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マツケンは一日にして成らず

芸能ニュースなど好きじゃない私だが、なぜか芸能ネタが続いている。というのは、先日、「FNS歌謡祭」で話題の「マツケン」を見て、ちょっとしたショックを受けたからだ。b0036381_10104611.jpg紅白に出るとかなんとか、少し前から何となく小耳にはさんではいたが、「ちょっと落ち目の芸能人が話題作りにやってるんでしょ」とタカをくくっていた。高橋秀樹が前にとんねるずの番組で、何だかおちゃらけたキャラを演じて人気者になったことがあったというでしょ、(見たことないけど)それみたいなものだと思ってたのだ。時代劇も廃れてしまったしねえ。

お目当ての「ポルノグラフィティ」が出なくて残念がっている次男は「そうだ、マツケンが出るんだ」などと言っている。「ねえねえ、マツケンサンバって何かお笑い番組から出てきたものなの?」と聞いたら「違うよ。この人が勝手にやってるんだよ」「そんなぁ、勝手に自分からこんなことやって売り出したの?かりにも時代劇のトップスターが…」何だかよくわからないな~。でも一度見てみようかな。そして番組は粛々と進んだ。キッチンにいた私に「ママ、始まるよ」との声。いよいよ「マツケン」の登場だ。よし、暴れん坊将軍様のエンタテイナーぶりを、このSATOMIがたっぷりと見て進ぜようではないか。

総スパンコールの着流し、ヅラにはかんざしのようなものを二本たらしているその姿は、美川憲一も真っ青。「あーあ、大地真央は離婚して正解だったね」などと思ったが、曲が始まってびっくり!正式には「マツケンサンバⅡ」というらしいが、その華麗な舞いは、私の目を釘漬けにしてしまった。
バックに従えるのは、武富士ダンサーズが着物に着替えたような大勢の女性陣、そしてサムライ姿の男性ダンサーズも。51才の「マツケン」は踊る、まわる、走る。広い舞台を縦横無尽に使っている。しかもその「踊り」は抜群に上手いのだ。ガタイがいいのに、動きは軽やか。衣装も相当重いはずなのに、そんな様子は微塵も見せず、常に笑顔。あんなキンキンキラキラの殿様姿と、バックで踊る「バカ殿さま」に出てくるような女中たち…暑苦しいはずのビジュアルなのに、少しもそう見えない。それどころか、サンバのリズムにこちらもウキウキしてしまうほどだ。よく見ると、立ち止まっているようでも細かいステップを刻んでいる。そして舞台の端から端まで走り、踊る。キメのポーズなどの所作はバッチリ!さすがに当代きっての時代劇役者だ。華やかこの上ない。
そして、この踊りを「歌いながら」やることに驚いた。息が切れてる様子はないが、あまり上手くないので「口パク」とも思えない。まあ歌はご愛嬌といったところだが。(意外と声が若い)

とにかく、驚いた。一時的な人気とりのようなものだと思ってたら、大間違いだった。
翌朝、私の唯一の芸能情報源である「とくダネ」から仕入れた情報では、なんと「マツケンサンバ」は、松平健がショー(公演)の一番最後でやるお決まりの演目だという。宝塚歌劇でいう、あの大階段のフィナーレのようなものか。もう10年も前からやってきたもので、最近始めたこの「マツケンサンバⅡ」が特に評判がよく、BSやケーブルテレビで放映されたものが、クチコミで人気が出てきたものらしい。(お笑い番組から派生したものではなかったのね、ごめんなさいマツケンさん)
b0036381_14151345.jpgそして、昨日の番組では、「マツケン」の登場時に瞬間最高視聴率28.5%を記録したというからスゴイ。(私だって、キッチンからとんで行って見たくらいだもんね)。う~ん、やっぱりマツケンはホンモノだ。ぽっと出の若い芸人ではないのだ。「とくダネ」によると、本名:鈴木末七。七人兄弟の末っ子。「師匠」と仰ぐ勝新太郎から「10回焼き鳥屋に行くなら1回高級クラブに行け」といわれて育ったという。いわゆる昔ながらの芸能人なんだなあ。
「マツケンサンバⅡ」の振り付けを依頼するとき、彼は「和洋折衷のものを」と言ったそうだ。
なるほど、着物姿で殿様が「サンバ」だもんね。本来ならミスマッチなことを、上手くこなしている。決してキワモノではなかった。
日舞、殺陣や乗馬に加え、殿様らしく見せる所作のために茶道なども学んでいるに違いない。身のこなしはとにかく軽く、優雅で華やかだ。
「芸」を持っているからこそ代表作もあるし地道に活躍もできるし、こういう「変わりダネ」でも勝負できるんだ。マツケン、すごいなあ、見直したよ。来年はNHK大河の「義経」に弁慶役で出るそうだ。義経役はジャニーズで唯一私が認めるタッキーだというし、ちょっと見てみるかな。みんなが「ヨン様」と言っているときに一人だけ「マツケン様」って言っちゃおうかな。

……すっかり「芸能通」になっちゃってる私。「芸能ニュースなど好きじゃない」と高らかに冒頭に宣言したというのに…それほどマツケンサンバに魅せられてしまったのです。
よくできた(訴求力の高い)CMソングなどは、知らず知らずの間に人の脳裏に焼きついているという。何気につい、そのフレーズが出てくるというように。今、私の頭にリフレインするのは「マツケンサンバⅡ」。1度だけ通しで聞いただけなのに、これもスゴイ。なんだか紅白が楽しみになってきた。「松平健ショー」に行けば、あの踊りが見れるのかな。いやいや、そこまでにはなりたくない。そうなっちゃいけない。かりにも「洋楽ロック」一筋に生きてきた私なのだ。

でも、本当の芸を持った芸能人は好きだ。女優でいうと、藤山直美。あの人は自身が強烈なキャラなのに、役になりきることができる、稀有な役者だと思う。彼女と勘九郎が競演した舞台は見たかった。歌手でいうと岩崎宏美の歌なんてお金出して聞いてもいいな、と思う。まあ、そういうわけで私の好みは一般的な若者の好みとは全然違うようだ。(何、あなた若者のつもり!?)

こうなったら最後まで芸能ネタで。最近若者に人気という「ギター侍」波田陽区。b0036381_1417955.jpg
先日その「芸」を初めてじっくりと見たが、どうも私には解せないものだった。
ところが長男は彼が「斬り~っ!!」と叫ぶたびにケラケラ笑っている。何だか、そこで笑わなければいけないかのように。
「これだったらママは『はにわ』のほうが面白いわ」と言ったら……
「わーっははは。『はにわ』だって!」
「いるじゃない、ベース弾いて歌う人。まだあの人のほうが…ん?(気づく)……あ、『はなわ』かぁ~・・・エへへ…」
「人の名前を間違える」「忘れる」これ、すなわちおばさんへの道。
マツケンもそうだが、おばさんも一日にして成らず。こうしたことを積み重ねて、「真正おばさん」になっていくんだ。。。
気をつけなくっちゃ!
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by gbsatomi | 2004-12-05 14:25 | DIARY

ヨン様VSシン様

似てる?似てない?  とくとご覧あれ。
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(なぜこういう画像をUPすることになったかは、お手数ですが「次のページ」のコメント欄をお読みください!)

(シン様の追想)
ヨン様フィーバーか・・・まったく、こいつのどこがそんなにいいのかなあ。まあ、確かにカッコいいけどさ。・・・・・・・ん?待てよ。こいつ、誰かに似てないか?・・・・・・そ、そうだ、若き日のオレ、オレだよ!(タバコをくゆらせながら、しばし昔を懐かしむ) ああ、あの頃は良かったなあ~。オレがギターを弾いて歌うと、女の子たちが「シンさまあ~!!」って黄色い声を浴びせたものさ。まあ、自分で言うのもナンだけど、K高校ではちょっとした「スター」だったぜ!なんせ「追っかけ」までいたんだからな。フッフッフ・・・・・

そんなオレも、もう40半ば。かつて追っかけてくれた女の子たちも・・・ん?待てよ。オレってもしかして今でも追っかけられてんじゃん。そうだよ!オレがギターを弾いて歌うと、オバさん、いや、元女の子たちが、黄色い、じゃなかった黄土色の声で、「ジョン(do)さま~」って。
そういえば、「ヨン様」を追っかけてるのもおばさん達。オレの追っかけ達も、すっかりおばさんになってしまった。ってことは、オレってもしかして「日本のヨン様」?
そうだよ!つまり、こういうことなんだ。
「ヨン様」≒「シン様」≒「ジョン様」 ほら、字にも共通点があるじゃないか。
そういうことか・・・いやぁ、気分いいなあ。フッフッフ・・・・・

(johndoさまあ、勝手なこと書いてゴメンネ!)

なお、SF-johndo氏によると、「ヨン様」は、「今の日本人風ではない」と。
「昔の男性」―自分たちが若かった頃の―を懐かしんで、中年のおばさん達が追っかけているのではないかと、冷静に分析しておられました。
そして、「伊勢正三」に似てるのではないかとも・・・b0036381_9491143.jpg

More  リアルシン様よりひとこと  (by SF-johndo)
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by gbsatomi | 2004-12-04 09:50 | DIARY

「ヨン様」に見るプロ意識

ついに「ヨン様」がお帰りになった。世界中に中年日本女性のみなぎるパワーを知らしめた、二度目の来日だった。b0036381_1545224.jpg
成田到着時に出迎え3500人、その後ホテル前での事故騒動があったにもかかわらず、「お見送り」には1000人、そして韓国に帰ったヨン様をいち早く「現地お出迎え」する日本人が200人近く来ていたというから驚きだ。この「ヨン様フィーバー」の中核をなすのが40代だと、各メディアは伝えていた。うーん、これは同じ40代女性として聞き捨てならない。
私がテレビで「追っかけおばさま」たちを見た感想では50代の、それも後半が多いような気がした。少なくとも、10代、20代は圧倒的に少ないといえるだろう。
私自身は、「冬のソナタ」をはじめとする韓国ドラマは見たことないし、ヨン様のことも好きじゃない。最近の彼の容姿は、髪形といい顔といい、何だか中年のおばさんのように見える。(肉体改造してマッチョになったらしいが)
ただ、私はぺ・ヨンジュン氏を嫌いではない。というのは今年の初め頃だったか、彼の初来日のとき、NHKのインタビューを受けているのを見て、何だか日本の売れっ子芸能人に比べて、誠実そうな人柄に見えたからだ。真摯に受け答えしている様子は、ちょっと売れてるからといって天狗になってるような日本の若いタレントとは、違うものがあった。謙虚な感じが好印象だった。そういう「真面目なイメージ」を売りにしている俳優なのかな、と思った。
そして今回の来日。日本の中高年のおばさまたちが手ぐすね引いて待つなか、満を持しての登場だ。何がああも彼女たちを熱狂させるのだろうか。その答えが、前回のインタビューと今回の記者会見でわかったような気がした。

写真集発表など、晴れの舞台になるはずの記者会見で、ヨン様の「ほほ笑み」は見られなかった。ファンがホテル前に押しかけ車を取り囲み、10人がケガをするという事故がおきたためだ。ヨン様は、合掌して「ごめんなさい、今日はほほ笑むことはできません。私のせいで私の家族たち(ファン)がケガをしてしまい、申し訳ありませんでした」と言った。会見は始終沈痛な表情で、涙を浮かべていた、と伝えるメディアもあった。その後行われる予定だった、写真集会場でのテープカットなど、晴れがましいセレモニーは一切中止になったという。
事故が起きた理由は、長時間自分を待っててくれたファンに、一目でも自分の姿を見せてあげたい、という彼の意向で、車が急に予定外のコースを走ったことによるらしい。(10人はいずれも軽傷ということが不幸中の幸いであったが)
日本の若いタレントなら「まったく。おばはん達がしつこいからこんなことになって。オレのせいじゃないんだ」みたいなふてくされた態度が、隠していてもほんの少し見られたかもしれない。しかし、ヨン様の表情は、ファンでもない私が客観的に見ても、暗くふさぎがちで、反省の色、謝罪の気持ちなどがよく表れていた。
この人は、本当にこういうキャラなのか。それとも内心はどう思っていようと、完璧に演技をしているのか。
テープカット中止など一連の祝賀行事キャンセルも「反省する好漢・ヨン様」のイメージを保つための戦略なのか?いずれにしても、あの態度はヨン様信者の胸をうったことはまちがいない。
それに、彼はファンのことを「家族」と呼ぶ。これには信者たちは「総胸キュン状態」だろう。韓国の芸能界の慣わしなのかどうかわからないが、もしヨン様が日本のファンの心をとらえるために、あえてそう呼んでいるとしたら――彼は相当有能な戦略家だ。
なぜなら、女性というものは一般に、「所属」するのが好きだから。わたしたちは、ヨン様が「家族」と呼んでくれる、ヨン様を筆頭とした集団。自分にとって居心地のいい、ヨン様公認の集団……そう思うことにより、彼女たちのパワーは倍増するのだ。

とにかくその会見を見て思ったのは「日本の芸能人にはこういうタイプはいない」ということ。若者中心の日本の芸能界に、40代後半以上の「真正おばさん」の入る隙はなかった。
そこへ、どんなにトシをとったおばさまにも、分け隔てなく誠実なほほえみをふりまいてくれる「ヨン様」は、日本の芸能ファン層のニッチをがっちりと掴んでしまったのだ。
この「追っかけおばさま」たちは、私が思うには、夫にも子どもにも見放された「淋しい主婦」ではない。だから世間で「淋しい女たちが心のすきまを埋めるために…」などというのは違うような気がする。それどころか、「夫も子どもも思うように操り、お金も暇もある主婦」が多いのではないだろうか。よくいえば幸せ、悪くいえば「やりたい放題」。もちろん、彼女たちは全国にいる何万人かのヨン様ファンのごく一部であり、大部分を占める良識的なファン、そして何よりもヨン様自身のイメージが、彼女達の出過ぎた行動によってダウンしてしまうことを、ファンでもない私が心配してしまう。

さて、ヨン様は苦渋に満ちた記者会見から一転、帰国の途につくときはお見送りのファンに満面の「ほほ笑み」を浮かべていた。b0036381_15484549.jpg何度も何度も後ろを振り返って手をふりながら。本当にこの人はファンサービスに徹しているというのか、これだけのファンがいることに心底喜んでいるのか…つまりは営業用スマイルなのか、マジスマイルなのかどっち?とヨン様マジックにかかってしまった。
さらには韓国まで先走りして出迎えている日本人集団、これを見たときは恥ずかしくなったが、ヨン様はここでも「ほほ笑みの貴公子」だった。当惑した顔などみじんも見せない。恐るべしヨン様スマイル。もしかして私もその魅力にとりつかれてしまったかしら!?

この騒動を伝えるニュースを見ていたら、Dがいつになく上機嫌でやってきた。「お前も…ヨン様が好きなのか?」「とーんでもない。私はドラマも見たことがありません。こんなに人気があるのは、日本人俳優がいかに魅力がないかということよ」「いや、日本のダンナが魅力がないんだよ」「我が家のダンナ様はじゅーーぶん魅力的なので、私はヨン様ファンではないですっ!」思いきり皮肉をこめて言ったのに、彼は、ハハハと笑いながら自分の部屋に戻っていった。
余裕で聞いてきたのは、私がヨン様にハマっていないことを知ってるから。そしてその理由を彼は勘違いしている。
う~ん、悔しい!
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by gbsatomi | 2004-12-02 15:56 | DIARY

兄弟 【Part1 いかにして育てるか】

普段テレビドラマなどまず見ない私が、5日連続でかじりついて見たドラマが終わった。
11月17日から放映された「弟」(石原慎太郎原作)。
石原裕次郎のファンでもないし、その全盛期も知らない私だが、この、日本でも超有名な兄弟がいかにして育ち、どんな人生を送ったか、ということは何年前だったか、原作が出たときから興味があった。
なぜ興味があるかというと、男の子二人を育てるうえで、いつもその育て方を模索しているからだ。
原作は、当時本屋でむさぼるようにして読んだものだ。しかし、読みすすめていくうちに「やっぱり買うのはやめよう」と思った。
日本のケネディ家みたいな家の話は「しょせん、庶民には参考にならないわ」なんて思ったからだ。

しかし、ドラマは夢中で見てしまった。ドラマだから誇張もあるだろうが、よくできたものだったと思う。
私のように、普段見ないけど見たという人がたくさんいたのか、5日間連続視聴率20%以上という快挙を成し遂げたようだ。

男の子というものは、母親にとって全く未知なる存在、違う生き物のようである。
女にはどうしてもその生態が理解できない部分がある。例をあげるとキリがない。「なぜズボンのポケットからあのように奇っ怪なものが次々と出てくるのか」「なぜ学校での出来事を逐一言わないのか」「なぜしょっちゅう取っ組みあってじゃれているのか」「なぜ私より背が低いのに私より足が大きいのか」……(これは違うか)
そのような「生き物」を幸か不幸か二人も授かってしまい、その育て方についてはいまだ試行錯誤の連続である。

結婚まもない頃、姑と一緒に入院中の実家の母を見舞ったときのこと。病院の廊下で偶然、私の従姉とすれ違った。彼女は5才と2才の男の子を連れていた。姑は、私が従姉を紹介するとにこやかに挨拶したが、彼女たちと別れたあとこう言い放った。
「男の子二人の子育ては一番難しい。母親の力量が問われるっ!」
何だかその言い方は気分良くなかった。「私の従姉のことをそんなふうに言わなくていいじゃない」と思った。まさか5年後に自分が力量を問われる立場になるなど想像もできなかった。
今、姑は私のことを「お手並み拝見」と思っているに違いない。「あなたの息子よりずっと立派な人間に育ててみせるワ」と心に誓っている。(だ~いじょうぶ?)

さて、そういう私に対して、実母の意見はこうだった。
「とにかくお兄ちゃんを優遇しなさい。何でもお兄ちゃんのほうが上、と位置付けなさい。そうすることによって弟は兄を敬うようになるし、そんな弟を兄は可愛いと思うようになるのよ」
母によると、兄弟は長じて仲が悪くなる場合が、えてしてあるという。世界でたった二人の兄弟なのだから、とにかく仲良く育ってほしい、と願っていたようだ。
当時30才だった私は、この意見に反発した。「どうして?そんなことしたら、弟は『兄ばかり可愛がられて自分は差別されてる』って思うじゃない。そしたら兄を敬うことなんてなく、仲悪くなるわよ、兄弟は平等であるべきよ」
「でもママはいろいろ見てきて、やっぱり長男をたてて育てた兄弟ほど、大人になって上手くいってることが多いのよ」
今では遺言となってしまった母の言葉だが、私は当時どうしてもそれに同意できなかった。そして意識的に長男をたてるようなことはしなかったと思う。しかしこの母の意見というのはボディブローのようにじわじわと効いているかもしれない。
(ドラマでは、兄、慎太郎氏は父亡き後「石原家の家長」として扱われていた)

母親としてはやはり、長男に比べてどうしても弱い立場の次男の肩を持つことが多い。例の従姉が、私が次男を出産したときに言った。「絶対、下の子のほうがかわいいと思うようになるわよ」この言葉の意味が最近わかってきた。
次男は外でどんな顔をしていようと、我が家では常に最年少。つい、いつまでも赤ちゃん扱いしてしまうのだ。
今夏、長男が私の背を越えたときに次男は必死で背伸びして、「ほら、ボクもこんなに大きくなったよ」と言った。それでも私よりまだまだ小さいが。そんな次男に私は「いい~の!あなたは大きくならなくても。このままでいいの!」とほっぺを思いきりなでなでしてしまう。

彼らが幼い頃、よく私に聞いた。
「ねえ、ママ。ママはぼくらのどっちのほうが好き?
「どっちも好き」
「でもホントはどっち?ねえ、絶対怒らないから教えて」
「だからどっちも好きだってば」
「でもさあ、本当はどっちかが好きでしょ、ねえ、教えてよ。怒らないからさ~」
だから、どっちも好きなんだって。たった二人しかいない子どもに優劣などつけられません。(5、6人いたら多少の好き嫌いはあったかもしれないけどね…)
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by gbsatomi | 2004-11-25 17:59 | DIARY

Voice Changer

さて、不肖わたくしがこのブログを始めて1ヶ月半。「ブログ」の定義などあまり考えずに勢いで始めてしまった感があるものの、こんな拙いものでも毎日見てくださる方々がいらっしゃる、というとは本当にありがたいことである。

なぜ、「いらっしゃる」とわかるかというと、管理者ページに「訪問者数」というものがカウントされているからだ。1アクセス1回ではなく、1台のPCにつき1回とカウントされるらしい。
だから、同じPCから何度アクセスしても、訪問回数は「1」となる。ちなみに、どなたがいらしたか、ということは全くわかりません。だから安心して(?)いらしてくださいませ。

前に、ある掲示板で「ブログは究極の自己顕示」と書いてあるのを見て、うーん、と考えてしまった。まあ、たしかにHPほどは人のお役に立たない。というよりは・・・「全く役に立ってない」に等しいなぁ。だって、私の場合は、自分の思いのたけや、体験したことなどをずらずら綴ってるだけなんだもん。

そう思うと、やはり読んでくださる方に対して、ただの自分の日常をずらずらと書き連ねるだけでは失礼だと思うし、せっかくこういう、自分の考えを発信する場を与えられているのだから、できれば建設的な意見や文章を書いてみたい。願わくば読んでくださった方に「なるほど~」とか「ふむふむ」なんて思ってもらえるようにしたい、少なくとも「ちぇっ!こんな文章読むんじゃなかった」なんて思われないようなものにしたい・・・・・・とは考えているのです、一応。

で、すみませんが以上が今日の長~い前置き&いいわけです。
というのは、この1週間というものの、風邪による体調不良でどうしようもありません。
いくつか、「ブログ用のネタになる」と思ったものを書き溜めているのですが、どうにも上手くまとめられないので、ごめんなさい、今日は「風邪ひきさん日記」にさせてくださいm(__)m

というわけで、「風邪だ」と感じたのが先週火曜日。なんと1週間も引きずっている。
それも先週の金曜の夜から「声」を失ってしまった。
それは「ハスキー」というものを軽く超えてしまって、「本当に出ない」「出そうとしても息の音だけ」「必死で出して、絞り出すような聞き取れない声」 という具合である。
イメージとしては「もんたよしのり」 がカゼひいたような・・・声。

さて、そうなると当然いろいろな支障が出てくる。
一番残念だったのは、先日の合唱コンクールのリベンジをもくろんでいた、14日の「東急音楽祭」に出られなかったこと。(シクシク)
困ったのは、仕事のアポとり(取材申しこみ)ができないこと。ただでさえ、弱小メディアであるからいつもアポとりの電話をするとき、こちらのことを理解してもらうのに苦労するというのに、「カゼをひいたもんたよしのり」が電話してきたら、怪しさ満点、「絶対に」取材拒否されるだろう。
そして「息子たちを叱れない」 これも相当困った。
いつもは口うるさい母親が無言なのをいいことに、やりたい放題。う~っ許せない。
「ママ、○○していい?」
「(絞り出した声で)ぃ・・ぃ」
「わは!ママ、『イェイ』だって!」
「(怒)!」

一方、「ケガの功名」的なこともあった。
「ピンポーン」と鳴ってインターホンを見ると宗教の勧誘らしき複数女性。
「・・ぁぁは・・ぃ・・・」
「奥さま・・ですか?・・・私どもは○○で、○○のために○○を・・・」
「kkkkヶっkoぅで・su」
「あ、はい、失礼しました」
いつもならなかなか帰らないのに、そそくさと引き下がって行った(やったね!)

「プルルルル・・・」と日曜日の昼間の電話。よくあるあれかもしれない。
誰も居間にいない。仕方ない、出るか。
「○わ○さんですか?こちらは○○マンションといいまして、今、○○駅前にマンションを・・・・・」 この手の勧誘は、こちらに有無を言わせずいきなりしゃべりまくるのだ。
「mmもぅ・・kkかぃ・・mまssし・・tた」
「あ、ああのう。。。ど、どこに買ったんでしょうねえ、あ、じゃあ。そうですか。じゃ、じゃあ・・」
あまりの彼の狼狽ぶりに私は出ない声で高らかに笑った。(というのも今想像すると、気味悪いが)
だって、いきなり「エクソシスト」みたいな声で自分の話をさえぎられたら、誰だってあせっちゃうよね。

「ピンポーン」 まただ。今度は隣の奥さんが回覧版を持ってきた。仕方ない、出よう。
「sssす・・ぃmま・・ssせnん、kkこ・・ぇgが・・」
「あら、カゼ?大変ねえ。でも声が出ないとなんだかしおらしいわね」
「(ムッ!)・・・」

さて、今日火曜日は、「もんたよしのり」から「森進一」くらいに改善した。
(つい、「おふくろさんよ・・・」と揺れながら歌ってしまいそうだ)
しかし、この声のおかげで職場では「まあ、かわいそう」「早く帰っていいわよ」
と、皆の同情を買い、早めにあがらせてもらえた。
ああ、同情してくれるなら先週の火曜日のほうがつらかったのに。なまじ声が出てたから誰も私が具合悪いなんて思わなかったんだろうなあ。

声は改善しつつあるが、今は咳がひどくて、これがまたつらい。
咳って予想以上に体力を奪うのだ。特に寝起き。今日もおさまるまで2時間かかり、その後また寝てしまったので、病院にも行けず、不燃ゴミも出せず。その後仕事に行くまで最低限の家事をしたので薬局にも行けず。
そういえば私、このブログ始めたころ、自慢気に「カゼをひかない方法」を書いていたのだ。
ああ、なんたる不覚。免疫力が弱ってるのかなあ。
どなたか、カゼをひかない方法&ひいてしまった場合の対策、とくにつらい咳と微熱感に効く方法を教えてくださ~い!
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by gbsatomi | 2004-11-16 23:30 | DIARY

血と汗とナミダのソフトボール大会

先日、次男の少年野球チームが属するリーグの「第25回母親ソフトボール大会」に参加した。子どもを少年野球に入れただけなのに、なぜか毎年秋、母親たちがプレイしなければならない、不思議なリーグの恒例行事だ。
皆、仕事や家事の合間をぬって、9月末から練習を重ねてきた。しかしもう若くはないのだ。まして普段運動というものをまったくしていない私には、これは苦痛以外の何物でもない。
特に毎年、初回の練習の後は、想像を絶する筋肉痛に襲われる。「想像を絶する」なんて大げさな、と思わないでください。普段、近所のスーパーに行くにも車を使って皆にからかわれている私のこと、もう全身の筋肉がひきちぎれたようになります。立ったり座ったり、何気ない日常動作がひじょーに困難になります。本当なのです、お願い、信じて!と言いたくなるくらい。

それでも毎週練習を繰り返すと、少しずつその「想像を絶する」筋肉痛が、「普通の筋肉痛」へと変わってくる。そしていよいよ本番を迎えるころは、かなり体も慣れてくるのだ。

さて。11月7日。晴れ。うそのように暑い。絶好の行楽日和に…ソフトボ―ルである。
大層に入場行進を行い、国旗掲揚、君が代斉唱、市会議員らが祝辞を述べる開会式まである。これは県大会、それとも全日本?いったい何の大会かとカン違いしそう。参加8チーム、ほぼ全員がにわか仕立てのママさん急造チームというのに。
ところが、である。
今年は約1名、そうじゃない人がいた。

1回戦を18対6で勝ったわがチームの2回戦の相手は、今年初参加の稲毛Pというチーム。
ここになんと、アテネで大活躍した「宇津木ジャパン」のメンバー!!! 
・・・・・みたいな人がいたのだ。

一目見ただけでその面構え、髪形、体型、すべてが「宇津木ジャパン」だ。われわれは、その人をひそかに「宇津木麗華」と呼ぶことにした。(ここでは親しみをこめて「麗華」とよばせてもらおう)
麗華はもちろんピッチャーだ。でも、われわれ用に、わざと遅くやさしい球を投げてくれている。高山選手みたいに太ももに手を当てるような投げ方はしない。でも、その「やさしい球」は真ん中に来て打ちやすいのだか、ずっしり重みがある。当たってもなかなか飛ばないのだ。
しかし、そのチームは麗華以外は皆どうみても素人…つまりわれわれと一緒だった。麗華の重いボールをブハっと当てて転がったしょぼいゴロを、他の素人選手たちは上手く処理できない。これはわれわれも、どこのチームもそう。だからママさんソフトは、当たればヒットになる確率が高い。事実、われわれはあの麗華から6点もとることができたのだ。
しかし、われわれがいかにがんばったところで、麗華にとっては赤子の手をひねるようなもの。わがチーム唯一のはりきりママ、Mさんが必殺ピッチャー返しを放った瞬間、誰もが「やった!センター前に抜けた」と思ったのに、麗華は抜群の反射神経とグラブさばきで難なく捕ってしまった。
麗華は打撃も力を抜いていたようだ。しかし軽く打っても鋭いライナーが飛んで行く。かくしてわれわれは13対6で敗れ去った。

午後からは3位決定戦が行われた。さすがに3試合目となると、われわれはもうヨレヨレで戦意喪失。守りのときは立っているのがやっとだった。「早く終わってほしい…」とそればかり思っていた。そのたびに「これで本当に最後なんだから」と自らを奮い立たせる。3年前からこの大会に出てきた。今年は卒業の年、泣いても笑ってもこれで最後なのだ。
しかし、1試合目で打ちに打ったわがチームは、皆、疲労の限界に達していた。打って塁に出ると、とにかく走る。普段は絶対行わない全力疾走だ。アウトにならない限り、ホームインするまでひたすら続く全力疾走。誰も自分が「アウト!」と言われたくないがために、馬車馬、いやサラブレッドのように走り続けるのだ。
足に、腰に、肩に、いやおうなくたまる疲労。もうダメ……わがチームは9対5で4位に甘んじることとなった。

そして後は閉会式を迎えるのみ。はりきりママMさんはもうシートの上でグデーっと横になっている。皆の顔にも疲労の色が濃く出ている。そんな中、私はある種の高揚感に浸っていた。「やっと終わった」という、解放感とでもいうのか。
4年間全出場したのは今の現役で私だけ、おまけに今年はキャプテンとして、練習から本番裏方準備まで、責任を持ってやらなければならなかった。ああ、とにかく終わったのだ。さつき夏祭り以降、最大にして最高につらいこの行事が。
「○わ○さん、お酒でも入ってるの?やけに饒舌ね」などと言われているうちに、ふと思い出した。「そうだ!編集長に『取材してこい』って言われたんだ」
どうしよう、自分の試合に必死で忘れてた―と思いきや―そこへ救世主、麗華の登場である。
麗華のチームは決勝に勝ち進み、まさに今、決勝戦の死闘を繰り広げていたのだった。カメラを抱えてグランドに急行する。ん?麗華のチームが負けている…そんな!??と、そこへ麗華が貫禄満々で登場した。
これ以上のシャッターチャンスはない。打て、麗華!走れ、麗華!―という私の願いが通じたのかどうか、彼女が満身の力をこめてぶっ放した1発は、大きな弧を描いてはるか遠くまで飛んでいった……走者一掃の逆転3ランホームランだった。あっぱれ麗華!
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優勝は初出場の、麗華率いる稲毛P。閉会式でコールされた「最高殊勲選手」はもちろん麗華だ。賞品は、野菜高騰のおり、主婦には嬉しい段ボール一箱分のキャベツ。他のお母さんなら二人がかりでえっさえっさと運ぶものを、麗華は一人で苦もなく運んだ。満面の笑みがさわやかだ。麗華、ごめんね。こんなところでネタに使っちゃって。でも麗華みたいな人、好きだよ、私。スポーツウーマンはみんな性格がいいって、知ってるもん。

こうして4年がかりの「血」(アザ…内出血)と「汗」(文字どおり)と「ナミダ」(泣きながら『どうして私がこんなことやらなきゃいけないの』と訴える輩あり)の母親ソフトボール大会は幕を閉じた。
来年はOGとして差し入れを持っていくことになる。麗華、そのときにまた会おうね!

(後日談)
筋肉痛は試合後2日目にピークに達し、私の奇妙な動きに家族中が笑うこと。ウケを狙ってやってるんじゃないのよ、こうしか動けないのよ・・・同時に風邪をひき、ふんだり蹴ったりのつらい日を過ごしています。。。ああ熱っぽい、ノドが痛いよ~
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by gbsatomi | 2004-11-11 00:02 | DIARY

ハロウィンというけれど

【Halloween】
諸聖人の祝日の前夜(10月31日)に行われる祭り。スコットランド・アイルランドに起源を持つアメリカの祝い。(広辞苑より)
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うちの近所でも玄関にあのおばけかぼちゃを飾っている家もあるし、一部の子どもたちで許可された家をまわったりもしているらしい。
今から4年前、次男が小学2年の時、学校から帰るなり「今日、いろんな家に行ったらお菓子をもらえるから一緒に行こうって、○○くんに誘われた」と言う。
その○○くんは今まで彼の遊び仲間ではなかったので、「?どうして?…あ、もしかして…」こんなことをやってる人達がいるんだな、と気づいた。「他にどんな子と行くの?」と聞いたら普段遊ばない子の名前が次々と出てくる。「う~ん、これはお母さん同士で、ハロウィンをやろうと決めたんだわ。でも、私も顔も知らない人たちだし、息子も普段遊んでないのに、行かせていいものか…」と考えてしまった。
しかし、小2の子に何とも説明しがたく、「じゃあ、行ってらっしゃい」と送り出した。

私がハロウィンという言葉を知ったのは、今から21年前。
バイト仲間の帰国子女から「もうすぐハロウィンでしょ、だから…」と言われ、???で若干バカにされたのだった。
そのときの印象が悪かったせいでもないだろうが、どうもこの行事は私の中では受け入れ難いものがある。
だいたい、あのおばけかぼちゃが好きになれない。同じく、違う文化圏のお祭りであるクリスマスは、サンタクロースといい、ツリーやトナカイといい、ほのぼのと、心暖まる気がするのだが。
その頃、日本人男子高校生がホームステイ先でハロウィンの行事に参加し、知らない人の家を訪問したら警戒されて「Freeze!」と言われ、その意味がわからなかった彼がさらに近づくと、なんとそのアメリカ人は銃で彼を撃ってしまった―という悲惨な事件があった。アメリカで当たり前のように行うイベントに参加した彼の、本当に悲劇であったわけだが、そんなことも私の「ハロウィン」に対するマイナスイメージに影響しているかもしれない。

そもそも、なぜアメリカの行事を日本でもやるのか。
例えばクリスマス。あれはキリスト教文化圏の年に一度の神聖なお祭り。日本でいえばお正月なのである。(欧米では元旦―New Year’s Dayは「祝う」ほど意味を持たないそうだ)「クリスマス休暇」という言葉もあるくらい、社会全体で行う行事、もとは宗教的行事なのだ。本来のクリスチャンの祭りとすれば、もっと神聖な気持ちで荘厳に祝うものなのだろう。

ただ、クリスマス行事はあまりにも良くできすぎている。
「トナカイの引くそりに乗ったサンタクロースが、良い子にプレゼントを届けてくれるイブの夜」。こんなに夢のあるストーリーが他にあるだろうか。この慣わしが、およそキリストの教えが日常的にはびこっている、とは言い難い日本でも根付いてしまったのはムリもないだろう。それは一大商業イベントともなり、日本でも必要不可欠の行事となっているのだ。

おかげで日本の主婦(私)は、クリスマスシーズンが来ると家中を飾り付け、外の木には電飾まで施して、にわかアメリカ人となる。そしてイブまでに子どもの好きなプレゼントをこっそり買っておき、当日は洋風のごちそう作りに精を出す。(最近ではケーキは買っているが)
26日以降はツリー他を片づけ、お正月の準備。今度はおせちの仕度を始めるのである。ただでさえ忙しい年末に、なんと慌しく、節操のないことか。頭の切り替えが必要だ。おかげで、結婚して子どもができて以来、私はこのシーズンが嫌になってしまった。(という気持ちは顔には出さないようにしているが。せっかくの楽しいクリスマスシーズンだからね)
以前、仕事を始める前は友達と集まってクリスマスパーティーをよく開いたものである。サンタの帽子をかぶってお客様を出迎えて。
様々なクリスマスグッズ、それは美的にもセンスいいものが年々増え、まさに大人も楽しめる、一大イベントとなっているのだ。(ホワイトハウスでは歴代ファーストレディーによる「クリスマス・デコレーション」を公開しているらしい。クリントン大統領時代にアメリカにいた友人が、雪の降る中、3時間も並んで見た、ヒラリー夫人によるそれは「この世のものとは思えない」ほど、ファンタスティックな世界だったと感激していた)

話を戻そう。
だから、いろいろ文句を言ってる私も、それは主婦として忙しくなることがイヤなだけで、クリスマスの雰囲気そのものは嫌いじゃないのだ。クリスチャンじゃなくても十分楽しめる様々な要素がある。
しかし、「ハロウィン」。あれについては、やはりなぜ日本でやる必要があるの?
クリスマスに次ぐ一大イベントにしようとの、商業主義に踊らされているだけじゃないの?との思いがどうしてもぬぐいきれない。
そんな屁理屈を言わず、単に仲間や子どもで楽しむパーティーの1種と思えばいいじゃない、という向きもあるだろう。う~ん、たしかにそうなんだろうけど……でも近所を子どもたちが「Trick or treat!?」なんて言いながら、それもネイティブのような発音でまわっていたら…と思うと、なんだか「違うんじゃないの?」と思ってしまう。
ここは日本なんだよ!
(別に国粋主義者というわけじゃないんだけど…)

そして、喜んで出かけていった次男は、なぜかすぐに戻ってきた。お菓子も何も持たないで。「あれ?お菓子をもらいに行ったんじゃないの?」「うん、みんなは行ったんだけどね、ボクね、なんかね…帰ってきちゃった!」
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by gbsatomi | 2004-10-30 07:58 | DIARY

アンバランス

物事を肯定的にとらえるキーワード、それが「バランス」だ。
「栄養はバランス良く」 「心身ともにバランスのとれた発達」 「静と動のバランスがほどよく・・・」 人生、何事もバランスが肝心なのだ。

さて、我が身を顧ると、いかにアンバランスな人生を歩んでいることか。

「ナイスバッティン!」 「バックホーム~!」 「セカンドはいって~」

ふと我に返ると、つい最近まで「合唱用の声」を出して「あ~あ う~う~」 なんて歌っていた私が、バットとグローブを持って、大声で叫びながら野球グラウンドをかけまわっている・・・私、いったい何やってるんだろう?

少年野球で毎年恒例の、「リーグ対抗母親ソフトボール大会」の練習期間となった。
今年で4年目、最後の年にキャプテンというお鉢がまわってきた。サボるわけにはいかないのだ。
まあこれは、息子が入ってる以上母親の義務なので、自分が好きで入った合唱サークルとまったくベクトルが違っていても、納得がいくというものである。

問題は私の「公」の顔―働いて報酬を得ている仕事のことだ。
メインの仕事は、月刊ミニコミ紙のライティング。
名刺とカメラを新聞を持って、どこでも取材に行く。市井の人々から有名作家まで、いろんな人に会ってきた。30人くらいのおじ様たちに宴会場でセクハラまがいのコンパニオン扱いを受けた翌日は、カツラかぶってコスプレするビートルズコピーバンドに会って、仕事を忘れて話しこんだことも。まさに悲喜こもごも。
編集部は殺風景な男所帯。会議の時には缶コーヒーかペットボトル飲料をがぶ飲み。最近唯一の同僚だった女性ライターがセミリタイヤしてしまい、会議に来なくなったのでまさに紅一点(紅といえるかどうか・・・)となってしまった。

ここの仕事は、ある意味規則的。毎月7日に新聞を発行するため、仕事は日曜祝日も関係なく日付で動く。だいたい23日前後が原稿の締め切りだ。この後は校正をのぞき、翌月7日前後の会議までは特にやることがない。実働約20日という間で、有職主婦と専業主婦を行ったり来たりしていた。
これはこれで、私の中では「バランスのとれている」状態だった。

そんな私に、昨年秋からもう一つの仕事が加わった。
それは、ある教育産業の現場スタッフ。テレビでよくCMをやってる「K式」だ。
昨年9月、息子二人もお世話になっている、近所の教室を経営するO先生から電話をもらったのがきっかけだった。英語のスタッフがどうしても足りない、という。私の仕事がフルタイムではないと知った先生が、なぜか私に白羽の矢をたてたのだ。

(わたしなんかでいいの~?)

ちっとも自慢にならないが、「非教育熱心」にかけては自信のある母親だ。その教室も、たまたま家の近くにできたので子どもを通わせただけ。もっと言うと、自分で子どもの勉強を見る気がないので「外部委託」しただけ、だったのだ。

「ちょっと考えさせてください」 と言ってから1ヶ月。催促の電話が頻繁にかかってくる。
週に2回、家のそばで、息子たちも通う教室である。職場環境としては悪くない。
何よりもO先生は、熱心で真摯に教育に取り組む方で、そのお人柄をかねてから尊敬していたこともあり、熟考の末、お引き受けすることにした。

結果、この仕事は私の生活のアンバランスさを助長することとなった。
メインの仕事が前述したとおり、「男の職場」みたいなところで女扱いもされずやっているというのに、ここは「女の園」。O先生は私を含めてレギュラースタッフ6人と高校生バイト2人を抱えている。「皆さん、明日は事務局の先生がいらして、ビデオ撮影もされます。パンツスタイルはやめてください。美しく装いましょう」 という世界だ。
なんといっても「教育」産業だ。子どもの手本とならなければいけない。スタッフ全員「清く、正しく、美しく」 という姿勢が見られる。缶コーヒーがぶ飲みの世界ではないのだ。

そして約1年。明日は、今までなんだかんだ理由をつけて逃げ回っていた「スタッフ研修」に初参加する日だ。場所は千葉駅のホテルM。「どんな格好で行けばいいの?」と同僚に聞くと、「結構みんなすごいわよ。ジーンズはやめたほうがいい。食事もするからね」 との話。
普段、ほとんどパンツスタイルの私。う~ん、何を着て行こうか・・・・・

この仕事はそれなりに、私の人生にとっていい経験となっているし、面白みもわかってきた。が、なんせ仕事ごとに「顔」を切り替えなければいけない、という日々。午前中は取材をし、午後教室に行く、ということもしばしばある。その他、細々とこなす主婦業・母親業(妻業)―まあ既婚女性なら当り前のことだが―も、私の中のマストアイテム。
そして「自分の趣味」なる時間も大切にしようとしている。(というか、その時間ばかり追求しようとしている) 1日は24時間。1年は365日。与えられた時間の中で、いかにバランスをとって、効率よく生きていくか。目下の、そして一生の課題である。
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by gbsatomi | 2004-10-27 06:39 | DIARY

嵐と共に去りぬ(合唱コンクールで玉砕す)

台風23号が各地に大変な被害を残して去っていった。私も昨日、嵐のような拍手を受け、大舞台を後にした―(というのはウソ)

激しい雨の中、車が目指す場所は、千葉県文化会館大ホール。川中美幸も矢沢栄吉も、そしてこれから中尾ミエと伊東ゆかりもコンサートをする、という、由緒正しいコンサートホールでのデビューだ。あいにくの悪天候などおかまいなし。私の胸は朝から高鳴っていた。

前日、指導者から「当日良い声を出すには、お茶やコーヒーはやめて、水にしてください。たんぱく質はいけません。リンゴがいいです」 と言われたので、ミネラルウオーターを持ちこみ、お弁当にはもちろんリンゴを添えた。なぜたんぱく質がいけないのかはよくわからない。

そうしてコンクールが始まった。
1年生から、順番に歌っていく。1年生はさすがに、まだかわいい。そして、男子の声が安定していないせいか、合唱はお世辞にも・・・という感じだ。(まあ、われわれPTAコーラスもそんな感じなのだろう。もちろんかわいくはないが)
出番が2年生の終了後、午後1時からという予定であった。
ところが・・・・・台風が近づいているという。
貸し切りでホールを借りた以上、「雨天決行」であったが、生徒の帰路の安全を考えなければいけない。ということで「予定大幅変更」もありうる、とアナウンスされた。

「じゃあ、もう私たちは出なくていいわ」 冗談ともホンネともつかないような会話が口々に交わされる。そして結局は「TSUNAMI」1曲だけを歌うことになった。

バックステージに入る。さすがに川中美幸や矢沢永吉が公演をするところだ。広い。ロックバンドなら円陣を組んで「オー!」とやるところだろう。(こういうのスキ)
しかし、ママさんコーラスはあくまでも優雅だ。皆、歌詞なんて覚えていて当然なので、私のように心配することもなく、ブラシで髪をとかす者、コンパクトを取り出しお化粧なおしをパタパタとする者…余裕だ。私も手ぐしで慌てて髪を整えたが、どうも落ちつかない。もうアンチョコを見るわけにもいかない。我ながら往生際が悪い。そうだ、歌ってみよう。
♪風に戸惑う弱気な僕 通りすがる あの日の影♪
(ぎ、じゃなくて『が』。鼻濁音の『んが』)―と、声に出していたら右隣の心優しいMA嬢がラストまでずーっと一緒に歌ってくれた。これはありがたかった。
「大丈夫よ。間違えたって平気よ」と言われ、今朝出掛けにチェックしてきたマイブログのコメントを思い出す。某バンドの某氏が「間違えたときにはシラをきれ」(という表現ではなかったが)と書いてくれてた。
そうだ、そうしよう。恐いものなど何もない。

いよいよステージへ。不思議なほど平常心だ。私の位置はど真ん中。集音マイク2本がもろに声を拾ってくれそうだ。でももう仕方ない。ビートルズの曲のようにイントロなしで始まる「TSUNAMI」。メゾソプラノにはちょっとつらいG音の歌い出しがすべてだ。
♪風にとまどう 弱気なぼく…♪ 観客席を見ず、指揮者だけを見る。私はまったくあがっていない。(つもりだった)ただ、指揮者のT女史はちょっとアクションが堅め。いつもの、音にのって流れるような指揮ぶりとは違うなぁ、と思いながらも曲は進む。

「さだめ」と「カモメ」も上手く歌い分け、いい調子、このまま最後まで…と思った瞬間。
―やってしまった―・・・・・
「身も心も いとしい…」と歌うべきところを「めぐりあえた時から…」 と歌ってしまったのだ。
実際には「めgu!…心も…」という感じ。さて、そのとき平静を保てたかどうか。あからさまに「やっちゃった!」という表情はしなかったと思うが、もし私の表情に注目している人がいたなら、間違えたことを見抜かれたかもしれない。

そして曲はクライマックス部分「めぐりあえた時から死ぬまで好きといって」に達し、最後、メゾの決め所「思い出はいつの日も……雨」。一番難しいこの部分が、ピタっと決まらなかった。「いつの日も」の後がリタルダンドして「雨」は、「力を抜いて階段を降りるようなつもりで」歌うのだが、どうも「あ」の出だしがキチンと揃わなかった。その部分、私自身の声も納得いく声が出なかった。

あ~あ。歌詞もやっぱり間違えちゃったし、なんだか不完全燃焼。ほろにがい「文化会館デビュー」となった。

終わってみると皆、口々に「間違えた~」と言っている。ホントかな?
私自身はやはり歌いこみ不足だな…よし!11月14日の東急音楽祭でリべンジを果たそうではないか。

さて、肝心の生徒たちの合唱だが、やはり3年生の上手さは際立っていた。それに私が中学生だった頃の合唱曲より、今のほうがはるかに複雑で難しい。だから伴奏も高度な技術が求められる。今の子はすごいなあ、と思った。でも最も印象的だったのが特殊学級(今、この呼び方は見なおされる傾向にあるというので、この言葉が適切かどうかわからないが)の生徒たちによる斉唱「あの素晴らしい愛をもう一度」だった。

障害のある生徒たちが、全身を使って一生懸命歌う。途中から手話が入り、その時会場の誰からともなく、手拍子が起こった。会場中の手拍子をもらって、生徒たちはさらに熱演している。この中には、小1のとき私の長男と同じクラスで、途中で特殊学級のあるK小に転校したG君の姿もあった。感動なのか何なのか、涙が出てしかたなかった。こんなことで泣くなんて私だけだったら恥ずかしいな、と思ってまわりを見たら、みんな泣いてる泣いてる。「去年はもっとボロボロだったのよ。今年は心の準備ができていたからこんなものだけどね」と、左隣でTI嬢が涙をぬぐいながら言った。「私だけじゃなくてよかった・・・」と言いながら、しばし、その子たちの親御さんに思いを馳せた。

こうして降りしきる雨の中、「ちょっと感動、ちょっと残念」の合唱コンクールは幕を閉じたのでした。
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by gbsatomi | 2004-10-21 23:12 | DIARY

直前特訓(人のせいにするな、の巻)

さあ、泣いても笑っても今日が最後。中学体育館でコーラス部最後の特訓があった。
久しぶりに見る顔の多いこと。中には「お初」の人も。
軽い発声練習の後、地獄の特訓?が始まった。

さて、懸案の「TSUNAMI」の歌詞であるが、私なりに家でも特訓を積んだつもりだ。
それに、いざという時の超セコイ方法も考えている。
私のとなりに立つ、M嬢はコーラス部1の優等生。歌詞が一瞬わからなくなったら、0.1秒遅れて、彼女の声を聞けば間違いないのだ。さらにその隣は音大出身のピアノの先生、N嬢。これだけ揃えばカンペキだ。

♪風にとまどう 弱気な僕 通りすがる あの日の影~

おっと、いきなりやってしまった。私は「通りすがる」を「通りすぎる」 と覚えてしまったらしい。
みんなが「が」と発音しているときに、「ぎ」は、それは目立ちます。。。あ~あ、早くもヒンシュクを買う。それにしても、普通は「通りすぎる」じゃない?桑田さん・・あなたの日本語おかしいよ。
と、心の中で桑田氏に文句を言いながら、それでも歌う。

♪人は誰も愛求めて 闇にさまようさだめ♪

(よーし、ここはばっちり!2番が「波にただようかもめ」だもんね)

2番に入る。♪夢が終わり 目覚める時~・・・・・
♪泣き出しそうな空眺めて 波にただようかもめ(よしっ!決まったゾ!)
(調子にのって大声で歌う) きっと世はなさけ Oh sweet memory 旅立ちを・・・・ん?えっ!?ち、違う・・・??

なんとその時。弘法にも筆の誤りというか、サルも木から落ちる、というのか。
私が信頼し、頼りにしていたM嬢が「きっと世はなさけ」 と歌うところを「そして風まかせ」と歌ってしまったのだ。彼女の間違いが、その隣のN嬢にも伝染したのか、N嬢もまったくおなじく「そして風まかせ」と歌った。一番あせったのはこの私。自信満々で「きっと世はなさけ」 と歌ったところに、隣からよくとおる美声二人分、「そして風まかせ・・・」と聞こえてきたのだ。
そのとき、私の顔は口を開けたまま、硬直していたに違いない。頭からは?マークが出ていたはずだ。
しかし通しげいこだ。誰がどこで間違おうと、歌は続く。

「いや~ん、間違えちゃった」とM嬢とN嬢が笑っている。 このカンペキな方たちにも間違いがあるなんて。(全く、お願いよ~)と心の中でつぶやく。が、それはお門違いだとすぐに気づく。自分が完璧に覚えてないのがいけないのだ。

指揮者のT女史が「メゾ(ソプラノ)、良くなったわねえ。○わ○さんの声入ると、暖かみが出ていいわね。幅が広くなって」 な、なんとお褒めの言葉をいただいた。ん?ホメ殺しってやつ?幅が広くなるのは、BODYだけでございまーす、と軽口をたたきながらも、ほめられるっていい気分。「相当練習したのね」と言われ、こっくりとうなづく。

T女史の指揮だと、とてものって歌える。コロラトゥーラ・ソプラノの声を転がしながら、全身全霊で指揮をとるその様子は、指さきまでもに音楽がつまっているようだ。昔、「帝王」カラヤンが初来日したとき、その指揮の下で演奏したN響のコンサートマスターが、「カラヤンの指揮で演奏すると、他の指揮者とは違いますか?」なんて凡庸な質問に「はい。もうそれは、全然違います」 と丁寧に答えていた。T女史の指揮下で歌うとき、私はあのN響の人になった気分だ。

さあ・・・いよいよあと12時間後。台風がくるとかこないとか言ってるが、嵐が吹こうが槍が降ろうが、歌うのみ。
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by gbsatomi | 2004-10-20 01:01 | DIARY


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