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夏の終わりに

ここ数年、夏になると毎年思い出す曲があった。
10代後半のころ、つまり70年代の終わりに、夏になるとFMでヘビーローテーションしていた曲だ。
すごくカッコいい曲だった。インストゥルメンタルで、とにかくギターがスリリングでカッコいい。
イントロはピアノ。そのあとストリングスがかぶる。
スローテンポだが、緊張感のあるメロディー。これが序章のような感じで続いた後、一転してアップテンポになり、ギターがかき鳴らされる。
この曲・・・何というバンドの何という曲だったかしら?と、思い出すたび、記憶をたどっていた。しかし、夏になるとよくかかった曲、としか思い出せない。
でも、たしかバンド名だけは覚えていたはず・・・とさび付いた脳細胞の古い回路を一生懸命たどり、やっと答えが引き出せた。
「パブロ・クルーズだ!」

検索して、ヒットした文章を読む。「パブロ・クルーズと言えばサーフロック云々」と書かれている。へえ、サーフロックってジャンルがあるんだ。だから夏によくかかったのかな。そういえばなんとなくサーフっぽい、というか海へのドライブなんかにあいそうな曲だ。b0036381_0284333.jpgb0036381_0371160.jpg







と思って今度はAmazonで検索した。何枚かのCDが出てきた。
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しかし、「その曲」の曲名がわからない。各々のCDにつき、数少ないレビューの片隅まで読むけど、どうも該当するような曲がない。
次のCDをクリック。



わあ、な、なんだこのジャケット。むさくるしいお兄さんたち。
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サーフロックのイメージと違いすぎる。さわやかさがない。かといってマッチョというわけでもなく、なんとなく中途半端なお兄さんたちだ。
70年代には、こういうのが良しとされたのかしら?と思いながら1件だけついてたレビューを読む。
「ジャケットは暑苦しい男たち」とあって笑った。
その後、「この1曲を聞きたいがためにこのCDを買った」ということが書いてあった。
それこそ、私の探していたインスト曲だった。
曲名は「ゼロ・トゥ・シックスティ・イン・ファイヴ」
なんか覚えにくい名前。だからFMでも聞き逃してたのかな。

レビュワーが「この1曲のために」買った、というだけあって、どうやらそれはなかなかの名曲らしい。よーし、私も買っちゃおう。
とは思ったものの、節約根性でオンラインストアをいくつか探してみた。1曲だけDLできたらいいのだから。しかし、30年以上前の、そんなにメジャーじゃないバンドの、大ヒットしたわけでもない曲が、オンラインストアにあるわけなかった。
ちょっと悶々としていたところ、次男がタイムリーにも「アマゾンでCD買いたいんだけど」と言ったので、便乗して買うことにした。昔のアルバムなので思い切り廉価盤、たった1744円。(それでも節約しようとした自分が悲しい)

2日後、車で出かけるときにポストを見たらそのCDが届いていた。
車に持ち込み、早速開封した。ドキドキ。昔の恋人に会うような気分。
「ゼロ・トゥ・シックスティ・イン・ファイヴ」は6番目。当然真っ先に聴いた。
おお、これこれ!この曲よ!今聴いてもまったく遜色ない。カッコいいではないか。
ストリングスのアレンジが70年代ディスコっぽくて、ちょっと古くさい感もあるが。それを差し引いても十分カッコいい。昔は気づかなかったが、案外ピアノが目立っている。
ライナーを読むと、バンドの中心人物コリー・レリオスは6歳からクラシックピアノをやっていたということ。いわれてみればいかにもそれらしいフレーズが続く。
しかし、この曲、ドライブに最高だわ。疾走感。アマゾンのレビュワーも書いてたっけ。
結局、私は予定より遠い場所を目指すことにし、より長く運転してこの曲をリピートしまくった。気持ちよかった。

十分満足した後、やっと1曲目から聴いてみた。
うん、いかにもあの頃のアメリカン・ロックである。ウエスト・コーストって感じ。
ライナーを読むと、サンフランシスコ出身のバンドとなっていた。
そして「ゼロ・トゥ・シックスティ・イン・ファイヴ」は、サーフィン映画の古典的名作「FREERIDE」のテーマ曲に抜擢され、パブロ・クルーズはそれで全米の若者に有名になった、と書いてある。だからこの曲には「フリー・ライド・サーファー」という副題がついている。
その後、アメリカ3大テレビの人気スポーツ番組に頻繁に使われ、チャートにこそ入らなかったが、(そもそもシングルカットしたのだろうか)結果的に彼らの一番有名な曲になっているということだ。
なるほど、それで日本でも頻繁にオンエアされてたのか。

帰宅して、17歳の長男に聞かせてみた。
ギターをかじりだした彼は、じっと聴いて最後ひとこと「うん、カッコいいじゃん!」
とても30年前の曲とは思えない、という。そうか、今の若者にも十分通じるんだ。
「これ、演奏するの難しそうだよね。」とも。
「うん、これだけの疾走感を出すのは難しいと思うわ」と私。
でも、いつかバンドでもこんなのできればいいなぁ、なんて思ったり。

とにかく、買って大正解。
CDって、好きなアーティストの作品を期待して買っても、ちょっとイマイチだったということも往々にしてあるではないですか。ところが今回は、この1曲だけのために買う価値が十分過ぎるほどありました。
なんせ、私にとって記憶の彼方にあった曲名もわからない曲。でも、どうしても思い出したかった、もう1度聴きたかった曲なのだから。
しばらくは、飽きるまで聴くでしょう。長年の謎がとけたみたいな気分です。

**********************************************************************************************************************1年3ヶ月ぶりにブログを再開しました。
長い間、ほったらかしにしてすみません。削除しちゃおうかとも思ったけど、自分の記録を残したいという勝手な理由でそのままにしていました。
その間に訪問してくださったり、メールやコメントをいただいたり、再開を促してくださった方々、ありがとうございました。
今後も時折、日々感じたことなどを書いていきたいと思います。
よろしくお願いします。
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by gbsatomi | 2008-09-04 01:15 | MUSIC

PLEASE PLEASE ME by 梓みちよ

PCトラブルのため、ご報告が遅れてしまいましたm(__)m
前の記事でとりあげたCD 「FROM LIVERPOOL TO TOKYO」のレポートです。b0036381_123529.jpg

60年代初頭から中盤にかけて活躍した、GSや女性歌手がビートルズをカヴァーした作品集。予想どおり、奇妙なアレンジや訳詞もあり笑えたが、「う~ん」とうなってしまうものもあった。
なかでも、特記すべきは「梓みちよ」だ。


梓みちよといえば、なんといっても「こんにちは赤ちゃん」でしょう。
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というか、それしか知らない。と思って調べたら、「二人でお酒を」の人でもあった。
ああ、あれか。80年代初めだったかな?途中で座り込みながら歌うやつね、うん、カラオケで歌ってる人が結構いたなあ。でももっと年代が上の人だったわ・・・と懐かしく思い出した。
とにかく、梓みちよと言えば私にはそのくらいの知識しかなかった。
その彼女が若かりし頃 「Please Please Me」のカヴァーをしていたのだ。いや、「させられていた」のでしょう、きっと。

この人、1943年生まれだからリアルビートルズ世代。レコードデビューは1963年1月で、「こんにちは赤ちゃん」リリースが10月というから、「Please Please Me」を歌ったときはまだ20歳そこそこの清純派歌手だったに違いない。
そんな人がなぜ?よりによって「Please Please Me」?

ビートルズってのが流行ってるから、これでも歌ってみなさい、と言われたのかもしれないけど、この歌詞の内容・・・ちょっと恥ずかしいでしょ・・・いまどきの女の子ならまだしも、当時の若い娘が「俺がやるみたいに、お前もやってよ」とHを連想させる歌を歌うんですよ。
その歌唱がまた、なんとも優等生的なんです。まず英語の発音がとても上手。アメリカ英語ではなく、Queen’s English的なキレイな英語。そして声は高く、澄んでいる。(「二人でお酒を」の頃は、低い大人の女性の声だったのにね)
その、いかにも清純派的な声で、きちんと譜面に書き起こしたかのような「PleasePlease Me」を、一音一拍間違えることなく歌い上げる「お歌のお稽古」みたいな教科書的歌唱なのだ。ロックとはかけはなれている。Hどころではない。

調べてみると無理もない。梓みちよは、宝塚音楽学校で声楽やバレエをきちんと学んだ人だったのだ。b0036381_1332598.jpg在籍時はトップの成績で、渡辺プロが引き抜き、鳴り物入りでデビューさせたという。「こんにちは赤ちゃん」はリリースして3ヵ月後、その年の暮れにレコード大賞を受賞したそうだ。当時のレコ大の権威ときたら、今の比ではなかったでしょう。この曲がいかに爆発的に売れたか、そして彼女がいかに国民的歌手だったかを物語っているのではないか。
そんな位置にいた梓みちよが、「PleasePlease Me」である。
これもまた、「東京ビートルズ」同様、日本のロック黎明期における珍事といえるのではないだろうか。

このアルバムでは、「ザ・キューピッツ」という女声デュオもちょい笑えた。名前からして「ザ・ピーナッツ」のパクリであるが、やはり双子姉妹らしい。「涙の乗車券」の迷訳を律儀に歌っていた。 尾藤イサオ+内田裕也with寺内タケシとブルー・ジーンズの「アイム・ダウン」はカッコ良かった。(もち、英語)。
中でも出色の出来は、柳ジョージ率いるパワーハウスの「Back In The U.S.S.R」だ。
原曲の形は歌詞以外全く崩れ去り、渋いブルースになっている。全編にフィーチャーされているカッコいいピアノがミッキー吉野と知り、2度びっくり。(だってゴダイゴのおデブってイメージしかなくって・笑)

まあ、なんだかんだ言って日本のロックの歴史をたどる、マニア垂涎の1枚なのかもしれない、と思いました。
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by gbsatomi | 2007-04-12 01:35 | MUSIC

A THOUSAND WINDS  千の風になって

Do not stand at my grave and weep,   私のお墓の前で 泣かないでください
I am not there, I do not sleep.      そこに私はいません 眠ってなんかいません

I am a thousand winds that blow,     千の風に 千の風になって
                         あの大きな空を 吹き渡っています

I am the diamond glints on snow,     秋には光になって 
I am the sunlight on ripened grain,    畑にふりそそぐ
I am the gentle autumn's rain.        冬はダイヤのように 
When you awake in the morning hush,  きらめく雪になる
I am the swift uplifting rush         朝は鳥になって 
Of quiet in circled flight           あなたを目覚めさせる
I am the soft star that shines at night   夜は星になって 
                         あなたを見守る

Do not stand at my grave and cry.    私のお墓の前で 泣かないでください
I am not there, I did not die.         そこに私はいません 死んでなんかいません
                           千の風に 千の風になって
                           あの大きな空を 吹き渡っています
                           
                                         (日本語訳 新井 満)
***********************************************************
昨年の紅白歌合戦で、テノール歌手、秋川雅史が歌ったこの歌。
リビングで息子たちと見ていた私は、初耳だったこの歌が始まるとき、
本能的に心をロックした。
そして、歌唱にのみ、聞き入った。
       ↓
    (これです)
圧巻だった。
寸分の狂いもない音程、完璧なブレス。
人間の声帯は、かくも素晴らしい声が出せるものなのか。
テノール歌手としては、決して美声ではないと思うが、とにかく素晴らしい歌唱に酔いしれた。

あえて、歌唱を味わうことだけに、心を設定したのだ。
なぜなら、私は決して息子たちの前で母を思い出して泣くまい、と決めているから。

この歌詞。
親しい人を亡くした人も、そうでない人も、心に響くでしょう。

昨年亡くなった旧い友人、Mamiが闘病中に
「私は、(死んだら)分裂して、みんなに会いに行くの」
と言ってたことを、関係者の方から聞いた。
(そして、本当に会いに来てくれたんです)

この歌詞とオーバーラップしてしまった。

私は、母のお墓参りをするとき、いつも明るく振舞う。
本当は泣きたいのに。
いつも親族の誰かと一緒だから、偏屈な私は涙のそぶりもみせない。

いつかは、さめざめと泣いてみたいと思っているけど。

この歌詞の由来については、新井 満さんのサイトに詳細が載っています。
元は、欧米で伝承されている詩のようです。

地上にいる人が亡き人を想う心と、
天国に行く人が、残される人々に託す想い。
これは、古今東西、変わらないのかも知れない。

お涙ちょうだい的な歌を嫌がる向きもあるかもしれないけど、
私は、あえてこの詩にすてきな訳と曲をつけてくれた新井 満さん、
そして、歌ってくれる素晴らしい歌手の方々に(秋川さん以外にも、新井さん本人、
そして新垣 勉さんもレコーディングしている)
ありがとう、と言いたい。

英語の原詩
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by gbsatomi | 2007-01-09 00:16 | MUSIC

Charのお膝元で歓喜する

夢のような経験をしました。
1.2メートル先であの、Charが演奏している。b0036381_23271760.jpg
まさに「お膝元」、超特等席で見ることができたのです!

仲間のギタリスト、C氏のお誘いで行った、原宿・クロコダイルのライブ。
(9月19日)
C氏が懇意にしている楽器店の主催ということで、かぶりつきもかぶりつき、普通ではありえないようなステージ直下の席を特別にリザーブしてもらったようです。
ステージに垂直にくっつけられたテーブルに、われらC氏ご一行6人。
最前列、とは聞いてたけど、こんなに近いとは・・・

この日、それぞれ仕事を切り上げて千葉から出てきた「K(鍵盤)姉妹」、キーボードユニットを組んでる相棒のKayoちゃんと私は大はしゃぎ!(あのK姉妹ではありません・・・ユニットで本当の姉妹ではない、というところは同じかな?)
「ギターも弾けない私たちが、こんな席にいていいのかなあ」 などと、全国のCharファンに怒られそうな呑気なことをほざいておりました。
だって、もしも、ビートルズ4人が健在で、ライブやることになったとしますよ。そして最前列の人が「ビートルズって名前は知ってるけど、曲はあまり知らないわ。まあ有名だから来ちゃった」と言ってるようなものですよ。
本当にCharファンの皆様、ごめんなさいm(__)m
C氏からは「関係者、ということだからね」と釘を刺され、「そうよ、関係者よ。だからチャーだ!チャーだ!なんてそわそわしちゃいけないのよ」とカッコつける私に対して「私、やっちゃいそう」と素直なKayoちゃん。(後で知ったことだが彼女は投げKISSを送り、
Charの熱視線を2回も独占していた・・・)

ライブはJohnny,Louis&Charでおなじみのジョニー吉永をメインに開催。
メンバーは他にb0036381_23291272.jpg
こういう組み合わせ。(ギターはICHIROさんです)
ベースの日野賢二という人は、あの日野皓正の息子さんだとか。うん、お父さんなら知ってるワ。キーボードは友成好宏さん。とにかく、皆さん、超一流どころと共演したりバックで演奏するような、選りすぐりのミュージシャンだということ。
そしてCharは、このセッションのスペシャルゲスト、という位置づけだったので2部から登場。
1部はジョニーの最新作などからの演奏で、そのプロ中のプロといえる華麗なテクニックに酔いしれた。
なーんて、エラそうなこと書いて、ドラムのテクニックなんてわかりはしないんだけど・・・(モジモジ)でも、ド素人が見てもやっぱすごいよ!私の席からはジョニーの両手両足の動きが全部見えた。派手な腕の動きなどはないけど、ササっと素早く動く両手。隣に座っていたドラマー、J氏が「あの足見て!」と言った、絶えず複雑な動きをしている足元。そしてそんなことはものともせず、いともたやすくボーカルをとれるんですねえ。このジョニーさん、最初はボーカリストだったらしい。道理で歌が上手いわけだ。四肢を華麗に使いながら、あるときは、ブラシでササーっとなぞりながら、リズムも歌もまったくぶれない。まさに名人芸とはこのこと。いやあ、すごかったです。

ギターのICHIROとベースの日野賢二もこれまたカッコいい!
「知らない曲ばかりだと思うけど、演奏を見たらとりこになるよ」と行きの電車で一緒だったSL氏が言ってたけどまさにそのとおり。日ごろ、アマチュアバンドを見て「上手いなあ」と思うことは多々あるけど、もうすべてにおいて桁違い!というのがよくわかった。途中、日野さんのベースの弦が切れたとき、素早くリカバーしたのがカッコ良かったな。弾きながらだもん。あのとき、ポール・マッカートニーが日本公演1日めで、マイクが動いちゃって何度も何度も歌いながら位置を直していたことを思い出した。(←私、なぜかこのシーンにゾクゾクしちゃうのです^^;)
キーボードの友成さん。もちろん唯一わかる楽器なので大注目しましたが、「参考になる」
なんて次元じゃない、そんなこと100万年早い!と言われちゃうような、もう凄すぎてまーったく参考にならないプレイにぶっ飛びました。とにかく、アドリブで適当に弾いている?ように聞こえるんだけど、出してはいけない音は絶対出してない。バッキングのときは、うまく曲に肉付けしながら、ここぞ!というところはしっかり決める。なーんだかもう、楽譜に頼って「間違えないように」弾くのがせいいっぱいの私からすると百万光年彼方の世界にいる人だ。彼のHPを見たら、5歳からピアノを習ったが、6年生でやめた、となっている。うーん、どうしたらあのようなプレイができるのだろう。永遠の謎。

さて、第2部に入り、いよいよCharの登場です!
わ、わたしたちのすぐ前にCharが・・・・!あの目・鼻・口、まぎれもない、写真で見るしかなかったCharそのものだ!!ホンモノだ~~!(あたりまえじゃない)

さて、Charのまわりには、ゆったりとした空気が流れていた。
これをオーラというのだろうか。「余裕」という文字が、Charのまわりをユラユラとまわっている、そんな感じだ。Charの登場で、その場の空気がガラっと変わった、といっても過言でない。さっきまで、あんなにカッコ良かったICHIRO君が、すっかり霞んじゃって。なんだかしゃかりきになって弾いているように見えて、思わず「君」づけしたくなるような、青い感じに見えた。そう、Charには王者の風格が漂っているのだ。
「Come Together」から始まって、仲間のJLCコピーバンド(Punch Cloudといいます)がよくやる曲もいくつか演奏してくれたので、ギターテクのことはわからないながらも、おおいにノルことができた。
ステージングがこれまた素晴らしい。
ジョニーが「I’ve Been Missing You,Char」と言えばCharも「I’ve Been Missing You,Johnny」と返す。まるで恋人同士のよう。日本人なのに英語ですよ。でも嫌味がまったくないどころか、自然なの。何やってもキマってるんだなぁ。
ジョニーは話術も洗練されていて、若いミュージシャン達に愛情あふれるちょっかいを出すし、「おまえら電車なくなるぞ!」なんて言いながらどんどん続けちゃう。
いや、ホントに電車の心配をしなくちゃ、という時間になってきました。
なんせ、鍵盤姉妹は千葉から出てきた主婦なのですから。

客席から元キャロルの内海利勝さんが飛び入りし、セッションは佳境に入ってきた。まずい、帰れなくなる・・・・
というころで、いったんCharが引っ込んで、ちょっと間があいたときに鍵盤姉妹は涙を飲んで途中退場いたしました。Punch Cloudによると、セッションは延々12時まで続き、彼らは大枚はたいてタクシーでご帰還とのこと。

一方、鍵盤姉妹は夜の渋谷を、興奮さめやらぬ風情でふらふら歩き、まるで一杯ひっかけた酔っ払いのオヤジみたい!?「渋谷駅ってどっちだっけ?」とキョロキョロしながらも無事JR山手線に乗車。(わたし、これでもかつては渋谷を闊歩する女子高生だったのにぃ。。。)乗ったが最後、エンドレスなおしゃべりは続きます。突如見えた「代々木」という文字。扉がまさに閉まらんとするそのとき、私は猛烈な勢いで相棒の背中を押した、いやぶっ飛ばした、と言ったほうがいいでしょう。Kayoちゃんは訳がわからぬまま私にぶっ飛ばされて、もちろん私も勢いよく電車を飛び出して、なんとか総武線に乗り換えることができた。はぁ~。これ逃したら、帰れないところだったわ。かくしてわたくし、家についたのが12時50分。50分後にKayoちゃんから無事帰還のメール。
なんだか夢のようなライブを見て、不思議と疲れを感じなかった。
Cさん、誘ってくれて本当にありがとう!!

(追記)
実は私、ライブ前日に友達のお通夜に行ったんです。いろんな外タレのライブに一緒に行ったとてもステキな友達でした。ライブ当日に告別式があったけど、そちらは仕事の都合でどうしても出れなかった。最後のお別れしたかったなぁ。。。と心残りでしたが。
ライブ中、ふと、後ろの超満員のスタンディング客のほうを振り向いたんです。
なんとそこに、彼女がいた!!
学生時代の、若く美しかった姿のままで。ステージのCharに一生懸命声援を送っていました。
「Mamiだ・・・・Mami、ここまでお別れしに来てくれたのね」と思ったときにはスッと消えていました。
Mamiのことは、また改めて書きたいと思います。
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by gbsatomi | 2006-09-27 23:31 | MUSIC

再演決定!「WE WILL ROCK YOU」

さて、昨年たまたま見に行き、とりこになってしまったミュージカル「WE WILL ROCK YOU」が今年も新宿コマに来ることになったと聞いて、興奮しております。b0036381_1202176.jpg
公式サイトを見ると、昨年と同じオージーキャストのようで、俳優まで全部一緒かどうかはわからないけど、願わくば、同じキャストであってほしいと思います。
とにかく、出てくる人みんな、歌唱力が素晴らしかったんですよ。

昨年見た後は「もう1回見たい!」との思いが募り、せめてCDを買おうとしたら、発売されているのは本場ロンドンキャストのものだった。
視聴すると、うーん、日本で上演されたオージーの歌とは、ちょっと違いますなぁ。
主役の男女の声が甘すぎて、ROCKじゃないんだなあ。
で、何回もAMAZONで買おうと、クリックしかけてはやめて、今日に至っている。

昨年の興行成績は必ずしもよくなかった、とのうわさもあり、(実際私が行ったときも招待客が多かった模様)もう再演はないかな、とあきらめていた。
今年に入って「TOMMY」や「MOVIN’OUT」など、ロックミュージカルが次々上演されて、昨年の「WWRY」の影響?だったら、再演もあっていいのにな・・・と思ってた矢先、
携帯にくる着歌メールマガジンで「WWRY再演決定」の文字を見る。
えっ?ホント!?
そうだ、と「70年代ロック少年」さんのブログを見に行く。このミュージカルがご縁で、拝見するようになったブログなのです。
わっ、ホントだ!さすがにもう記事が貼ってあった。
やった~~!!

実はこれ、昨年「行ったのよ」と自慢?したら、「ああ、私も行きたかったわ~。誘ってくれればよかったのに・・・」と言う人に何人か遭遇したのだ。
一人は兄嫁だったので、すぐ電話する。「satomiさんの都合いい日でいいわよ!」
なんと、今回は1ヶ月ちょっとの上演。それも、わたし的にとおーっても忙しい、11月14日から12月17日というスケジュール。(ま、誰でも忙しい時期だよね)
12月はまずムリなので、11月に1回、兄嫁といくことを約束。
「1回?」はい、最低でも2回は見たいのです。エへへ。
もう1回は、誰と行こうかな、と思うくらい、複数の人に言われたんですよ、「今度行くなら誘って!」はい、すべて女性。やっぱ女性はクイーン好きなのかな。

で、今年の課題は「見る場所」である。
昨年は、急遽買ったチケットで後ろのほうの席だったけど、それでも狭いコマ劇場では十分満足して見られた。
ところが「70年代ロック少年」ブログオーナーのカモミロさんによると

・なるべく前の席で見たいので、早めにチケット購入。
・ 初日と千秋楽は押さえる            とのこと。

なーるほど、これが通の見方というものか。
たしかに、後ろで見てもあれだけ良かったんだから、俳優の息遣いが聞こえてきそうな、前で見ると、どんなに迫力あることだろう。
b0036381_1221361.jpgそれに、初日というのは気合入りまくり、千秋楽はその10倍くらい気合いが入るだろうから、ちょっとダレがちな?普通の日に比べて素晴らしいパフォーマンスを期待できるに違いない。

しかし、日にちは指定すれば取れるけど、「前のほうの席」ってどうやってとるのかしら?
昨年は、なんだか急に行くことになってあわててチケットローソンで、とにかく日にちと安いほうの席(¥9450)を入力したら、勝手にチケットが出てきた。つまり、席の指定なんてできなかった。
演劇などふだん見に行かないので、そのへんがとんとわからない。
前の席、というとやはり¥12600になっちゃうんだろうなあ。
でも、今年は息子たちがいまいち反応なかったので、×3じゃないから、私だけ贅沢しちゃおかな。あ、でも兄嫁は「¥9450ね」と言ってたわ。安い席でも、なるべく前のほうとか、そんなことはできるのでしょうか。(うーん、セコイぞ!)

ちなみに、カモミロさんも男性だし、やはり私が時々拝見している「ロックdeシネマ」管理人pagさんも男性で、本場ロンドンでこのミュージカルを見て、大いに感動されたそうである。決して女性向きというわけではないから、クイーンに興味のある男性にはおすすめしたい。
って・・・私、誘ってるんじゃありませんから(^_^;)
b0036381_1243613.jpgだって、複数の女友達に行こう、って言われてるんだもーん。
女同士、黄色い声援いや、ちょっと黄土色になってしまった声を出して盛り上がってこよう!っと。


♪ミュージカルの通な見方をご存知の方、ぜひ教えてください♪

「WE WILL ROCK YOU」の映像とオフィシャルサイトは こちら
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by gbsatomi | 2006-07-27 01:31 | MUSIC

90年代空白地帯(邦楽編) ああT-BOLAN

(しばらくおさぼりをしていました。毎日クリックしてくださった方、すみませんm(__)m)

今日は、自分語りをしてみたいと思います。よろしくおつきあいのほどを。

さて、タイトルの「空白」であるが、何が空白かというと私の人生で、「音楽的に空白だった」ということなのです。(なんか大げさな言い方だけど)
12歳でビートルズに目覚めてからというものの、ひたすら洋楽を聴き続けてきたが、それは1990年でピタっ!と止まってしまった。
1980年、ジョン死去の年から10年間は、私の人生も学生→社会人→主婦→母へ、とめまぐるしく変遷を遂げた時期だった。
80年ごろからからMTVなるものが台頭し、いわゆる洋楽全盛時代というか、後年「産業ロック」という言葉で括られるような音楽も出始め、「音と映像」が当たり前のように結びつく時代となっていった。私も以前ほど特定のアーティストに肩入れすることなく、時代の流れにのった「ヒットチャートもの」を聴くようになっていった。好き嫌いはあったが、まあ、自分の音楽鑑賞史のなかでは最もポリシーのなかった時代と言えるでしょう。

そんななかでただ1つだけあったポリシー。
それは「邦楽を聴かない」ということだった。
80年代に青春を過ごし音楽好きだった人なら、誰でも持ってたと言ってもおかしくないサザンとユーミン。私は借りたことすらなかった。今でこそ「J-POP」という言葉で語られる邦楽ロック&ポップスは、その頃は「ニューミュージック」だった。やはり、なんというかセンスが洋楽に比べて劣っている、と当時は思い込んでいた。この頃例外的に聴いたのが佐野元春と安全地帯くらいかな。久保田利伸が出てきたときは「日本人でこんな歌い方をする人がいるなんて」と驚いたものだったが。まあつまりは洋楽かぶれ、だったんですね。

ところが1990年、そんな生活は一変した。
2月には「ストーンズが来るんだって、最初で最後かも!」と東京ドームに行き、中年のおじ様たちに混じってスタンディングでこぶしを突き上げていたというのに、どうもその頃お腹に赤ちゃんが宿っていたらしく、11月には母となって育児に追われる生活となったのだ。

これはもう、音楽どころの生活ではなかった。
生後2ヶ月くらいは自分の時間など皆無だったが、夜中の授乳がなくなり生活に一定のパターンができると、夜に新聞を読むくらいの余裕はできた。やがて春になり、ベビーカーに子どもを乗せて「公園デビュー」をした。そこで知り合った人たちがやたらとドラマの話をしていた。
ちょうど「101回目のプロポーズ」を放映していた時期で、主題歌の「SAY YES」(チャゲ&飛鳥)がバカ売れしていた。邦楽史上ではこの頃はエポックメーキングな時期だったのではないだろうか。ドラマとの「タイアップ曲」が売れに売れた時代なのだ。

「SAY YES」は、音楽から遠ざかっていた私にたまにはCDでも聴いてみるか、という気になるきっかけを与えてくれた。日本語の音楽というものは育児に疲れている体には、抵抗なくすーっと入ってきたのだ。そしてドラマとのタイアップは次々とメガヒットを生んでいった。見てなくても、つけっぱなしだったテレビで偶然流れてたとか、CMでも流していたりで、それらの曲は自然と耳に入ってきた。

そんな中で唯一琴線を直撃し、「CD聴いてみたい!」と思ったのが
T-BOLANの「離したくはない」(「ホテルウーマン」主題歌)だった。
b0036381_14364150.jpgT-BOLAN?なんだそれ。どう考えてもT-REXとマーク・ボランが浮かぶでしょう。
じゃあグラムロックの系譜を受け継ぐバンドなのかな、と思いきや、彼らはメディア露出が大変少なかった。CDにもはっきりと顔がわかる写真が少なく、同時期に売れ出したB’zと似たようなサウンドでありながら、なんか突っ張った恐い感じのバンドだった。

ボーカルでフロントマンが森友嵐士という、とても本名には思えない名前の人だった。その声はちょっとねちっこくて特に好きではなかったが、彼らの曲はなぜか私のハートに直球ストライクを投げてきた。早速CDを借りて(買ったのではない^^;)いろいろ聴いてみた。
歌詞が好きだの愛してるだの、そんなのばかりでちょっと凡庸だったが、メロディー、サウンドはブルース色の強いロックで、見事にはまってしまった。B’zが売れ線狙いに走った感があるのに比べ、あくまでもマイナーなイメージがこれまた気に入った。
「離したくはない」とか「マリア」「By for now」なんかが有名かも知れないが、私の一番のお気に入りは「Lovin’ you」というバラードだった。

そして私はといえば1993年に次男を出産し、これまた忙しい日々だったが、長男が幼稚園に入った94年くらいからは車でFMを聴くということが多くなった。当時出てきた「シャ乱Q」や「GLAY」なんかはいいねえ、と思ってまたCDを借りて聴いていた。(そういえば王様が「深紫伝説」を出したのもこの頃【95年】でした)
ふと気づいたら車の中が邦楽のカセットだらけだった。
あら、あの「洋楽かぶれ」の私が・・・と自分でも不思議だった。

そういうわけで、人生で稀な「邦楽鑑賞時代」に、一番心に焼きついたT-BOLAN。
しかし、彼らはいつのまにかフェイドアウトしていた。同時に邦楽シーンも「小室時代」になっていった。とりあえずgloveを聴いてみたがイマイチ、というよりイマ2or3という感じだったし、安室奈美恵の1st.の最初の曲の冒頭「Go,Go!」という掛け声を聞いた瞬間、はっきりわかった。「これはお子ちゃまの音楽だ…」私には先天的にNGだった。

それからまた10年がたち、J-POPも爛熟期に入ったというのか、より洗練されてきたように思う。今では高校生と中学生になった息子たちの影響で私は「中年にしてはJ-POPを知ってるおばさん」なのかも知れない。しかしやはりあのT-BOLANほどインパクトの強いバンドには出会えていない。彼らの演奏している姿を見たことがないが、一度見てみたかった。テレビに出ていたのか、それすらも知らない。CDだけで「ちょい惚れ」した、ちょっとミステリアスなバンド。
b0036381_14411784.jpg
それにしても彼らはいったいどこへ行ってしまったのでしょう?最後のほうに出したシングル「愛のために 愛の中で」は、曲名こそアレだが歌詞はちょっと新境地を開いていたし、サウンドもソウルフルでとてもよかったのに。
で、調べてみたら・・・

1995年、ライブツアー『LIVE HEAVEN '94~'95』中に森友が喉を痛め、最終公演(3月26日・大阪厚生年金会館大ホール)はドクターストップがかかるも強行ライブを敢行。そのためもあってか、シングル「Be Myself/Heart of Gold 1996」を境に新曲を発表することなく活動休止状態となる。1999年12月に解散。

となっていた。そうかぁ、ノド痛めそうな声質だったなぁ・・・
それにしても残念である。今では語られることもないバンドだと思うけど、どなたか好きだった方はいらっしゃるでしょうか?
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by gbsatomi | 2006-04-25 14:54 | MUSIC

嵐が丘 ―Wuthering Heights― ケイト・ブッシュの世界

「♪Out On the wiley, windy moors We'd roll and fall in green・・・」
b0036381_036340.jpgケイト・ブッシュのデビュー作にして最大のヒット作品。1978年のことだから今の若い人は知らない人が多いかも。さんまの「恋のから騒ぎ」のオープニングテーマ、といえば「ああ、あれね」とわかる人もいるかな。

これがイギリスで大ヒットしたとき、私は高校1年生。
「エミリ・ブロンテの『嵐が丘』にインスピレーションを得て弱冠14歳でこの曲を作ったイギリスの天才少女。デイブ・ギルモアに見出されて衝撃のデビュー」
という宣伝文句はそれだけで私の心をそそった。だって「嵐が丘」には特別な思いがあったから。

亡き母がいつも言っていた。
「ママはね、若いとき『嵐が丘』を見て、ローレンス・オリビエがあまりに素敵で『ポーっ』となっちゃって、帰りの切符を買い間違えてね・・・」
b0036381_03701.jpgいつも嬉しそうに、短かった青春時代のエピソードを語る母に影響され、「嵐が丘」に興味を持ち、本を読んだ。もちろんその頃は「世界名作全集」みたいな子供向けに書かれた本であったが。
中学のときリバイバル上映されていた、その映画―ローレンス・オリビエ、マール・オベロン主演の「嵐が丘」も母と一緒に見にいった。モノクロだったが母の解説もあいまって、それは私に強烈なインパクトを与えた。
「ママはね、この広大な原野のような、こういう雰囲気を舞台としたお話が大好きなのよ」 
ふーん。不毛の荒野、寒々しいモノクロ画面、おどろおどろしい復讐劇・・・(この時点では、まだ原作を読んでいなかったので映画のセンチメンタリズムに流されてもいたが)
とにかく、母の影響大でこの物語に特別な思い入れを持つようになった。

その物語に想を得たという曲をひっさげてデビューしたケイト・ブッシュ。
一度聞いただけですぐにデビューアルバム「The Kick Inside(邦題:天使と小悪魔)」を買いに走った。当時お金がなかったので、輸入盤(アメリカ盤)を買った。b0036381_0375698.jpg



日本盤のジャケットもそうだが、ノーブルでありながらセクシーな彼女のビジュアルも魅力的だった。b0036381_0385637.jpg



(今の日本盤ジャケットはこれ↓に変更)
b0036381_0463744.jpg

そして件の曲「Wuthering Heights」。
♪Heathcliff, it's me, Cathy, come home
I'm so cold, let me in in-a-your-window
(ヒースクリフ、私よ、キャシーよ、帰ってきたのよ。
とても寒いわ、中に入れてちょうだい)

もうこの一節でKOです。「キャシーの亡霊」という妄想にとりつかれ、狂ってしまうヒースクリフ。
膨大な物語のエッセンスをぎゅっと凝縮したような歌。魅せられてしまった。

ちょうどその頃、ケイト・ブッシュは「東京音楽祭」(こんなもの、あったんですねえ)
に出場するため来日した。そこで彼女が歌ったのが「The Kick Inside」の1曲目「Moving(邦題:嘆きの天使)」。初めて見る生ケイトである。いや、生ではないが、PVなるものがそんな簡単に見れない時代(MTVなんて当然ないもんね)に当時一番気になっているアーティストの映像を見れるなんて。ワクワクしながら夜7時のオンエアを待ったことを思い出す。
彼女は一番最初に出て、歌った。いや演じたと言うべきか。
ヒラヒラと神秘的な、妖精のようなドレスを着て、パントマイムをしながら歌うのだ。
b0036381_0512654.jpgこんな人初めて見た。この曲の最後の歌詞は
「You crash the lily in my soul,soul,
soul~」というのだが、その「soul」のところが、か細い声だけど心の奥から、そう、もろに魂を搾り出すような歌い方で、その振り付けもはっきり覚えている。胸をえぐるというのか、手を胸の前にかざしては首の方に向けて掌を返す。そのときのカメラ目線。
「わあ~っ!パントマイムってすごい!そしてこの人はこんなパフォーマンスができる人なんだ」
すっかり魅了されてしまった私は、それ以来この素敵なお姉さま(私より4歳上)のとりことなった。

買ったLPはアメリカ盤なので、当然日本語訳はなく、ビートルズの「Sgt.」
みたいにジャケットの裏側に載っていた歌詞で、彼女の世界を味わうしかなかった。
でも変に訳を見るより、かえって「ケイト・ブッシュの世界」を自分なりに構築できたような気がする。ビートルズを好きになって以来、ビートルズが何を歌っているのか理解できるような英語力を身につけようと、とりあえず英語だけは一生懸命勉強していたし。(他の科目はさっぱりだったが)
例えば「Feel it」という曲がある。フィール イット、何をフィールするのだろう?と思ってよく読むと「After the party  You took me back to your parlour. 」 「A little nervous laughter」 「Locking the door.」「My stockings fall onto the floor」「See what you’re doing to me」とある。なんだか高1の小娘(いまどきのコと違い、ウブでした)でもムムム、と考えてしまうものがあった。そう、官能的でありながら上品さを備えた、それはケイト・ブッシュ独特の世界なのだった。

適当にヒットを放ちながらも、あまり商業主義にのまれることなく、独自の世界を昇華していった彼女だが、ここのところさっぱり音楽活動から身を引いていた。と思いきや、昨年11月に12年ぶりの新譜が出たのだ。b0036381_0525288.jpg
「エアリアル」。2枚組の大作で、30分超の曲もあるという。
私はこれを聞くのを封印している。これだけに没頭できる環境になってからじっくり聞きたいので、春以降(おそらくそういう環境になっているとの希望的観測)に購入して、久しぶりのケイトの世界を味わうつもり。
万人向けじゃないけど、好きな人はめちゃ好きだと思います、ケイト・ブッシュ。

さらに・・・
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by gbsatomi | 2006-01-30 00:58 | MUSIC

ビートルズの版権

昨日の夜、キッチンにいたら「♪Our life, together,~」とテレビから愛するジョンの声。
すぐ反応し、リビングにダッシュした私。しかし映ったのは「けんちんうどん」の映像だった。なぜに「Starting Over」で「けんちんうどん」?まあいいけど。ちなみに番組は「THE!鉄腕!DASH!」という、TOKIOの番組だった。

そこでふと考えた。
「番組中でBGMとして使う曲はオリジナルでもいいんだ・・・」
ほら、よくCMなどで使われるビートルズの曲って誰かがカヴァーしたものでしょ。
どうしてオリジナル曲が使われないのかというと、ビートルズの場合は使用権がとても高いから、とかいう話を聞いたことがある。
その結果、今までにいろんなCMでいろんなカヴァーを聞いてきた。(そのほとんどが「これは許せん!」というものであったが・・・)

なぜこんなことを考えたかというと、一昨日たまたま「王様」の新作「カブトムシ外伝」をネットで試聴したから。b0036381_1104495.jpg
実はわたくし、王様の隠れファン。(ここで言ったら隠れでもなんでもないが)
衝撃のデビュー作「深紫伝説」から、怒涛のようにリリースされた1996年まではほぼ全作を知っている。といっても何とすべてレンタル。(これではファンとは言えませんね。王様ファンの方、ごめんなさい)(あ、そうだ!バンマスに借りっぱなしの2枚もあった、再びごめんなさい!)

「カブトムシ外伝」はビートルズのカヴァー曲を王様一流の直訳ロックで演奏したもの。
だから初期のロックンロールがほとんどで、ジャケットも「WITH THE BEATLES」のパロディになっている。
ビートルズのオリジナル曲を訳詞してCD化するのがNGということで、「ビートルズがカヴァーした曲のカヴァー」という「反則すれすれの選曲(by CDジャーナル)」で、ついにビートルズにたどりついた、というもの。
ジョンの曲は「想像してごらん」など今まで数曲出しているので、あれはヨーコが許可したのかな。とするとヨーコはなかなかユーモアを解する人なんだな。

それで、ビートルズの曲ってなんでそんなに敷居が高いのだろう?と単純に考えてしまう。
だって、パープルもツェッぺリンもストーンズもビーチ・ボーイズもGFRも、ぜ~んぶOKなのに。。。ビートルズの版権を持ってるのってまだマイケル・ジャクソン?破産寸前だから売るとか言われていたのはどうなったのだろう?
ロック生誕50年の今日、ビートルズはいまやロック&ポップスのスタンダードとなっているのだから、もっと気軽に使えるようになればいいのに。
いや、売れ続けているから、権利を持ってる人が儲け続けることができるから、だから敷居が高いのかな?需要が多いと価格も上がるって経済のなんとか?まあ無知をさらけ出すのはやめにしよう。でもビートルズファンとしては、CMでも何でも、できればオリジナル曲が聞きたいし、王様がパロディをやるのならぜひオリジナル曲でさせてあげたい、と思うのである。

(そういえば、最近よく耳にするアサヒビールのCMにホワイトスネイク「Here I Go Again」が使われているけど、あれ、なんかCMに合わないわ・・・と感じる私)

ちなみに「カブトムシ外伝」の収録曲はこちら
1 ひねってワオ! (Twist&Shout)
2 お願い郵便屋さん(Please Mr. Postman)
3 踊るベートーヴェン(Roll Over Beethoven)
4 君に首ったけ(You Really Gotta Hold On Me)
5 リジーにクラクラ(Dizzy Miss Lizzy)
6 月光おじさん (Mr. Moonlight)
7 長身サリー (Long Tall Sally)
8 男子 (Boys)
9 ゼニー (Money)
10 米とげ、ザ~ッと ※オリジナル曲
11 Hey 柔道一直線 ※オリジナル曲
12 カブトムシキング・メドレー

私がまっさきに聞いたのが6番。笑わせてもらいました。
今度はちゃんと買っちゃおうかな。

笑える映像
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by gbsatomi | 2006-01-09 01:11 | MUSIC

ジョージとジョージを考える

えーっと、ジョージ・ハリスンのことではありません。
ジョージ・マイケルとボーイ・ジョージのことです。

まず、ジョージ・マイケル。b0036381_240229.jpg言わずとしれた、80年代の人気ポップ・デュオ「ワム!」のボーカリスト。解散後もソロとしてメガヒットを飛ばし、英国を代表するシンガーとなっている。「ラスト クリスマス」は 中学の英語でも習うほどで、日本のクリスマスソングのスタンダードとなっている名曲。

そしてもう一方、ボーイ・ジョージ。
b0036381_2405881.jpgこれまた80年代。「カルチャー・クラブ」のリード・ボーカリストとして華々しく活躍しましたねえ。「♪カマカマカマカマ カマカミーリオン」と聞いたら洋楽に疎くても知らない人はいないのでは?なんかのCMにも使われてたし。特異なルックス。一度見たら忘れられない、存在感のある人です。


そして、ジョージとジョージの共通点・・・名前だけじゃなくて「ゲイ」であること。

昨年末、この2人の話題が同時に出て「!」と思った。
ジョージ・マイケルはドキュメンタリー「ジョージ・マイケル~素顔の告白」が12月23日より上映、ボーイ・ジョージは彼の半生を描いたミュージカル「TABOO」のライブ映像が12月24日より上映されているのだ。またなぜに時を同じくして、それも両方とも渋谷で?
どっちも見たい!いえ、別に2人の熱狂的なファンではないんだけど。
私の場合、(普通の人とやはり感覚が違うのかしら?)映画はハリウッドの超大作などより、こういう独立系ミニシアターで上演されるようなものに、興味を持ってしまうのです。
しかしねえ、この忙しい年末、渋谷までわざわざ行くことなんてできないわ・・・と残念に思いながら新年を迎えたのであった。

「ジョージ・マイケル~素顔の告白」は、彼が赤裸々に今までの人生を語っているようで、ワム!でセンセーショナルなデビューを果たしたときから、レコード会社と争ったり、わいせつ罪で逮捕されたこと、最愛の母と恋人の死・・・そしてカミングアウト。ゲストも豪華でエルトン・ジョン、スティング、マライア・キャリー、ノエル・ギャラガー、そして“同士”ボーイ・ジョージなどがコメントをしているようです。
彼のボーカルはとっても好きなので、今まで彼本人にはさほど興味はなかったけど、こんな映画があるならぜひ見たい、と思います。ところが、1月は12月にもまして、時間的・精神的に余裕のない私。いつまで上映されるのかなあ、と調べたら、「1月中は確実に上映いたします」とつれないお返事。まあねえ、あんまり興行的には見込めないんでしょうねえ。できれば3月半ばまでやってもらえたら嬉しいんだけど。

そしてボーイ・ジョージの「TABOO」は、渋谷でももっともっと小規模な(なんと40席!)映画館で上映されているという。
能書きは
『ロッキー・ホラーショー』よりも華やかでシニカル
『ヘドウィグ&アングリーインチ』よりもクールで切ない…
ボーイ・ジョージの半生と共に綴られる80年代ロンドンへのオマージュ

2003年度オリヴィエ賞受賞!
2004年度トニー賞4部門ノミネートの大ヒットミュージカル『TABOO』ライブ映像が遂に日本上陸!!
ということです・・・すごいじゃん、これ!
(なのになんで「40席」なの~?)

そうそう、「ヘドウィグ」のときも、やはり渋谷の独立系1館だけの上映で、とても見に行きたかったのだけど、その頃まだ息子たちが小さくて、とてもママのお遊びで渋谷まで映画見に行くということはできなかった。後に、偶然にも飛行機の中で見ることができ、隣の息子たちを気にしながらど派手な映像とシュールな世界に浸ったものでした。
日本では「ゲイもの」は、一般受けしないんでしょうかね。

こんなこと書いてると、私ってまるでゲイとかホモとか、おかま・・・そっち方面が好きなの?って思われちゃうかもしれない。
いえいえ、決してそういう趣味があるわけじゃないんだけど。
でも何というのかな。何か彼ら(ジョージ・マイケルとボーイ・ジョージ)をイメージであらわすと「哀」という文字が出てくるのですよ。
同性愛者の気持ちがわかるわけではないが、他人には理解されにくい自分の本質を嘆いているような、愛に飢えているような、そんなふうに見えちゃって。何か手を差しのべたくなるような気がするのです。

そう思うのは、学生時代のクラスメイトだった「しんちゃん」の影響が大きいかも。
しんちゃんは、いわゆるゲイだった。いやホモなのかおかまなのか、そのへんの線引きはよくわからないが。
1年のとき自己紹介で「美しいものが好きです。玉三郎が大好き」と言ってちょっと目立っていた。身長は低くて、なよなよしたその風情、しゃべり方は完璧に私より色っぽかった。色っぽい、って男の色気じゃなく、もちろん女の色気です。クラス中の女子で彼ほど色っぽい子はいなかった。なのに濃いヒゲが点々と生えていた・・・
しんちゃんは女になりたかったようだ。性格もそのへんの女の子より、ずっと良かった。
3年になってクラスが変わり、久しぶりに見かけたとき「あ~らあ、satomi~い、げんきぃ~?」といつもの色っぽい仕草で話しかけてきた。私が返事すると「そうねえ、アタシはねえ・・・」とオネエ言葉になっていた。(2年のときまでは『ぼく』って言ってたのに・・・)

しんちゃんと個人的に親しかったわけではないし、卒業後は噂は少し聞いたけど、今どうしてるのかはしらない。でもあるとき彼が「アタシはね、美しいものが好きで、そういうものにあこがれるの。そうなりたい、と思うのよ。でもねえ・・・(ため息)アタシは双子で、片割れは女なの」と、悲しそうに言ったことが忘れられない。
もしかして、性同一性障害だったのかもしれない。でもその頃はそんな病気は認知されていなかった。「おかま」なんていう言葉が、彼(彼女)を傷つけていたのかもしれない。そのへんはよくわからない。

でも、こうやってしんちゃんのことを振り返ると、私がジョージ・マイケルや、ボーイ・ジョージに、そして物語のヘドウィグに、どうして不思議なシンパシーを覚えるのかがちょっとわかった気もする。

なんか、彼らって人生を普通の人の2倍生きてる、というか2とおりの人生を生きてるというのか、そんな気がして、だからこそ深い人々なのでは、と思ってしまう。

そういえば私、カルチャー・クラブを見に行ったんだわ。1984年@武道館。
ボーイ・ジョージがなかなか姿を見せずに、声だけ「Hoo~Hoo~」と何回も言って観客をじらしていたことを思い出す。その言い方ってね、あのHGの「フォーっ!」と同じだったよ。
ゲイの人独特の言い方なのかな、いやHGはまったくの作りキャラだけど。
あ、でもこんなふうに「キワモノ」扱いされるのを、あえて道化になってたボーイ・ジョージは一番嫌がってたのかもしれない。とは私の推測で、真相はわからないけど。

とにかく、この2つの映画、どっちも見たいのです。
http://www.wisepolicy.com/george_michael/top.html

http://www.wisepolicy.com/taboo/
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by gbsatomi | 2006-01-06 02:46 | MUSIC

フレディ・マーキュリー追悼コンサートを見てザンゲする

今さらながら、フレディ。
だって、中1の次男がはまっちゃってすごいんです。b0036381_123504.jpg
暇さえあればフレディの節回しそっくりにQUEENの曲を歌っている。そう、あの大げさなかなり笑える節回しですよ!私が笑ってるのも気にしないでひたすら歌っている。
こうなったきっかけは、今夏、ミュージカル「We will rock you」を見に行ったから。

ミュージカルが楽しめるようにと、私は彼らと「予習」をした。「オペラ座の夜」は幼い頃から車の中で聞かせてきたが、私も聞いたことなかった「Gratest Hits vol.1&2」を借りてきて聞きまくった。ビデオは何年か前のスカパーの録画で間に合わせ、かねてから見たかったDVD「フレディ・マーキュリー追悼コンサート」を借りた。
そのコンサートは以前、(わりと近年)テレビで見たのだか、ジョージ・マイケルの歌う「Somebody to love」に鳥肌が立ち、俄然見たくなったのだ。すごい豪華メンバー。見たかったなあ。いつやったのかしら・・・そのコンサートの存在は小耳にはさんでいた程度で、はっきり認識していなかったのである。
というのは・・・
【フレディと私 極私的年表】
1990 11月  長男誕生
1991 11月  フレディ逝去
1992  4月  フレディ・マーキュリー追悼コンサート
1993  2月  次男誕生

つまり、私が妊娠・出産・子育てに追われている真っ最中の話で、もう音楽どころではなかった時期だから。子どもたちが寝静まった深夜に、新聞や本を読むのがせいいっぱい。したがって70年代半ばから80年代最後までロック・ポップスを中心とした洋楽を聞き続けてきたが、90年からはものの見事にスパーっと抜けているのだ。
でもフレディが亡くなったことが報道された日、高校時代の友達から何人も電話がかかってきたものだ。「satomi・・・フレディ死んじゃったね」「フレディっていうとsatomiを思い出しちゃってさ」と皆なぜかお笑い口調。
それもそのはず。高校のとき、私を中心とした何人かの女の子は、フレディのことをさんざん揶揄して遊んでいたのである。(フレディさん本当にごめんなさい)b0036381_1251667.jpg

クラスの中で唯一QUEENの話ができたK代ちゃん(奇しくも今組んでるバンドのパートナーと同名)は、男子がみなへなへな、となってしまうアニメ声の持ち主。そのK代ちゃんの教科書にフレディの、とっておきの写真(はっきり言ってキモい)をはさんでおく。授業が始まり、教科書をあけたK代ちゃんの「きゃ~~~っ!」という悲鳴が教室中にとどろく―――離れた席からVサインでにっこり微笑む私。
当然仕返しをされてしまった。後日、現国の教科書を立って音読する私の視界にチラ、チラとフレディのトンでも写真がちらつく。クスクス笑いをこらえながら読んでいると「何笑ってるんですか。マジメに読みなさい!」と先生。K代ちゃんの頼みを聞いた、私の席の周辺に座っている男子にしてやられた。

なぜフレディの写真が容易に手に入ったかといえば、その頃の洋楽雑誌にはQUEENが必ずといっていいいほどグラビアで登場していたからだ。3人の美形のメンバーに1人だけ、ちょっと毛色の違う人・・・そのコスチューム、ポーズ、表情。当時、エアロスミスのおばけ口君や、KISSの歌舞伎メイクなどインパクトの強いバンドは他にもあったが、これほど絵になるグループはやはりQUEENをおいてなかったといえるだろう。
だからミュージックライフとロッキンオンとPlayerを購読(ときどきロッキンfとかも)していた私の手元には、フレディの写真がたくさんあった。フレディだけを切り取ってみたらすごい数になった。これを学校に持って行き、机の上に並べて放課後遅くまで数人の女の子たちでキャッキャと盛り上がっていた。「キャー、これおかしい」「何これ~、気持ちわる~い」というふうに・・・b0036381_1265522.jpg
そのとき。
日直の先生が見回りにやってきた。
なんとその先生は、私たちがひそかに「フレディK島」と呼んでいた、ちょいフレディ似の先生だったのだ。
「なんだ、なんだ、お前らは。まだ残ってたのか。早く帰りなさいっ!」(教室の入り口から叫ぶ)
「何広げてるんだ。こんなにいっぱい」(つかつかと近づく)
「誰だよ、これ。ああ・・・・・布施明か」(あきれて出て行く)

!!!~#$℃;★£◆¥☆△*※%ж+&▼Жё●〆~!!!
ふ、ふせあきらぁ~???な~んであたしたちが、ふせあきら!?
箸が転がってもおかしい年頃の女の子たちは、絶叫し、涙を流しながら笑った。

とまあ、前置きが長くなってしまったが、武道館コンサートなどに行きながらも、私は決してQUEENファンとはいえない、むしろQUEENのファンから怒られそうなリアルQUEENライフを過ごしたのである。b0036381_1323257.jpg

そんな私が、「フレディ・マーキュリー追悼コンサート」を見て、フレディのボーカリストとしての偉大さに改めて感動し、ひれ伏している。フレディ、本当にあなたはすごかった。
だってどんな曲でも歌えるんだもの。ライブでは声量なかったけど、CDは完璧。そして声量のなさはその圧倒的唯一無二のパフォーマンスで十二分にカヴァーされていた。
素晴らしい、エンタテイナーでした。(いつも笑ってばかりでごめんなさい)

追悼コンサートに集まった豪華メンバーは、エルトン・ジョン、ジョージ・マイケル、ロバート・プラント様、ロジャー・ダルトリー、ポール・ヤング、デビッド・ボウイ、アン・レノックス、アクセル・ローズ、スラッシュ、そしてなぜかライザ・ミネリetc.
私の好きな「Who wants to live forever」はシール、という知らない黒人歌手が歌っていた。なんでも90年代初頭に流行った人らしい。
とにかく、これらオールスターキャストの歌を聞いていると、フレディはなんと声域が広く、ロックもファンクもバラードも何でも歌える素晴らしい表現力を持ったシンガーだったのか、という、ファンにしてみれば当然のことを今ごろ認識したのだ。
男性も女性もオリジナルキーで歌っていた。エルトン・ジョンなどは、「ボヘミアン・ラプソディ」は1オクターブ下で歌っていた。フレディはキーが高いのだ。だから女性も違和感なく歌える。男女の声域の壁を軽く乗り越えていたというのか、男だったのか、女だったのか・・・あ、ごめんなさい、また昔のノリに戻ろうとしている(反省b0036381_1361714.jpg

まあ、そんな回顧の念、後悔の念に浸りながら、最近またそのDVDを借りてきて、息子たちと見入っていた。次男は得意気に歌っている。2枚組のそれは、メイキング映像など興味深いコンテンツがある。
ランダムにリモコンを押していたら突然エリザベス・テーラーが出てきた。
(あ、そういえばこんなシーンあったよね・・・)
「この人、誰?」という長男(中3)の問いかけに「エリザベス・テーラーってアメリカの大女優よ」と答えながら頭の中では(ちょっとヤバい、どうしよう。まあこれはエイズ基金のチャリティコンサートでもあったのだし・・・私もいつかは息子たちに言わなきゃいけないことだし・・・この際性教育にも使っちゃおかな、このシーン・・・)と迷いながら考えが堂々巡りしていた。傍らで「なんでこの人が出てくるの?」と聞かれているが、それには答えられずにさあ、どうしようかと思ってたら・・・・
リズは貫禄たっぷりに、思いっきりゆったりとした英語で語りかけた。
「Protect yourself.  ゆーーず こんどーーーむ!!」

ご丁寧に日本語訳字幕スーパーまで出ていた。
「まあ、その、そういうことよ。これを言うためにこの人は。。。あの・・・フレディはエイズで亡くなったからして、だからその…むにゃむにゃむにゃ…」 
しばし息子たちは沈黙。
やっぱ、言えなかった。「だからね、あなたたちも彼女ができたらSEXするなとは言わない。でも避妊は絶対しなさい。コンドームつけなさい。それが愛する彼女を守ることになるし、自分を守ることにもなるのよ」 って言いたかったけど。
まあ女ッ気など皆無のわが息子たちには、まだまだいらぬ心配かもしれない。。。

とにかくこれ、QUEENが好きな人にはおすすめのDVDです。超一流のパフォーマーたちによるQUEENナンバーを聞くと、本家のDVDとはまた違ったフレディの魅力と楽曲の良さを感じられることでしょう。お正月休みなどにぜひ!b0036381_1384573.jpg

01. タイ・ユア・マザー・ダウン / クイーンwithジョー・エリオット&スラッシュ
02. アイ・ウォント・イット・オール / クイーンwithロジャー・ダルトリー&トニー・アイオミ
03. ラス・パラブラス・デ・アモール(愛の言葉) / クイーンwithズッケロ
04. ハマー・トゥ・フォール / クイーンwithゲイリー・シェロン(エクストリーム)&トニー・アイオミ
05. ストーン・コールド・クレイジー / クイーンwithジェイムズ・ヘットフィールド(メタリカ)
06. 愛という名の欲望 / クイーンwithロバート・プラント
07. トゥー・マッチ・ラブ・ウィル・キル・ユー / クイーンwithスパイク・エドニー
08. RADIO GA GA / クイーンwithポール・ヤング
09. リヴ・フォーエヴァー / クイーンwithシール
10. ブレイク・フリー(自由への旅立ち) / クイーンwithリサ・スタンスフィールド
11. アンダー・プレッシャー / クイーンwithデヴィッド・ボウイ&アニー・レノックス
12. すべての若き野郎ども / クイーンwithデヴィッド・ボウイ&イアン・ハンター&ミック・ロンソン&クリス・トンプソン
13. ヒーローズ / クイーンwithデヴィッド・ボウイ&ミック・ロンソン&クリス・トンプソン
14. '39 / クイーンwithジョージ・マイケル
15. 輝ける日々 / クイーンwithジョージ・マイケル&リサ・スタンスフィールド&ジョシュマクリー
16. 愛にすべてを / クイーンwithジョージ・マイケル
17. ボヘミアン・ラプソディ / クイーンwithエルトン・ジョン&アクセル・ローズ
18. ショウ・マスト・ゴー・オン / クイーンwithエルトン・ジョン&トニー・アイオミ
19. ウィ・ウィル・ロック・ユー / クイーンwithアクセル・ローズ
20. 伝説のチャンピオン / クイーンwithライザ・ミネリ+オールキャスト
21. ゴッド・ セイブ・ザ・クイーン
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by gbsatomi | 2005-12-04 01:41 | MUSIC


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「ロックするピアニスト」 ポリーニの「ショパンエチュード」。超絶技巧で弾きまくるこの爆弾のようなCDは、ピアノに興味がなくてもロック好きな人なら、きっと衝撃を受けるでしょう。数あるショパンエチュードの中でも
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