マツケンは一日にして成らず

芸能ニュースなど好きじゃない私だが、なぜか芸能ネタが続いている。というのは、先日、「FNS歌謡祭」で話題の「マツケン」を見て、ちょっとしたショックを受けたからだ。b0036381_10104611.jpg紅白に出るとかなんとか、少し前から何となく小耳にはさんではいたが、「ちょっと落ち目の芸能人が話題作りにやってるんでしょ」とタカをくくっていた。高橋秀樹が前にとんねるずの番組で、何だかおちゃらけたキャラを演じて人気者になったことがあったというでしょ、(見たことないけど)それみたいなものだと思ってたのだ。時代劇も廃れてしまったしねえ。

お目当ての「ポルノグラフィティ」が出なくて残念がっている次男は「そうだ、マツケンが出るんだ」などと言っている。「ねえねえ、マツケンサンバって何かお笑い番組から出てきたものなの?」と聞いたら「違うよ。この人が勝手にやってるんだよ」「そんなぁ、勝手に自分からこんなことやって売り出したの?かりにも時代劇のトップスターが…」何だかよくわからないな~。でも一度見てみようかな。そして番組は粛々と進んだ。キッチンにいた私に「ママ、始まるよ」との声。いよいよ「マツケン」の登場だ。よし、暴れん坊将軍様のエンタテイナーぶりを、このSATOMIがたっぷりと見て進ぜようではないか。

総スパンコールの着流し、ヅラにはかんざしのようなものを二本たらしているその姿は、美川憲一も真っ青。「あーあ、大地真央は離婚して正解だったね」などと思ったが、曲が始まってびっくり!正式には「マツケンサンバⅡ」というらしいが、その華麗な舞いは、私の目を釘漬けにしてしまった。
バックに従えるのは、武富士ダンサーズが着物に着替えたような大勢の女性陣、そしてサムライ姿の男性ダンサーズも。51才の「マツケン」は踊る、まわる、走る。広い舞台を縦横無尽に使っている。しかもその「踊り」は抜群に上手いのだ。ガタイがいいのに、動きは軽やか。衣装も相当重いはずなのに、そんな様子は微塵も見せず、常に笑顔。あんなキンキンキラキラの殿様姿と、バックで踊る「バカ殿さま」に出てくるような女中たち…暑苦しいはずのビジュアルなのに、少しもそう見えない。それどころか、サンバのリズムにこちらもウキウキしてしまうほどだ。よく見ると、立ち止まっているようでも細かいステップを刻んでいる。そして舞台の端から端まで走り、踊る。キメのポーズなどの所作はバッチリ!さすがに当代きっての時代劇役者だ。華やかこの上ない。
そして、この踊りを「歌いながら」やることに驚いた。息が切れてる様子はないが、あまり上手くないので「口パク」とも思えない。まあ歌はご愛嬌といったところだが。(意外と声が若い)

とにかく、驚いた。一時的な人気とりのようなものだと思ってたら、大間違いだった。
翌朝、私の唯一の芸能情報源である「とくダネ」から仕入れた情報では、なんと「マツケンサンバ」は、松平健がショー(公演)の一番最後でやるお決まりの演目だという。宝塚歌劇でいう、あの大階段のフィナーレのようなものか。もう10年も前からやってきたもので、最近始めたこの「マツケンサンバⅡ」が特に評判がよく、BSやケーブルテレビで放映されたものが、クチコミで人気が出てきたものらしい。(お笑い番組から派生したものではなかったのね、ごめんなさいマツケンさん)
b0036381_14151345.jpgそして、昨日の番組では、「マツケン」の登場時に瞬間最高視聴率28.5%を記録したというからスゴイ。(私だって、キッチンからとんで行って見たくらいだもんね)。う~ん、やっぱりマツケンはホンモノだ。ぽっと出の若い芸人ではないのだ。「とくダネ」によると、本名:鈴木末七。七人兄弟の末っ子。「師匠」と仰ぐ勝新太郎から「10回焼き鳥屋に行くなら1回高級クラブに行け」といわれて育ったという。いわゆる昔ながらの芸能人なんだなあ。
「マツケンサンバⅡ」の振り付けを依頼するとき、彼は「和洋折衷のものを」と言ったそうだ。
なるほど、着物姿で殿様が「サンバ」だもんね。本来ならミスマッチなことを、上手くこなしている。決してキワモノではなかった。
日舞、殺陣や乗馬に加え、殿様らしく見せる所作のために茶道なども学んでいるに違いない。身のこなしはとにかく軽く、優雅で華やかだ。
「芸」を持っているからこそ代表作もあるし地道に活躍もできるし、こういう「変わりダネ」でも勝負できるんだ。マツケン、すごいなあ、見直したよ。来年はNHK大河の「義経」に弁慶役で出るそうだ。義経役はジャニーズで唯一私が認めるタッキーだというし、ちょっと見てみるかな。みんなが「ヨン様」と言っているときに一人だけ「マツケン様」って言っちゃおうかな。

……すっかり「芸能通」になっちゃってる私。「芸能ニュースなど好きじゃない」と高らかに冒頭に宣言したというのに…それほどマツケンサンバに魅せられてしまったのです。
よくできた(訴求力の高い)CMソングなどは、知らず知らずの間に人の脳裏に焼きついているという。何気につい、そのフレーズが出てくるというように。今、私の頭にリフレインするのは「マツケンサンバⅡ」。1度だけ通しで聞いただけなのに、これもスゴイ。なんだか紅白が楽しみになってきた。「松平健ショー」に行けば、あの踊りが見れるのかな。いやいや、そこまでにはなりたくない。そうなっちゃいけない。かりにも「洋楽ロック」一筋に生きてきた私なのだ。

でも、本当の芸を持った芸能人は好きだ。女優でいうと、藤山直美。あの人は自身が強烈なキャラなのに、役になりきることができる、稀有な役者だと思う。彼女と勘九郎が競演した舞台は見たかった。歌手でいうと岩崎宏美の歌なんてお金出して聞いてもいいな、と思う。まあ、そういうわけで私の好みは一般的な若者の好みとは全然違うようだ。(何、あなた若者のつもり!?)

こうなったら最後まで芸能ネタで。最近若者に人気という「ギター侍」波田陽区。b0036381_1417955.jpg
先日その「芸」を初めてじっくりと見たが、どうも私には解せないものだった。
ところが長男は彼が「斬り~っ!!」と叫ぶたびにケラケラ笑っている。何だか、そこで笑わなければいけないかのように。
「これだったらママは『はにわ』のほうが面白いわ」と言ったら……
「わーっははは。『はにわ』だって!」
「いるじゃない、ベース弾いて歌う人。まだあの人のほうが…ん?(気づく)……あ、『はなわ』かぁ~・・・エへへ…」
「人の名前を間違える」「忘れる」これ、すなわちおばさんへの道。
マツケンもそうだが、おばさんも一日にして成らず。こうしたことを積み重ねて、「真正おばさん」になっていくんだ。。。
気をつけなくっちゃ!
[PR]
by gbsatomi | 2004-12-05 14:25 | DIARY


コスメのことならhttp://satomiomio.exblog.jp/へ!


by gbsatomi

プロフィールを見る
画像一覧

カテゴリ

ごあいさつ
LOVING JOHN & FAB4
MUSIC
DIARY
BEAUTY
FLOWERS

最新のトラックバック

今月のCD-part 2..
from DAYS OF MUSIC ..
卵巣がん
from 卵巣がん
愛はかげろうのように
from BULLVEGA ブログ
[内田勘太郎]ムッシュか..
from MUSICSHELF:最新プ..
Julian Lenno..
from 湘南のJOHN LENNON..
千葉市
from 千葉市の情報
卵巣がんの種類 症状診断..
from 卵巣がんの種類 症状診断と再..

フォロー中のブログ

おかずの『プチ文芸部』
Kayokoの 『Swe...
コスメ道

Link


さつきが丘フィールズ
・愉快な仲間のHP
サマーディ (Samadhi) for Conscious Evolution
・スーパーソムリエ、ワインセラピストさんのブログ。
音楽もいっぱい。
「あいだ」にあるもの
・ジョージ大好きギタリスト、
yujiさんのブログ。
Good Timin'
・あらゆる年代の洋楽に詳しいモスコさんのブログ。
BEAT ODYSSEY.COM
・ジョン・レノンを心理学的
アプローチで研究する
KENNYさんのサイト。
ロックdeシネマ
・元祖ロックからHR/HM、LOUDまで幅広く紹介する
pagさんのブログ
In My Life with the beatles
・ビートルズが3度のご飯よりも好きな、ダン・コレステさんのブログ

♪My Favorite Albums♪

ジョン・レノン「John Lennon /Plastic Ono Band」
まさに「ジョンの魂」がまるごとつまっているかのような、ジョンファンにはバイブル的アルバム。本当にジョンを好きじゃないと、重々しくて聴きにくいかもしれません。でも歌詞はともかく、サウンド面ではシンプルロックの原点のように思います。

「ロックするピアニスト」 ポリーニの「ショパンエチュード」。超絶技巧で弾きまくるこの爆弾のようなCDは、ピアノに興味がなくてもロック好きな人なら、きっと衝撃を受けるでしょう。数あるショパンエチュードの中でも
最高の1枚です。

ライフログ

ジョンの魂 ~ミレニアム・エディション~

ショパン:12の練習曲

以前の記事

2009年 03月
2009年 01月
2008年 09月
2007年 06月
2007年 04月
2007年 03月
2007年 02月
2007年 01月
2006年 12月
2006年 11月
more...

検索

人気ジャンル

ファン

記事ランキング

ブログジャンル

画像一覧