」と正直思ってます。
そう、私の人生で再びビートルズに目覚めたのが12月8日、ジョンの命日。
(この日にあるビートルズコピーバンドを取材し、ビートルズ熱が再燃した)
そしてジョンの誕生日は母の命日。
なんかできすぎた話じゃない?とひとりよがりな解釈をしている。

だから、「HAPPY BIRTHDAY」て言えなかったの、ごめんね、ジョン。
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by gbsatomi | 2005-10-10 02:31 | LOVING JOHN & FAB4


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