カテゴリ:MUSIC( 19 )

愛はかげろうのように

「I’ve never been to me」by Charlene (愛はかげろうのように : シャーリーン)
私のカラオケフェイバリットソングです。まずは聞いて↓ください。 
 http://www.youtube.com/watch?v=I7NFKwPWIJc&feature=related                
Hey lady, you lady             ねえ、貴女、
Cursin' at your life             人生に不満があるんじゃない?
You're a discontented mother    自分は不機嫌な母親であり、
And a regimented wife          がんじがらめにされてる妻だと思ってるでしょ。
I've no doubt you dream about   とても実現できないようなことを
The things you'll never do       夢見ているんでしょ。
But                        でもね
I wish someone had talked to me  私、貴女に話したいことがあるの。
Like I wanna talk to you...       誰かが私にもしてくれたらよかったのに、
                          と思う話をね。

Ooh I've been to Georgia        私、ジョージアやカリフォルニアにも行ったのよ。
and California
And anywhere I could run       行けるところはどこでもね。
Took the hand of a preacher man  牧師の手をとって、
And we made love in the sun      太陽の下で禁断の愛を交わしたりもした。
But I ran out of places          でも、自由になりたかったから、
And friendly faces              いろんな場所や、親しい人たちからも
Because I had to be free         逃げ出したの。
I've been to paradise            私、パラダイスに行ったのよ。
But I've never been to me       でも、自分の居場所を探せなかった。

Please lady, please lady          ねえ、貴女お願い、
Don't just walk away            立ち去らないで。
'Cause I have this need to tell you  だって、あなたに言わなきゃいけないから。
Why I'm all alone today          なぜ私が今、ひとりぼっちかってことをね。
I can see so much of me         あなたの瞳の中に、まだ生きてる私が
Still living in your eyes           とてもよく見えるの。
Won't you share a part          たくさんウソをついてきて
Of a weary heart               疲れきった心を
That has lived million lies        少し分かち合ってくれない?

Oh I've been to Nice               
and the Isle of Greece               ニースやギリシャの島にも行ったわ。
While I sipped champagne on a yacht    ヨットに乗ってシャンペンを飲みながら。
I've moved like Harlow in Monte Carlo    モンテカルロのHarlowみたいに振舞い、
And showed 'em what I've got    手に入れたものを、みんなに見せびらかしたの。
I've been undressed by kings          王様たちに裸にされて
And I've seen some things            女が見なくていいようなものも見てきた。
That a woman ain't supposed to see
I've been to paradise                私、パラダイスに行ったのよ。
But I've never been to me           でも自分の居場所を探せなかった。

(spoken)
Hey, you know what paradise is        ねえ、パラダイスって何だか知ってる?
It's a lie                          そんなの虚構よ。
A fantasy we create about people      それは創られた幻想。
And places as we'd like them to be     こんな人になりたいと思ったり、
                               こんなところに行きたいと思うことなの。
But you know what truth is           本当のパラダイスってね、
It's that little baby you're holding       あなたの可愛い赤ちゃん、
And it's that man                   そして今朝、
                             あなたが喧嘩した彼との暮らしにあるのよ。
you fought with this morning       
The same one you 're going to make love   その彼と今夜また、愛し合うでしょ?
with tonight
That's truth, that's love            それが現実、それが愛というものなの。

Sometimes I've been to cryin'      生んであげられなかった子どもたちを想い
For unborn children              ときに涙することもあるわ。
That might have made me complete  子どもがいたら満たされたのかもしれない。
But I , I took the sweet life         でも、私は優雅な生き方をとったの。
And never knew                  その優雅さが苦痛になるなんて
I'd be bitter from the sweet         思ってもみなかった。
I spent my life exploring            厄介でみだらなことに人生を費やし
the subtle whoring               切り開いてきたの。              
That cost too much to be free      自由になるために大きな犠牲を払って。
Hey lady, I've been to paradise      ねえ聞いて。私、パラダイスに行ったのに
But I've never been to me        本当の自分を見つけられなかったの。


1982年のヒット曲です。何年か前にドラマの主題歌になってたから、ご存知の方も多いはず。
これは邦題のつけ方が抜群に上手いと思います。
楽曲のイメージ、そしてシャーリーンの、まさにかげろうのようにはかなく切ない声にぴったり。
そして、これを歌ってていつも思うこと・・・この歌詞ってなんか、心に触れるものがあるのです、漠然としかつかめないけど。。。と思い、調べてみました。

つまりこれは、K姉妹みたいなゴージャスな生活をしているけど、心満たされないセレブ(K姉妹が真のセレブかは眉唾ものだが)の女性が、ありふれた普通の主婦に「平凡であることが一番幸せなのよ」と言ってるメッセージソング。なのかな。
ちょっと踏み込んで「日常の生活を不平不満だらけで過ごさず、自分の居場所があるということに感謝して生きてね」ともとれるでしょう。

一度しかない人生。「究極の選択」でどっちをとる?って言われたら・・・・・
う~ん。やはり普通の人が経験できないような、ゴージャスセレブライフをとるかな。
でも、若くて美しい時期はちやほやされても、「花の命は短くて」だしね。
平凡で美しくもなく、裕福じゃなくても、愛する家族がいて、穏やかにトシをとっていくのがやはり幸せなのかなあ。
「隣の芝生は青く見える」とはよく言ったものですね。

そうだ!中間をとって「ちょっとゴージャスでほぼ平凡」な人生がいいな!
まあ、なんて欲張りというか、どっちつかずなんでしょう。
こういう人間は幸せになれませんね、努力もしないでね。。。(反省

シャーリーンって一発屋と見なされてるみたいだけど、スティーヴィー・ワンダーとデュエットしたり、今でも公式HPがあったり、地道に活動しているようです。
b0036381_16573076.jpgただ日本では、カラオケによってはこの名曲がないこともあるんです。
いい曲ですよね?すべてのカラオケメーカーがこの曲入れてくれたらいいのにな。
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by gbsatomi | 2005-11-11 17:07 | MUSIC

はちゃめちゃ反省会

先日の初ライブのビデオ鑑賞会&反省会ミーティングをバンマス宅で行った。
机の上には大量のお寿司。しかし味わう余裕はない。だってビデオを見るのは大変勇気を要するものだったから。事前に仲間のカメラマンKe氏が撮ってくれた写真を見て、ビジュアル的にそれ相当の覚悟はできていたが。
それでもせっかくのお寿司を食べながらのひとときに自分のボーカル曲が流れたときは――「わ~やめてぇ!」
「どうしてだい?これを既にもうみんなに聞かせちゃったんだよ。みんなこれを聞いてたんだよ。こういうのを自分で見なくちゃ進歩はない」
「お願い、食べるときだけは別なのにして」

以下、発言者の名前は伏せます。また、発言は順不同です。

①「まず、フェイスライン(注:決して二○ア○とは書きません)を何とかしなくちゃ」
「キャー、下向くな~(フェイスラインが…)」
「こうよ、リンパの流れに沿ってマッサージするのよ、こうやってこうやって(顔で実演)
最後は上から下に、こう!」
「えっ?上から下?それじゃ顔の肉、よけい落ちない?」
「リンパに沿ってだからこれでいいの」
「要するに下向いて弾いたらダメなんだ」
「だったらキーボードいっそのこと、上にあげて弾いたら。それも客席に背を向けて」
「俺はヒゲでメリハリをつけてる」
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「あ、ヒゲ、いいねえ」
「ヒゲつけるのかよ~、ヒゲはやめろよ」
「俺もやばいなあ」
「俺は耳の後ろは大丈夫だぜ」
「じゃあさ、観光地にあるような顔だけ繰りぬいた看板しょってやればいいんだ」
「それいいね、アゴを隠すやつね」

②「○ちゃんの洋服、ラメが光っていいね」
「ほんとだ、照明当たってたしね。○ちゃんのイヤリングもね」
「じゃあ、メイクもラメ入りにすればいいんだ」
「そうだそうだ、光の効果でシワをカバー!」
「わたしたちさ、ビートルズのコピバンやってる女性で今まで見た中で最高齢かもしれないでしょ」  「最高齢!」
「だからさ、ライブハウスに出るのにおばさんくさくなれないよね」「そうそう」
「つまり、光り物を身にまとえばいいわけね。顔もね」
「光り物・・・魚・・・マグロの水揚げか!?」b0036381_019826.jpg

③「ここ、回数間違えたよね」
「そうだよ!○○が間違えたんだよ、1回早かったよ」
「おっ!言ってるよ言ってるよ。(ビデオを見る)指差して『間違えたじゃない』だってさ!」
「黙っといてくれたらわかんなかったのによ~」
「ハハハ!他人に厳しく自分には甘いんだ」

④「いかなる場合も言い訳はしてはいけない」b0036381_0194643.jpg
「そうそう、その時点で出したそれが自分のベストなんだから。そう思えばいい」
「え~っ!わたし、言い訳するする、おおいにするタイプ」
「だからさ、『○○のせいで』とかいって、何かのせいにするのは良くないんだよ」
「でもさぁ、言い訳って普通、何かのせいにすることじゃない?」
「カッカッカ!」(←ご老公笑い)

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どこが反省会なんでしょねえ・・・

⑤「ねえねえ、次、この曲やろうよ~、鳥肌ものだよ」
「歌うことを考えろよ」
「・・・・・・・・」
「わたし、もう歌いたくない」
「なんで?」
「ビートルズを女が歌うのはおかしい」
「俺らはさぁ、天才じゃないんだぜ。1回やっただけで、完璧にできるわけないじゃん」
「そうだよ、まだ1回目だよ」
「・・・・・・・・」

で、なんとなく今までの8曲に新曲候補1曲が決まってお開きに。
結局このメンバーだといつもお笑い騒ぎになっちゃうのよね。。。それでバンド命名ミーティングのときは5時間もかかったのでした。

結論:バンドに女性が2人いると姦しくなります。特にわがバンドは1人でも姦しいので、2人揃うと鬼に金棒。おおらかなO型男性陣に感謝!
(Photo by Mr.Keizo)
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by gbsatomi | 2005-09-02 00:46 | MUSIC

ミュージカル WE WILL ROCK YOU を見る

友達が間違って買った「夜の部」のチケットを買い取り、息子2人を連れて見に行くことになった。
熱烈なクイーンファンというわけじゃないが、1979年の武道館公演は見に行ったし、アルバムも持っている。一世を風靡したバンドでありながら、フレディをネタにさんざん笑わせてもらった、私にとって特別な思いのあるバンド。その名曲の数々をモチーフにしたミュージカル。まあ、たまにはいいでしょうこんなのも。夏休みだしね。
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というわけで、ママと呼ばなくなった息子たちを連れていざ新宿・コマ劇場へ。
「いい?新宿は渋谷とは桁ちがいなのよ。離れて歩いちゃだめよ。それにこの歌舞伎町ってところは日本一の歓楽街(というかアレなんですよね)。あなたたちみたいな子どもがぼーっと歩いてると、何されるかわからないわよ。オカマバーにスカウトされたり・・・」と脅しをかけておいたせいで、彼らはあまり距離をあけないで私についてきた。「いつもより早足だね」と長男が言う。そう、何を隠そう母の私がちょっとびびっているのです。何をしているのかわからない怪しいお兄さんたちと、おどろおどろしい文字と色の看板、ネオン。郊外に住む主婦を十数年やっていると、こういうものにどんどん免疫がなくなり恐さが増していく。まあ、お兄さんたち(オネエさん?)から見ると「おばさん、あなたのほうがずっとコワイわよ」と言われちゃうかもしれないけど。

そうしてたどりついたコマ劇場。おお、これがテレビで見たフレディ像だ!思ったほど大きくない。そしてそのあたりにたむろっている人々は、予想通り中年女性が多かった。
というか、正確には中高年―50代、あるいはそれ以上のように見える人が多かったのは予想外だった。私なんて若い部類のおばさんだ。リアル・クイーンファンの最年少世代が私より少し下なので、なんでこんなにトシとった人が多いのかな?と思った。が、正面玄関に堂々と「○○社関係者様受付」などと数社の名前が書いてあるのを見て合点がいった。招待客が多いのだ。私なんか大枚はたいて買ったのに・・・な~んて野暮なことは考えない。さあ、早く入場してこの雰囲気を楽しまなくちゃ。

コマ劇場は客席数2092、後ろの方だった私の席でも舞台がよく見える。
息子たちは少し離れた席なので私は1人で座った。左隣は会社帰りのおちついた中年カップル、右どなりは20代とおぼしき女性4人組だった。ここまではよかった。しかし後方に何か強力な殺気というか磁力を感じた。
振り向くと、後ろにずらーっと1列12人、全員60代と思えるような恐怖のおばさん軍団が!その雰囲気やいでたち、どうも見てもクイーンを知ってるようには思えない。
ちょっと、いや~な予感がする。
でも、まあいいや、人を年齢や見かけで判断してはいけません。私だってそのうちトシをとるし、50、60になってもROCKが好きでいたいのに、年齢だけで若者たちに拒絶されたら悲しいから。と、おばさん達に変な先入観を持った自分を戒める。
そして、いよいよ開演!

このミュージカルは、ブライアン・メイとロジャー・テイラーが監修したといい、3年前、ロンドンで上演されたらしい。今回日本公演のキャストはなぜかすべてオーストラリア&ニュージーランド人。ミュージカルとしての踊りや構成の良し悪しはわからないが、歌唱力はどのキャストも素晴らしかった。本物のフレディは、ライブでは高音が出ないことが多く声量もなかったので、ボーカルに限っていえば物足りないこともあったが、(それを補ってあまりある存在感があったが)ミュージカル俳優たちは皆、完璧にCDどおりに歌いこなしている。男性も女性もオリジナルキーで歌っているのはさすがだった。
(ヒロイン・スカラムーシュ役のオーストラリア訛りはやめてほしかったなあ。BABYをバイビーと言うんだもん)

そして私の目を釘付けにしたのが、舞台の両脇にあるガラスばりのブースにいるバンドの生演奏。向かって左にギター2人とベース&ドラムス、右はキーボード3人&パーカッションという陣容。この演奏がものの見事に「完コピ」である。ギターはもちろん、ブライアンのレッド・スペシャル。本家のふくよかな音とはいくぶん違う気もしたが、フレーズはCD完璧コピーでこれは感涙ものであった。
コピーで感涙?と言ったら不思議かも知れないが、本物のクイーンが演奏しているわけないとわかっているのに、CDとほとんど変わらぬ音で生演奏そして完璧なボーカルが聞けるということに、とても興奮してしまった。
例えば、「ボヘミアン・ラプソディ」など、本家のライブでも中間部分(ガリレオ・ガリレオ…のあたり)はスライドを上映してテープを流していたが、演奏からコーラスからすべて生で完璧に再現するのだ。これは凄い!クイーンの楽曲を知り尽くしている人ほど、満足度が高かったのではないだろうか。そう思えるほどの高度なテクニックだった。

右のブースの、最前列にいるキーボーディストは自分が弾かないときは、指揮をするのが面白かった。バンドに指揮者がいるなんて。リズム隊が逆側ブースだからそれもありなのかな。とにかく舞台以外にも、そんなバンドの様子を見るのも興味深かった。

ところが、ある場面でセリフが続いたとき、さきほどの「いや~な予感」が当たった。後ろのおばさまたちがぺちゃくちゃ喋りだしたのだ。
「あのギター、いい男ねえ」「どれどれ?」「ほら、あの左から2番目、いい男!」「のど飴持ってるわよ」「食べる?」「あたしもちょうだい」・・・・・ガサゴソと袋を開ける音。
もう~っ!!せっかくお芝居として盛り上がっているのに~。後ろを振り向いてにらみつけましたよ、さすがに。そしたら静かになったけどね。

ストーリーは荒唐無稽というか、まあクイーンのヒット曲を演奏するために無理やりこじつけて作った話だから、なんとなくつじつまが合わないのは仕方ない。未来の話で、自由な音楽がなくなりすべてが画一化された中で、ガリレオという名のヒーローとスカラムーシュというヒロインが、かつて自由に楽器を使い自由な音楽を奏でていた頃を目指して、伝説のギターを探す旅に出る、といったものだ。その場面場面にクイーンのヒット曲を次々と散りばめている。
その中で、夭折した伝説のロックスターとして、ジミヘンやジャニス・ジョプリン、ジム・モリソン、マーク・ボランなどの名前が読みあげられ、顔がスクリーンに映る場面があった。一呼吸おいて「John Lennon」の声とともにジョンの顔がスクリーンに映ったとき、場内が一瞬息をのんだように感じたのは私だけかな?そして二呼吸おいて
「・・・・・Freddie」  ここは感動的だった。(この中に、日本向けなのかなぜか尾崎豊も入っていたのは違和感があったが)

最後の方はクイーンファンでなくても知っている名曲ラッシュ。
「We will rock you」が始まると場内総立ち、「ドンドンパン」のリズムに合わせて皆、両手を振り下ろしもうライブ状態である。みんなトシなんて忘れている。
ここから「伝説のチャンピオン」「ボヘミアン・ラプソディ」「ボーン・トゥ・ラブ・ユー」と怒涛のように続くクライマックス。歌・演奏ともに完璧。ビジュアルはミュージカルならではの華々しさ。最高でした!!

と言いたかったのだが、またあのおばさまたちにしてやられた・・・(泣)
「ボヘミアン・ラプソディ」のイントロがが絶妙のタイミングで奏でられ、主役ガリレオが「Mama~, just killed a man ~」と情感たっぷりに唄い始めたとき・・・・・

「じょうずねえ~(うっとり)」「いい声ねえ~(うっとり)」 また始まった!
お願い!お願いだからやめて~~(号泣)

人は見かけで判断せよ。悪い予感は当たる・・・のかも知れない、とつくづく思った、クイーン漬けの一夜でした。
(結論) クイーンの曲を好きな人なら見て損はありません!
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帰りの電車の中で、マチネーを見た友達が「良かったでしょ!ライブも行こうよ!」とメールしてきた。さいたまねぇ、どうしようかなあ、ポール・ロジャース・・・・・

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by gbsatomi | 2005-08-20 01:06 | MUSIC

手に汗握ってコケました―初ライブ!

ライブといっても、ライブハウスでやる本格的なものではない。
練習6回のわれわれひよっこバンドが、仲間内にその練習の成果を披露する、「内覧会」である。それをスタジオではなくて、ちょっとした会場を借りてやったのだ。
私にとっては、20年前、学園祭で1度だけバンドを組んで演奏した、そのとき以来の人前演奏。
相棒K嬢は、やはり20年前にI氏とやっていたバンドのライブ以来のものである。
見に来てくれる方々にはあらかじめ、さんざん断っておいた。
「とにかく、まだライブができるレベルではない。どんなことをやってるのか、お披露目ということで」
そして、まさにそのとおり・・・お披露目、まあ正確に言えば「さらけだして」しまったということであります。

会場までの車の中で、ベテランドラマーI氏は「一度、人前で緊張して演奏してみるのもいい経験になるよ」とおっしゃった。「でも、私緊張なんかしないわ。だって、みんな知ってる人だもん!」
観客は、私がお呼びした「本当のお客様」も若干いらしたが、ほとんどがよく知る仲間と、メンバーの家族たち。アットホームな音楽会だ。そしてわがバンマスが参加している、もう一方の兄弟バンド(こちらは本格派Charのトリビュート)との共催ということで、実にカジュアルな雰囲気あふれるライブだったから。MCとかもまるで練ってない。あくまでも自然体で構えていた。
だから、急遽「始まりを告げる司会進行役」を任命されたときもま~ったく平気。
だって、全員知ってる人なんだもん。アガりようにない、って。

そしていよいよわれわれの出番が来た。
1曲目はポールの「HEATHER」。最新アルバム、Driving Rainからのもの。
これはほとんどインスト曲といっていいもので、我々が初回練習時から取り組んでいる、いわば、バンドのテーマ曲みたいなもの。相棒K嬢のピアノに乗って、私はバッキングのギターパートをシンセで弾く。うん、いい感じ。メンバーの顔を見ながら演奏できる。
ぜーんぜん、アガってない。
2曲め、「HELLO GOODBYE」。リードボーカルはK嬢。私はフィドルとギターを、2台のシンセで同時弾き。ギターのうねりがどうしても上手く出せないけど、まあ仕方ない、ギターのいないバンドなのだから。これも特にミスもなくどうにか終わった。
さて、ここで動きが出た。
われわれは、2台のシンセと1台のエレピで演奏する。そして誰がどのパートをやるかというのは、K嬢とその都度話し合って決めるので、曲によってチェンジが必要なのだ。
ギター弾きにしてみれば、何それ、リードギターとリズムギターがその都度変わるのかい?なんて思うかもしれない。でもピアノ弾きはシンセだけじゃなくてピアノも弾きたいのです、ということでわがままを通させてもらっている。

セッティングは、見栄えのことも考えてシンセ2台とエレピを離して置いているので、チェンジの際にいかにスムーズに動くかというのも課題であった。3曲目「MAGICAL MISTERY TOUR」は、私がエレピ&ボーカル。さあ、チェンジ!
エレピの前に座り、マイクの位置を調整する。そのとき、私はある異変に気づいた。
「手に汗かいてる!」

とにかく、そんなことは40ン年生きてきて、初めてのことだった。
ただちに脳内で昔の出来事がフラッシュバックされた。

OL時代のピアノ部。1年先輩に、唯一の男性部員で、ワルトシュタインなんか弾いてしまうすごく上手い人がいた。しかし彼がピアノを弾いたあとは鍵盤がねっとり湿っている。手に汗をかく体質らしいのだ。彼の後に弾くのを皆、嫌がった。「いやよね~。でもなんか拭くのもちょっとねえ」なんてお気楽OLたちはキャッキャと騒いでいた。
発表会では、彼は張り切って2曲または3曲続けて弾いてしまうので、「湿り気」は相当なものだった。後に弾く人は、かわいそうにハンカチできれいに拭いてから弾いていた。
背が低くて、無口で、ピアノが上手い以外はこれといって特徴のない・・・そんな彼を皆、少し揶揄していた。でも、私は後にそれを大層後悔した。彼は、なんと冬山に1人で登り、遭難死してしまったのだ。そのニュースを聞いたときの衝撃は忘れられない。「なんで・・・」「嘲笑してごめんなさい」「彼の人生って・・?」

と、ここまでのことが、手に汗をかいているのを知った瞬間、さーっと走馬灯のようにかけめぐった。時間にして10秒ほどだろうか。手に汗・・・このまま弾くわけにはいかない。どうにかしなくちゃ。私はとっさに手のひらを逆側の手の甲になすりつけて拭いた。するとI氏のカウントが始まった。「1・2・3・4」いきなりジャーン!と出るノリのいいロックナンバーである。えっとえっと…最初がwaiting,そしてhoping, coming,dying・・・
歌詞を頭の片隅でおさらいしながらも、曲はどんどん進む。
ん?あれ、おかしい、私、音はずしてる・・・!

と気づいたけど、あとの祭り。何回か出てくるサビの部分、ごく簡単な、コードが半音ずつ下がってくるところを間違えてしまった!!一度間違えると、ボタンのかけちがいみたいに最後までおかしくなる。あ、修正しなくちゃ、えーっと、どうしよう・・・なんて言ってる場合じゃないのだ。なんせ間違えようが何しようが曲は進むのだから。
私の脳内では「笑ってごまかせ」という指令が出たようで、とにかく笑顔になっているのが自分でもわかった。それが引きつっているのもわかった。
4曲目、「LOVELY RITA」は、また私のリードボーカル。前曲の失敗でさーっと血の気がひいたまま始まってしまった。ミスをしたのかしてないのか。それすらも覚えていない。終わったとき、仲間のKe氏が「(この曲を)演る、という勇気をホメよう」とおっしゃった。その言葉がすべてだった。

後は、淡々と演奏したような気がする。とにかくもうボーカルをとることはない、という安心感と、「あーあ」という気持ち。「詰めが甘かった」という後悔の念。

緊張なんかしてないわ、と軽い気持ちでのぞんだくせに、手に汗をかくなんて。
とにかく一発勝負なのだ。朝、I氏が言ったことがよくわかった。
ライブをなめてはいけないのだ。

一方、9月にライブハウスデビューをする兄弟バンドは、さすが迫力のサウンドで、せめて彼らの演奏を聴いてもらえただけでもお客様に申し訳がたつ、というものだった。
なんせプロを目指し音楽学校を卒業したギターのM氏と、中学からずーっと彼の相棒であるドラムのK氏、その兄上でわがバンドのベースでバンマスでもある、やはり30年選手のJ氏という強力トリオ。チームワークも抜群、中年パワー全開の素晴らしいものだった。

最後は両バンドが合体してのセッション。2曲ともキーボード主体の曲ではないので、気持ちもラクに、楽しませてもらった。

しかし、終わってからというもの、いまだに私とK嬢はキズをなめあっている状態だ。
謙虚な彼女は、たいしたミスもしていないのに、なぜか私より落ち込んでいた。私といえば、「このまま、コケたままでは終わらないわよ~」と、なぜか鼻息荒くなっている。
四十女は、転んでもタダでは起きません。rolling stone にはならないぞ!必ずや、いつかはライブハウスに皆さんをご招待できるように・・・そ、その前の緊急最重要課題は懸案の「ダイエット」であったこともはっきりしたけどね・・・(泣)

演奏した曲
HEATHER
HELLO GOODBYE
MAGICAL MISTERY TOUR
LOVELY RITA
FLYING
SHE’S LEAVING HOME
I AM THE WALRUS
JEALOUS GUY
MERRY CHRISTMAS Mr. LAWRENCE(連弾)
BIRTHDAY(セッション)
WHILE MY GUITAR GENTLY WEEPS(セッション)

♪見に来ていただいた皆様、ありがとうございました♪
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by gbsatomi | 2005-07-27 18:20 | MUSIC

ぶち切れた夜

久々に更新したと思ったらこの物騒なタイトルですみません。
なにがぶち切れたかといったら、もう脳内の毛細血管がぶちぶちと切れていったのです。
いや、もちろん確かめたわけじゃないけど。

先日バンドの5回目の練習で、恐れ多くも私がリードボーカルをとる曲を中心に練習したときのこと。
曲は、何でも歌えるポール様の曲。ドラムがごきげんなロックナンバーで、ポールはサビの部分はカッコよくシャウトしている。そしてコーラスが思い切り入る。コーラスが演奏の一部を担ってるといえるでしょう。なんとそれは私とK嬢がやるのだ。ドラマーI氏は20年前の姿に戻ったかのように激しく叩きまくっている。ベーシストのバンマスJ氏はカッコよく合いの手を入れるだけで、「これキーが高いんだよね」と言って、最近いっそう力強くなったという指使いでリズムを刻むことに徹している。K嬢は指の毛細血管ぶち切りながら、ブラスセクションの必殺16分音符の速弾きをシンセでやっている。私は、エレピでポール特有の単純で力強いコード弾きをするだけ。というわけで、私にリードボーカルの負担がまわってきた。
なんてこった・・・わ、わたしがこんな曲を歌うなんて・・・

それは、どんなに声を張り上げても楽器の音にかき消され、またロックっぽい声など出るはずもなく、なぜかお子ちゃまのような声になってしまう。
合唱で歌うときはこんなじゃないのに。。。と言っても仕方ない。ロックボーカルとは基本的に発声法が違うのかしら。どちらもおなかの底から声を出すのは変わらないけどねぇ・・
とにかくあらん限りの力をこめて、大声を出す。するともう頭の中がプッツン、プッツン、とキレていくのがわかります。「ああ、血管キレそう!!」
たしかにほんの少しキレていた気がするし、確実に血圧はあがっているだろう。サビの部分は最高血圧200になった気分だ。はあはあ。もうダメ!

練習後K嬢いわく「もうわたし、何回もめまいを起こしそうだったワ」彼女は立って、やはり精一杯の声を出していたのだ。
2人とも、とてもロック向きの声とはいえない。
昔、アン・ルイスが言ってたことを思い出した。「あたしの声はロックじゃないのよね。だから残念だけど歌謡ロックしか歌えない」。しかし、彼女は大変な歌唱力の持ち主である。
往年のヒット曲「GOODBYE MY LOVE」を歌ってみるとわかる。とーっても難しい。
それをアンはこともなげにさりげなく歌っている。私も歌いたいなあ、と思ってカラオケで挑戦したが、冷や汗ものだった。「これ、歌うのやめよう」とそのときは思ったが、実はその後何度となく挑戦しては玉砕している。
私とK嬢がまだ仲良くなる前のこと、ある忘年会に出席してカラオケタイムとなった。
彼女は「GOODBYE MY LOVE」とオリビア・ニュートンジョンの「そよ風の誘惑(Have you never been mellow?)」を歌った。奇しくも、私がカラオケに行くと必ず歌う歌である。
当然親近感を覚えてしまった。しかし、後にお互い血管ぶちきれそうになりながら、バンドで歌うなんて想像すらできなかったが。。。

さて、実はその練習の日、私は朝からとても体調が悪かった。
寝てても体がふらふらし、目がまわっている。「ああ、私、こんなので立って演奏できるかしら・・・」そこへK嬢からメールがきた。体の不調を訴えると、彼女は仕事中にもかかわらず長い返事をくれた。それはわれわれのメディカルアドバイザーにふさわしい、彼女ならではの知識満載メールだった。「血のめぐりが悪いのよ。外に出て、日光を浴びて少し屈伸運動してみて。朝風呂もいいわよ。カプサイシンをとるといいからおそばに唐辛子たっぷりとか、ご飯とキムチなんか食べてごらんよ。そして出かける前にアミノ酸飲料を飲んだら元気になるよ、お試しあれ」
いくつかは実行したが、アミノ酸飲料にはありつけず練習が始まった。
ところがどうでしょう。あれだけふらふらしていたのに、シャン、としてきた。
体中に力を入れて声を出したから、血行がすっかりよくなったのかも。
するとクチもすらすら動き出す。といっても、声がよく出るようになったというわけではない。元気のなかった私に、いつもの「達者なクチ」が戻ってきたのだ。
その曲のエンディングではピアノがリズム隊と微妙にからみあうが、I氏が1度だけちょこっとミスをしたとき。すかさず「最後、リズムおかしいよ。私に合わせて」「ここ、入り方わかんないんだよな」「えーっと、こうでしょ、(歌う)そして1、2、3、4、5、6、ハイ!」そこを何度か練習したら、ニヤニヤ、とI氏が笑うのが見えた。「手ごわいなあ~」。
J氏が「オレはあまり言わないほうなんだよな」と笑っている。彼らは以前同じバンドにいて、ツーカーの間柄なのだ。お互いベテランだし、少しくらいのミスはなんてことなくやり過ごしても、後できちっと合わせてくることがわかっているのだろう。
しかし、若い頃にビートルズナンバー全曲が刷り込まれた私の脳内では「コピーをする」に当たり、少しの違いも認識する、われながら精度の高いセンサーが備わっているのだ。
そのセンサーは、違いを認識したときただちにアラームを発するようになっている。
脳細胞は毎日破壊されていくばかりだが、なぜかそのセンサーはまだ十分働いているようだ。I氏と若い頃バンドをやっていたK嬢は、私たちのやりとりをひやひやしながら聞いていたかもしれない。「satomiちゃんったら・・・ベテランをつかまえて」

まあ、そんな皆様の「大きな愛」に包まれ?能天気に言いたいことを言い、やりたいことをやらせてもらってる、私は幸せ者でございます。
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by gbsatomi | 2005-06-08 17:17 | MUSIC

ドラム、この未知なる楽器

昨日は月1回のバンド練習だった。
今までのんびりとやっていたが、7月に内輪でお披露目をすることが決まり、急遽まとめに入っているところである。まとめといっても、新曲2曲は昨日初めて合わせたので、都合あと2回しか練習できない。鍵盤隊のK嬢と私はあせりまくりだが、30年選手のリズム隊は余裕の構えだ。
「大丈夫だよ!バンドってリズムがしっかりしてれば何とかなるんだよ」 うん、そのとおり。でも、そのしっかりしたリズムに、私のヘナヘナボーカルとコーラスとデタラメキーボードが乗っかるなんて、これは一種犯罪的行為かもしれない・・・。

それはさておき、バンド初心者の私には、練習のたびに面白い発見や興味深いことがあり、演奏以外の楽しみになっている。昨日は、バンマスJ氏がキーボードのセッティングを丁寧に教えてくれた。機器を見るとツマミがやたらめったらあり、機械音痴の私にはそれだけで拒絶反応を起こすものだが、教わってみると意外と簡単。よし、次回からはさっさとシールドとタップを借りて、テキパキとつなげちゃおう。腰痛さえ完治すれば、持ち前の怪力でガバっとシンセを持ち上げて、殿方の手を煩わせることなく、自分ですべてやっちゃうんだけどなぁ。セッティングにかかる時間を少しでも短縮して、限られた練習時間を有効に使いたいのだ。

そして、「セッティングを手伝う」なんて気持ちもわかないような、お客様気分でスタジオに入ってた頃、私のもっぱらの興味はドラムセットにあった。
ギターは弾けないけど、かじったことはあるし、我が家にも息子のものがある。でもドラムとは、私にとって未知なる楽器なのだ。私に言わせると「あんなにたくさんの太鼓とシンバル」のどこをどうやって鳴らすのか、見当もつかない。今までもお友達バンドの練習見学に行くたび、さわらせてもらい悦に入っていた。

そのドラムを、プレイヤーの立場から説明してくれたのが、J氏の弟君、K氏だった。
ジェフ・ポーカロに心酔する彼は、TOTOやスティーリー・ダンなど、それまで私がラジオでしか聴いたことがなかった類の音楽を教えてくれた。「ほら、ここは『ドッツトタタドン・・』って感じで・・カッコいいでしょ?」
と言われても、今まで音楽を、ドラムだけに絞って聴きこんだことがない。へえ~、こういう聴き方があるのか・・・と思ったものだ。
そして、私の興味を特に引いたたものは、その独特の「ドラム言葉」だった。文字で何と表していいのかわからないが、「ドッドッ・・・ドカドカ・・・ッッチャ―ン」 みたいな、摩訶不思議な言葉の羅列が見事に曲のドラムを表現している。K氏と音楽の話をすると、そういう言葉が頻繁に出てきて面白かった。

わがバンドのドラマーI氏も、その「ドラム言葉」を駆使しているようで、昨日練習前に彼の「カタカナ楽譜」がたくさん見えたので、「おもしろ~い、見せて見せて~」と、その紙をとりあげようとしたら「ダメっ!」と手を小突かれた。I氏は軽くポン、と叩いたつもりだろうが、それは、ドラムのスティックで「ビシっ!」と叩かれたような、ピンポイントで軽いけど鋭い痛みを感じるものだった。
私はしょっちゅう軽口をたたいているせいか、前にも同じようなシチュエーションで「痛っ!」と思ったことがある。ドラム歴30年のI氏の指先は人間スティックと化しているのかもしれない。というか、軽口を叩いたのが、かよわい女性なら、それは人間綿棒となってソフトに小突いていたところを、なんといっても私・・・(あえて説明しません)ですからね、ついドラムセットを叩く気分になったのでしょう・・・

帰りの車の中では、「電子ドラム」というものを教えてもらった。
それは、普通のドラムセット価格の2倍ほどするらしいが、どんな音でも出るらしく、ベテランドラマーでも、欲しくなるものだという。ピアノなら、どんな高級なデジタルピアノでも、やはりそのタッチは本物には及ばないところだが、その電子ドラムとは、本物と遜色ないとか。
ふ~ん、ドラムの世界ってまだまだ知らないだけに、いろいろあって面白い・・・・・と好奇心の間口がまた広がった夜だった。
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by gbsatomi | 2005-05-09 13:54 | MUSIC

プラントに会い、ペイジを見た日

いきなり「プッ~シュ、プッ~シュ!」なんて金切り声が聞こえてきそうなタイトルである。
私の青春をビートルズの次に飾った、レッド・ツェッペリン。
b0036381_1391743.jpgとりわけ、ロバート・プラントさまは、私のアイドルであった。これは、敬愛するビートルズのジョンには感じない、いわゆるミーハーチックなもの。まあ、現代のおばさま方が「ヨンさま~」と言っているようなものです。あの頃の一般的なアイドルって、誰だったのかな・・・?「たのきん」トリオだっけ?でもまわりで「トシちゃん」なんて言ってる子、いなかったし。でも、「ロバートさま」なんて言ってる子は、だ~れもいなかった。ゆえに、ひそかにレコードを聴いては「ああ・・ロバートさま」などと思っていたわけです。なんか、今書くと恥ずかしいな・・・

で、今日は「後ろから見るとロバート・プラント」な人に会ってきました。それは、いきつけの美容院の店長さん。ゆるいウエーブのかかった金髪のロングヘアで、腰にはロバートさまみたいな太いベルト。そのファッションは、とても今20代半ばとは思えない、70年代風。でも前から見ると・・・ロバートさまとは似ても似つかぬ・・(以下略)
ちなみに、その性格は朴訥としていて、「どうしてそんな派手な格好してるの?」と言いたくなる、好青年である。

彼は私が洋楽好きなことを知っている。BGMに70年~80年代のオールディーズがかかっていることが多いので、「私に合わせて選んでくれてるの?」って聞いたら、「いや・・たまたまです」 ちなみに彼はレッド・ツェッペリンを知らない。
今日は「僕、BGM選んだんですよ。懐かしいでしょ?」と言うので「えっ?さっきから知らない曲ばかりだな、と思ってたのに・・・」 なんと90年代の曲だと言う。ちっともオールディーズじゃないって!子育て真っ最中で、音楽なんて聴く精神的ゆとりもなかった頃だ。

ほぼ1年ぶりの矯正パーマ&ヘアマニキュア、カットのフルコースのため、時間がかかるのは覚悟して、置いてある女性誌を読み漁る。すると面白い記事に出くわした。

キャロル久末・・・私の年代で、FMをよく聴いていた洋楽ファンなら彼女の名前を知っているだろう。流暢な英語と、少し低めの声が「いかにも、アメリカ仕込みの女性」という感のあった、DJ。
彼女が、なんと日本にやってきたジミー・ペイジと2ショットで仲良く写っていた。

ペイジも齢60を超え、くしゃくしゃの髪は健在だが、顔にはそれ相当の年輪が感じられ「いいおじさん」になっていた。服装も白いTシャツにパンツと、いたってシンプル。
記事によると、キャロルさんはペイジとは昔からの知り合い、とのこと。へえ~・・・うらやましいなあ。日本公演ももちろん見たのでしょうね、それどころか外国の、延々6時間も続くライブなんかもね・・・
彼女は、アメリカでの少女時代、いろいろコンプレックスがあって、それらを払拭するため大声でZEPの「Rock'n'roll」を歌った、と書いてあった。う~ん、私も真似してみたい。でも、あの流暢な英語の発音だからこそ、さまになるわけであって、私が「ロンリ、ロンリ、ロンリ・・・ツァ~イ!」と叫んだところで・・・今だったら、奈良の「引越しおばさん」みたいになっちゃうかも。
(布団叩きながらやってみようかしら・・・)

久々にZEPのことを思い出し、ちょっと聴いてみたくなった日だった。
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by gbsatomi | 2005-05-03 01:41 | MUSIC

♪どこにもないビートルズコピーバンドを目指せ?―バンド練習記①♪

先日バンドの4回目の練習を行った。今までの課題曲5曲に加え、新曲を1曲。
われわれは、とりあえず今はビートルズのコピーをしている。理由は、リズムセクションの男性陣が以前、アマチュアとはいえ本格的なビートルズコピーバンドをやっていたこと、女性陣はビートルズのコアなファンであったこと、そしてもしかしてこれが一番の理由かもしれないが、ビートルズのバンドスコアがすべて揃っていることである。(バンマスJ氏所有)
3台のキーボードを2人で操るという、ギタリストのいない特殊編成のバンドなので、コピーできる曲は自ずと中・後期ナンバーとなってくる。
アマチュアのビートルズコピーバンドというものも、われわれが住んでいる千葉あたりにも結構あるもので、地元のあるライブハウスでは「ビートルズデイ」と銘打って、ビートルズコピーバンドばかり5~6組集めてやる日を年間数回設定している。それだけビートルズはいまだに人気があるわけだ。
われわれは、そんなライブを何回となく見てきた。東京・六本木や大塚までも繰り出し、数々のアマチュアコピーバンドに遭遇してきた。どのバンドもそれぞれに思い入れたっぷりに演奏している様子は、私のように古くからのビートルマニアを唸らすものが多く、見ごたえがある。
ところが、そういうバンドのほとんどは、中後期の一部の曲はコピーしていない。それらはブラスありストリングスあり、でおまけに多重録音。コピーするにはシンセサイザーを駆使しなければならなく、初期のバンドスタイルでやるコピバンでは、構成上無理なことが多いからだ。
われわれの狙いはそこにあった。キーボード3台と4つの手で、なんとかして普通のコピバンがやらないようなレアな曲をやる。そしていつか、耳の肥えたビートルズファンが集まる「ビートルズデイ」に出演し、観客をあっと言わせてみたい。ギタリストがいなくて、キーボーディストが2人もいてどうするの?という冷ややかな視線をはね返してみたい……
とまあ、思いきり分不相応な、おおいなる野望を持っているわけである。

さて、たいしてモノにはならなかったが、子どもの頃ピアノを12年ダラダラと習っていた私は、ビートルズのキーボードなんて簡単だわ、とたかを括っていた。
が、しかし――それはあくまでも譜面上のことであった。
未知なる楽器、シンセサイザーは「弾くものじゃないんだよ」と何度も所有者のJ氏に言われてきたが、ようやくその言葉が理解できてきた。現在、「音を創る」というシンセサイザーの機能をまだ1%も生かしきれていない。似たような音色を探し、抜群の?反射神経で、いや必死で瞬時に切り替えているだけだ。「ボタン2分の1拍3回早押し作戦」などと勝手に名付けた技ともいえない技を使い、どうにかごまかしているのが現状である。
相棒であるK嬢とは、新曲のたびにパート決めをしている。それはリズムギターとリードギターのようなもので、もめることもなくすんなりと決まるのだが、なぜか今のところ彼女が前者(つまりエレピでのコードプレイ)、私がシンセで後者をやることが多い。すなわち私のシンセサイザー勉強不足が、はやくもバンドのウイークポイントとなって浮かびあがっている。これを乗り越えなきゃ、4人でバンドを組んだ意味がないということはよくわかっているのだが…。

そして、先日初めてやった新曲は、K嬢と私の役割分担がごちゃまぜになるような、まあとにかく「最もビートルズらしくない」曲であった。
あれをコピバンでやるところはほとんどないと思われる。ドラムもベースもなし。ということで、リードボーカルはドラムのI氏。いつもなら豪腕でパワフルに叩きまくる彼は、歌っても実はすごいのだ。ベースのJ氏がこの曲の重要パートである、ジョン・レノンのコーラス(コーラスというよりは、セリフのような意味合いを持つ曲のキーポイント)を受け持つ。彼らが楽器を離れてマイクの前に立つと、スタジオはカラオケハウスに早変わりしたようで、K嬢と私はキャッキャッと笑った。
でも笑ってる場合じゃなかった。リズム隊がいない曲で、出だしから7小節の間、演奏するのは私のみ。タラリラリ、とイントロを弾いた後、和音をポンポン、と奏でるのだが、私のパートはハープなのだ。あの繊細な音色を表現するには、どんなアタックの仕方が妥当なのか。(シンセの緩いキータッチは、力を抜いて弾くと、何ともいえないモタモタ感が出てしまうし、軽快に弾きすぎると、ハープの音色にはほど遠くなる) 「タラリラリ」と「ポンポン」の弾き方は一緒でいいのか…?不安な気持ちで、あいまいにイントロを弾き始めた私はまるで大海に出た小舟、いや群れを離れたクジラになった気分だった。そんな気の迷いがあると、リズムキープが不安定になる。あ、なんか私走ってるみたい…・・

普段、演奏中「走り気味かなあ」と思ったときは、なんとなくいつもI氏の方を見てしまう。見たからといってどうなるわけでもないのだが、これはおまじないのようなもので、スタジオの中心に鎮座ましますドラムセットに、大柄な彼がどーんと座って正確なリズムを刻んでいると思うと、妙な安心感がわき、少しくらい走ってもどうにかなるわ、と思うのだ。しかしこの曲に限って彼はそこにいない。
ところがなんと今回は、ベースを置いてジョンのコーラスパートを歌うJ氏が、リズムに乗った華麗な舞い!?を披露し始めた。それは何というか、曲調からしてそういうイメージが湧いたのか、「白鳥の湖」を、男ばかりでやるコメディバレエ団(名前忘れました)のような感じで、私はクスクス笑ってしまった。アン・ドゥ・トロワといわんばかりの舞いが、まるで全身で指揮をしているかのように私の視界に入ってきた。後で録音を聞くと、イントロがちょっと不安定だったが、全体としてはまあまあのリズム感だった。バンマスさま、あなたの舞いのおかげです!

ボーカルなしのテイクも録音したが、すごく走ってしまったイントロが、すぐ修正されていた。これは、I氏がハイハットでリズムをとってくれてるのに気づいたからだ。ドラマーという人種は体内にメトロノームが内臓されているのか、と思うほど正確なリズムの刻み方に、K嬢も私も安心して弾き終えることができた。

とまあ、こんな感じで練習しています。
簡単な曲でも、軽快かつ繊細なタッチ、そして正確なリズムで。このへんが譜面からでは読めない難しさだな、とつくづく思う。
そして、少しでも早くシンセを操って、すべての曲で原曲にかなり近い音が出せるようになりたい。コピーバンドというものは、耳の肥えた観客相手に、「まあ、こんな感じ」といったコピーでは許されないと思うから。
それには1に精進、2に精進!なのであります。

More♪♪about our band!♪♪
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by gbsatomi | 2005-04-18 02:12 | MUSIC

♪中年フレッシュバンドの大いなる挑戦♪

先日、2回目のバンド練習を行った。本当なら3回目になるはずだったが、私の腰痛騒動で、一度お流れになってしまったのだ。
40過ぎてのバンド活動。
今、かつてのロック少年たちが中年になり、ロック全盛時代を回顧する雑誌があれこれ刊行されているし、実際、バンドを組む人たちも多いと聞く。仕事でも家庭でも、人生の方向性が見えてきたというか、まあ少し余裕が出てきたというか。
そこで、かつての仲間たちや職場などで趣味を同じくする人たちと、バンドを組むのだ。年代は推測するに、リアル・ビートルズ世代から2世代下くらいまで。大雑把にいうと、40~60才といったところだろう。
練習するスタジオは若者ばかりで気恥ずかしい、ということで、札幌には中高年専用のスタジオがオープンした、という報道を見たことがある。中高年にちょっとしたバンドブームが起きているようである。
そのブームは私にも突然というか必然というか、不思議な縁のめぐり合わせで、やってきたのだ。

私が属するバンドは、昨年12月に結成された、できたてのほやほやバンド。と書けばなんだかフレッシュな感じがするが、平均年齢43.5才という正真正銘の中年バンドだ。内訳は男性2名女性2名。ベース・ドラム・キーボード2人でロックをやるという、いささか珍しい形態。そう、ギターがいないバンドなのだ。
私をのぞく3人は同級生で高校の時からの知り合いである。男性陣はいずれも音楽活動30年選手というベテラン。キーボードK嬢は17才までピアノを習い、その後ドラムのI氏とバンドをやっていた経験がある。私のバンド歴といえば学園祭の即席バンドでの1度きりのライブという、皆無に等しいもの。あるのはビートルズ、とりわけジョン・レノンへの深~い愛情と女だてらに、と言われ続けてきたロック遍歴だけだ。音楽といえば4才から16才までダラダラとやっていたピアノのみ。というわけで、メンバーの平均年齢を若干下げているバンド初心者の私は、ベテランの心やさしいお兄様、お姉様の中で、わがまま放題を言わせてもらい、バンド仲間としておつきあいしていただいている。ありがたいことです。

皆、働き盛りの真っ只中。
ベースのJ氏は時間の不規則なTVマンで毎週土曜日が徹夜仕事、ドラムのI氏は連日午前様&休日出勤も余儀なくされる金融マン、キーボードK嬢はフルタイムで働く正社員で土・日も仕事、私は深夜の原稿書きを常とするフリーライター兼学習塾のセンセという不規則な仕事。女性陣は一応主婦であり、子育て中の母でもある。皆が集まれるのは、辛うじて日曜の夜、月1回。J氏は徹夜明けの体をひきずって日曜に帰宅し、ほんのわずか仮眠をとって夕方スタジオへ、K嬢も1日仕事をした後、職場の制服のままスタジオ入りという強行軍である。おまけに女性陣は見かけほど?頑健じゃない故、しょっちゅうあそこが痛い、ここが具合悪い、と言っている。プレ更年期とでもいうのか。
このように皆それぞれの事情を抱え、若い頃のように自由に時間を使うことができない。体力も年々衰え、認めたくないけど寄る年波には勝てないのも事実だ。
しかし、音楽への情熱や理解力、表現力は若い頃にもまして深まっているのではないかと思う。
なんといっても縁あってバンドを組んだわけである。
ドラムのI氏は以前、私とK嬢に「普通の人では体験できないバンド活動ができ、それを応援してくれる仲間たちがいる、こんな恵まれた環境はまず他にないよ」とおっしゃった。
私もまさにそう思うし、おそらくJ氏もK嬢も同感だろう。

リタイア後の生きがい探し、というのは高齢化社会の必須条件である。
私は仕事で、リタイア後の人生を趣味豊かに楽しんでいる人、何か熱中できることや仲間を持っていきいきと暮らしている人をよく取材するが、そういう人たちはほぼ100%といっていいほど、40代から仕事以外の「何か楽しめるもの」を見つけて、コツコツと積み上げてきた人たちだ。定年後に何か生きがいを探そうとして、急に見つかるものではない、と彼らは異口同音に言う。40代の働き盛りの日々に、時間もお金も体力も、何とかやりくりしてずっと継続してきた「何か」が、リタイア後に花開き、人生を彩る場合が多いのだ。
私たちも、少なくとも私とK嬢は、今、バンド活動するのは体力的にキツイものがあるが、自分がやりたいこと――それは1人では決してできないこと――を一緒にやってくれる仲間に恵まれているという、この上ない幸運を感謝し、何としてでもやり遂げたい、という思いでいっぱいである。あせらず、少しずつ着実に。

ひよっこの私がエラそうに言うのもナンだが、バンドってみんなで力を合わせて、息を合わせて、音を合わせる(ように努力する)のが最高に楽しい。新しい曲にチャレンジするとき、家で自分のパートだけ練習していたら「何、この曲?ヘンなの~」ということも多々ある。それがスタジオで皆の音を合わせると「へえ~、なかなかいいじゃない!」という感じに。

「いつかはライブを」との目標のもと、道のりははるかに遠く長いが、「お疲れだけど夢いっぱい熟女たち」は、次回練習の日を心待ちにしている。それをいろんな面から支えてくれる、優しきベテランバンドマンたち。ありがとうございます!次回ミーティングinファミレスでは、イヤホンをつけたまま大声で話して、皆様に恥をかかせることはしないようにしますので・・・・・
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by gbsatomi | 2005-03-12 00:03 | MUSIC


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