LIFE BEGINS AT 40 ~ジョンの命日に寄せて

Dear JOHN

あなたが突然いなくなって今日で24年たちました。
早いものですね。世界中のあなたのファンが、この日がくると、いつもあなたのことを偲んでいると思います。そして、流れた月日を自分の人生に重ね合わせて、感慨深く思っているのではないでしょうか。
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あなたの歌声を初めて聴いて衝撃を受けてから30年。
近年あなたの歌声をよく聴くようになり、あなたとの「縁」を感じます。
「縁」なんてなれなれしくごめんなさいね。日本のたかが一ファンとあなたのような超有名人に「縁」なんてあるわけないのに。でも、誰にでもそう思わせる不思議な親近感が、あなたの特徴だと思うのです。スーパースターらしからぬ、身近な人、って錯覚してしまうような…だから、あえて「縁」と言わせてもらいますね。

あのとき、私は18才。日本では9日でした。受験を控えた高校生は、学校帰りに本屋さんをはしごしていました。参考書を読み漁って、気がつけば6時すぎ。慌てて電車にのったとき、ふと目にとまったスポーツ紙の文字。あの衝撃は一生忘れられません。
「ジョン・レノン射殺」

しゃさつ……って?何?どういうこと?
ボキャブラリーのなかった私は、「射殺」とは、犯罪者が受ける刑のことかと思いました。「そんなわけないじゃない、ジョンがそんなこと。だって新曲出したばかりなのに」
外国の新聞にあるような、エイプリル・フールのジョーク?とも思いました。でも今は12月。じゃあ、なぜ?どうしてあんなことが書いてあるの。
頭の中は?マークでいっぱい。「いったい、どういうこと…?」そんな私に、NHKの7時のニュースのアナウンサーの冷静な言葉が突き刺さりました。「元ビートルズのジョン・レノンがニューヨークの自宅前で射殺されました」

あのときから、1年間、あなたのことに関して私の中で時が止まりました。「信じない」ことによって自分を守っていたのだと思います。本当にあなたの死を実感したのは1年後。そのとき初めて悲しくなりました。

時は流れて。18才の少女は、りっぱなオバさんになってしまいました。
ビートルズを卒業してからも、いろいろな洋楽を聴きました。10代の頃、湯川れい子さんが「エルビス命」と言って、多方面で活躍しているのを見て、「私も、こんな40才くらいのおばさんになっても、いつまでもロックが好きでいたい」と思いました。今、まさにそんな日々が私に訪れているのです。そしてそれは、2年前のあなたの命日がきっかけでした。私はそのとき、ちょうど40才でした。

ちょうどその日に仕事で出会った、あるバンドをきっかけとして、今まで知らなかったビートルズの世界が開けました。b0036381_18544178.gif
「コピーバンド」……アマチュアでそのような人たちが、たくさんいるのです。日本の、ここ千葉のごく限られた地域にも。
私が長年秘めていたビートルズへの、そしてあなたへの情熱を、共有できる人たちと出会うことができました。さらには、ビートルズに限らず、昔好きだった音楽のことまで語れるような人の輪も広がったんです。今までそんな環境にいなかった私にとって、これは大きな喜びでした。
コピーバンドっていっぱいあって、それぞれ特徴があって面白いんですよ。例えば「S・F」は、コスプレをするんです。スーツも楽器も、そしてカツラまで。
ここのジョンさんは、同じジョンファンといっても私ほど考えが偏ってなくて、いつももっと広い視野に立った考えを示してくれます。彼はとても研究熱心で、いろいろ教えられることが多く、拙い私との議論にもつきあってくれます。そして彼は私の伴奏で歌ってくれたこともあるんですよ、あなたの曲を。長年の夢が叶った瞬間でした。
「R」というバンドのジョンさんは、あなたに似た声質と風貌で、観客を喜ばせてくれます。あなたに並々ならぬ愛情を持っている人です。マニアックともいえるほど、あなたを研究しています。その尖った考えには、私はしばしば同意してしまいます。ヨーコの事やソロアルバムのことなどね。
「P・O」というバンドのジョンさんは、とても歌の上手な人。彼の「GOD」を聴いたとき、私は、本当に魂が抜けてしまいました。「I was a dream weaver~」の部分は、ホンモノのあなたが歌っているかのようでした。ここ数年日本で行われているあなたのイベントについて、私が意見を述べたら、彼は思わず私の手をとって同意の握手をしてくれました。そのとき「ご同輩!」って言葉が、その手から伝わってきました。

いずれも社会の第一線で活躍している、大の男たちです。世界中のあちこちに、このような人たちがいるのでしょう。彼らが心酔してやまない、あなたの魅力の深さを思い知らされます。
私は女ですけど、あなたのルックスがカッコいいとか思ったことはありません。私が好きなのはあなたの声と歌い方。これが一番好き。シンプルなのに心に残る歌詞、激しさの中にも、ちょっと哀しくてソウルフルなサウンドが好き。そして自分に正直な、気取らない生き方――ハチャメチャな生き方を隠さない所が好き。だから世間でなんと言われようと、私はあなたのことを「愛と平和の使者」なんて思ってません。あなたは、ただのロックンローラー。でも世界で一番カッコいい、真のロックンローラーなのです。

「Life begins at 40」ってあなたは言いましたね。
その40才になった途端にあなたはいなくなってしまった。そして私は40才になってから、あなたの残してくれた素晴らしい音楽によって、人生を少し豊かにすることができました。
だけど人生はいいことばかりじゃない。つらいことも悲しいこともいっぱいあります。でも、あなたの分までも――とても図々しい言い方ですが――私は生きていたいと思います。だって人生は40才から始まる、ってあなたが教えてくれたんだから。

そしていつか天国に行ったなら…あなたに絶対会いたいです。今年、夢の中に出てきてくれたあなたの、そのきれいな茶色の髪を、この目で見たいから。
                          Sincerely,
                            Satomi
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本日、日付が変わるときに、「In my life」を、心をこめて弾きます。
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by gbsatomi | 2004-12-08 19:07 | LOVING JOHN & FAB4


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