ハロウィンというけれど

【Halloween】
諸聖人の祝日の前夜(10月31日)に行われる祭り。スコットランド・アイルランドに起源を持つアメリカの祝い。(広辞苑より)
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うちの近所でも玄関にあのおばけかぼちゃを飾っている家もあるし、一部の子どもたちで許可された家をまわったりもしているらしい。
今から4年前、次男が小学2年の時、学校から帰るなり「今日、いろんな家に行ったらお菓子をもらえるから一緒に行こうって、○○くんに誘われた」と言う。
その○○くんは今まで彼の遊び仲間ではなかったので、「?どうして?…あ、もしかして…」こんなことをやってる人達がいるんだな、と気づいた。「他にどんな子と行くの?」と聞いたら普段遊ばない子の名前が次々と出てくる。「う~ん、これはお母さん同士で、ハロウィンをやろうと決めたんだわ。でも、私も顔も知らない人たちだし、息子も普段遊んでないのに、行かせていいものか…」と考えてしまった。
しかし、小2の子に何とも説明しがたく、「じゃあ、行ってらっしゃい」と送り出した。

私がハロウィンという言葉を知ったのは、今から21年前。
バイト仲間の帰国子女から「もうすぐハロウィンでしょ、だから…」と言われ、???で若干バカにされたのだった。
そのときの印象が悪かったせいでもないだろうが、どうもこの行事は私の中では受け入れ難いものがある。
だいたい、あのおばけかぼちゃが好きになれない。同じく、違う文化圏のお祭りであるクリスマスは、サンタクロースといい、ツリーやトナカイといい、ほのぼのと、心暖まる気がするのだが。
その頃、日本人男子高校生がホームステイ先でハロウィンの行事に参加し、知らない人の家を訪問したら警戒されて「Freeze!」と言われ、その意味がわからなかった彼がさらに近づくと、なんとそのアメリカ人は銃で彼を撃ってしまった―という悲惨な事件があった。アメリカで当たり前のように行うイベントに参加した彼の、本当に悲劇であったわけだが、そんなことも私の「ハロウィン」に対するマイナスイメージに影響しているかもしれない。

そもそも、なぜアメリカの行事を日本でもやるのか。
例えばクリスマス。あれはキリスト教文化圏の年に一度の神聖なお祭り。日本でいえばお正月なのである。(欧米では元旦―New Year’s Dayは「祝う」ほど意味を持たないそうだ)「クリスマス休暇」という言葉もあるくらい、社会全体で行う行事、もとは宗教的行事なのだ。本来のクリスチャンの祭りとすれば、もっと神聖な気持ちで荘厳に祝うものなのだろう。

ただ、クリスマス行事はあまりにも良くできすぎている。
「トナカイの引くそりに乗ったサンタクロースが、良い子にプレゼントを届けてくれるイブの夜」。こんなに夢のあるストーリーが他にあるだろうか。この慣わしが、およそキリストの教えが日常的にはびこっている、とは言い難い日本でも根付いてしまったのはムリもないだろう。それは一大商業イベントともなり、日本でも必要不可欠の行事となっているのだ。

おかげで日本の主婦(私)は、クリスマスシーズンが来ると家中を飾り付け、外の木には電飾まで施して、にわかアメリカ人となる。そしてイブまでに子どもの好きなプレゼントをこっそり買っておき、当日は洋風のごちそう作りに精を出す。(最近ではケーキは買っているが)
26日以降はツリー他を片づけ、お正月の準備。今度はおせちの仕度を始めるのである。ただでさえ忙しい年末に、なんと慌しく、節操のないことか。頭の切り替えが必要だ。おかげで、結婚して子どもができて以来、私はこのシーズンが嫌になってしまった。(という気持ちは顔には出さないようにしているが。せっかくの楽しいクリスマスシーズンだからね)
以前、仕事を始める前は友達と集まってクリスマスパーティーをよく開いたものである。サンタの帽子をかぶってお客様を出迎えて。
様々なクリスマスグッズ、それは美的にもセンスいいものが年々増え、まさに大人も楽しめる、一大イベントとなっているのだ。(ホワイトハウスでは歴代ファーストレディーによる「クリスマス・デコレーション」を公開しているらしい。クリントン大統領時代にアメリカにいた友人が、雪の降る中、3時間も並んで見た、ヒラリー夫人によるそれは「この世のものとは思えない」ほど、ファンタスティックな世界だったと感激していた)

話を戻そう。
だから、いろいろ文句を言ってる私も、それは主婦として忙しくなることがイヤなだけで、クリスマスの雰囲気そのものは嫌いじゃないのだ。クリスチャンじゃなくても十分楽しめる様々な要素がある。
しかし、「ハロウィン」。あれについては、やはりなぜ日本でやる必要があるの?
クリスマスに次ぐ一大イベントにしようとの、商業主義に踊らされているだけじゃないの?との思いがどうしてもぬぐいきれない。
そんな屁理屈を言わず、単に仲間や子どもで楽しむパーティーの1種と思えばいいじゃない、という向きもあるだろう。う~ん、たしかにそうなんだろうけど……でも近所を子どもたちが「Trick or treat!?」なんて言いながら、それもネイティブのような発音でまわっていたら…と思うと、なんだか「違うんじゃないの?」と思ってしまう。
ここは日本なんだよ!
(別に国粋主義者というわけじゃないんだけど…)

そして、喜んで出かけていった次男は、なぜかすぐに戻ってきた。お菓子も何も持たないで。「あれ?お菓子をもらいに行ったんじゃないの?」「うん、みんなは行ったんだけどね、ボクね、なんかね…帰ってきちゃった!」
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by gbsatomi | 2004-10-30 07:58 | DIARY


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