アンバランス

物事を肯定的にとらえるキーワード、それが「バランス」だ。
「栄養はバランス良く」 「心身ともにバランスのとれた発達」 「静と動のバランスがほどよく・・・」 人生、何事もバランスが肝心なのだ。

さて、我が身を顧ると、いかにアンバランスな人生を歩んでいることか。

「ナイスバッティン!」 「バックホーム~!」 「セカンドはいって~」

ふと我に返ると、つい最近まで「合唱用の声」を出して「あ~あ う~う~」 なんて歌っていた私が、バットとグローブを持って、大声で叫びながら野球グラウンドをかけまわっている・・・私、いったい何やってるんだろう?

少年野球で毎年恒例の、「リーグ対抗母親ソフトボール大会」の練習期間となった。
今年で4年目、最後の年にキャプテンというお鉢がまわってきた。サボるわけにはいかないのだ。
まあこれは、息子が入ってる以上母親の義務なので、自分が好きで入った合唱サークルとまったくベクトルが違っていても、納得がいくというものである。

問題は私の「公」の顔―働いて報酬を得ている仕事のことだ。
メインの仕事は、月刊ミニコミ紙のライティング。
名刺とカメラを新聞を持って、どこでも取材に行く。市井の人々から有名作家まで、いろんな人に会ってきた。30人くらいのおじ様たちに宴会場でセクハラまがいのコンパニオン扱いを受けた翌日は、カツラかぶってコスプレするビートルズコピーバンドに会って、仕事を忘れて話しこんだことも。まさに悲喜こもごも。
編集部は殺風景な男所帯。会議の時には缶コーヒーかペットボトル飲料をがぶ飲み。最近唯一の同僚だった女性ライターがセミリタイヤしてしまい、会議に来なくなったのでまさに紅一点(紅といえるかどうか・・・)となってしまった。

ここの仕事は、ある意味規則的。毎月7日に新聞を発行するため、仕事は日曜祝日も関係なく日付で動く。だいたい23日前後が原稿の締め切りだ。この後は校正をのぞき、翌月7日前後の会議までは特にやることがない。実働約20日という間で、有職主婦と専業主婦を行ったり来たりしていた。
これはこれで、私の中では「バランスのとれている」状態だった。

そんな私に、昨年秋からもう一つの仕事が加わった。
それは、ある教育産業の現場スタッフ。テレビでよくCMをやってる「K式」だ。
昨年9月、息子二人もお世話になっている、近所の教室を経営するO先生から電話をもらったのがきっかけだった。英語のスタッフがどうしても足りない、という。私の仕事がフルタイムではないと知った先生が、なぜか私に白羽の矢をたてたのだ。

(わたしなんかでいいの~?)

ちっとも自慢にならないが、「非教育熱心」にかけては自信のある母親だ。その教室も、たまたま家の近くにできたので子どもを通わせただけ。もっと言うと、自分で子どもの勉強を見る気がないので「外部委託」しただけ、だったのだ。

「ちょっと考えさせてください」 と言ってから1ヶ月。催促の電話が頻繁にかかってくる。
週に2回、家のそばで、息子たちも通う教室である。職場環境としては悪くない。
何よりもO先生は、熱心で真摯に教育に取り組む方で、そのお人柄をかねてから尊敬していたこともあり、熟考の末、お引き受けすることにした。

結果、この仕事は私の生活のアンバランスさを助長することとなった。
メインの仕事が前述したとおり、「男の職場」みたいなところで女扱いもされずやっているというのに、ここは「女の園」。O先生は私を含めてレギュラースタッフ6人と高校生バイト2人を抱えている。「皆さん、明日は事務局の先生がいらして、ビデオ撮影もされます。パンツスタイルはやめてください。美しく装いましょう」 という世界だ。
なんといっても「教育」産業だ。子どもの手本とならなければいけない。スタッフ全員「清く、正しく、美しく」 という姿勢が見られる。缶コーヒーがぶ飲みの世界ではないのだ。

そして約1年。明日は、今までなんだかんだ理由をつけて逃げ回っていた「スタッフ研修」に初参加する日だ。場所は千葉駅のホテルM。「どんな格好で行けばいいの?」と同僚に聞くと、「結構みんなすごいわよ。ジーンズはやめたほうがいい。食事もするからね」 との話。
普段、ほとんどパンツスタイルの私。う~ん、何を着て行こうか・・・・・

この仕事はそれなりに、私の人生にとっていい経験となっているし、面白みもわかってきた。が、なんせ仕事ごとに「顔」を切り替えなければいけない、という日々。午前中は取材をし、午後教室に行く、ということもしばしばある。その他、細々とこなす主婦業・母親業(妻業)―まあ既婚女性なら当り前のことだが―も、私の中のマストアイテム。
そして「自分の趣味」なる時間も大切にしようとしている。(というか、その時間ばかり追求しようとしている) 1日は24時間。1年は365日。与えられた時間の中で、いかにバランスをとって、効率よく生きていくか。目下の、そして一生の課題である。
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by gbsatomi | 2004-10-27 06:39 | DIARY


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